BYDシールの航続距離や充電性能をテスト BYDの最新EVであるシール RWDで恒例の航続距離テストと充電性能テストを行いました。BYDのフラッグシップEVがどれほどのEV性能を実現することができたのか。リアルワールドにおける航続距離や充電スピードをリポートします。 *航続距離テスト まず、航続距離テストの前提条件は以下の通りです。 ・GPSスピードの平均車速が時速100kmになるように調整 ・途中ノンストップ ・充電残量100%までサービスエリア下り線で充電したあと、途中のインターで折り返して、同じサービスエリア上り線まで戻ってくる。充電残量は10%程度以下まで減らし切る ・車内の空調システムは基本的に21℃オート。一部車種で温度調整あり ・車種それぞれのオドメーターとGPS上の距離を補正(今回のシールRWD・19インチ純正タイヤ装着の場合はGPS距離よりも2.2%短く表示) 結果:駿河湾沼津SA下り→甲賀土山IC→清水PA上り ・走行距離:518.8km ・消費電力量:100%→10% ・平均電費:7.12km/kWh(140Wh/km) ・外気温:25〜32℃ ※シールは当該トリップの電費情報が表示されません。他方で直近50kmの区間電費が表示されるので、50km毎に電費をメモ。すべてを平均して電費を算出しています。 よって、航続距離テストの結果から、充電残量100%状態から空になるまで、588kmを走破可能であることが確認できました。 *ハイスピードテスト 次に、ハイスピードテストの前提条件は以下のとおりです。 ・GPSスピードの平均車速が時速120kmになるように調整 ・途中ノンストップ ・車内の空調システムは基本的に21℃オート。一部車種で温度調整あり ・車種それぞれのオドメーターとGPS上の距離を補正(今回のシールRWD・19インチ純正タイヤ装着の場合はGPS距離よりも2.2%短く表示) 結果:駿河湾沼津SA下り→新静岡IC→駿河湾沼津SA上り ・走行距離:94.8km ・消費電力量:90%→69% ・平均電費:5.21km/kWh(192Wh/km) ・外気温:26〜27℃ よって、ハイスピードテストの結果から、充電残量100%状態から空になるまで、461kmを走破可能であることが確認できました。 *充電性能テスト ・使用充電器:ABB製150kW急速充電器(eMP/空冷ケーブル) ・SOC10%〜80%充電時間:40.5分 ・最大充電出力(SOC):105kW(64%) ・30分回復航続距離(航続距離テストベース):305km