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スバルに求めてるのはコレよ! 新型EV「トレイルシーカー」の日本導入を切望!!


TEXT:桃田健史 PHOTO:SUBARU/TET 編集部
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スバルがアメリカで新型EVを公開

うわぁ、これならEVでも買ってもいいかもしれない。日本でもそんなふうに思った人がいるかもしれない。スバルの新型EV「トレイルシーカー」のことである。

毎年恒例4月にマンハッタンで実施された米ニューヨークオートショー。アメリカ国内のみならず世界の自動車産業界がトランプ関税によって大きく振りまわされており、先行き不透明感が増しているなか、トレイルシーカーがかっこいいEVとして、来場者の注目を集めた。

スバル・トレイルシーカー

アメリカ人がトレイルシーカーに惹かれる理由は、とてもシンプルだ。

いわば、ウィルダネスのEVバージョンというイメージがあるのだ。ウィルダネスは、アウトバックやフォレスターに採用されている、スバル米国法人のSOA(スバル・オブ・アメリカ)が独自企画したグレードだ。

スバル・アウトバック ウィルダネス

もはや、ひとつのモデルのグレードというより、サブブランドのような存在価値が出てきた。スバルとしては、そんなウィルダネス効果をEVにも導入したといえよう。

正直なところ、トヨタが主導し、スバルと協業した「bZ4X」と「ソルテラ」の受注はグローバルで大きく伸びたとはいい難い状況だ。

スバル・ソルテラ

スバルとしては、2027年以降に自社開発EVを群馬県大泉に新設する新工場で量産する計画だ。パナソニックエネジーが同工場の近くに電池製造工場を建てるという、スバルとしては事業の大転換期を迎えようとしているところだ。

そうしたEV本格普及期への移行期として、スバルとしては現在の資産をフル活用した新型EVの市場導入が必要だ。生産計画のロードマップでは、2026年を目処にガソリン車とEVの混流ラインを群馬県矢島工場で実現するとしている。

そこにハマるのが、トレイルシーカーだ。合わせて登場した「ソルテラ」のビッグマイナーチェンジと基本構造を共有化しているものと考えられる。

スバル・トレイルシーカーの内装

バッテリー容量は74.7kWh、AWDでのシステム最大出力は375馬力。2026年以降にアメリカでの導入を予定している。日本導入については未定だ。

ソルテラのビックマイナーチェンジ版については当然、日本にも導入されるはずだ。ならば、トレイルシーカーを是非、日本市場に投入していただき、2027年以降のスバル自社開発EVに向けたキックオフになることを期待したい。

あわせて、フォレスター・ウィルダネスについても、トレイルシーカーの存在意義を明確化するため、日本での正規販売を求めたい。

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