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TEXT:TET 編集部
地元の再生可能エネルギーを使って小田原・箱根を駆け巡ろう! BYD ATTO 3とドルフィンがカーシェアリングサービス「西湘・足柄レンたび」に登場

西湘バイパス~箱根ターンパイクでたっぷりEV試乗 BYDのミドルサイズe-SUV「ATTO 3(アットスリー)」が、神奈川県西部で展開されているシェア・レンタルサービスの「西湘・足柄レンたび」に1月27日から新規導入された。また、2月にはコンパクトEVの「DOLPHIN(ドルフィン)」も導入予定だという。 「西湘・足柄レンたび」とは、EVカーシェアリングサービスやeモビリティマネージメントプラットフォームなどを運営するREXEVと、神奈川県内を中心に多数のガソリンスタンドや自動車ディーラーを運営するサンオータスが、2024年10月10日から神奈川県と協力し県西部の2市8町(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町)で展開している、電気自動車と電動キックボードのシェア・レンタルサービスだ。 このサービスの根幹はREXEVが運営するカーシェアリングサービス「eemo」が担っており、同サービスの輸入車ラインアップ第2弾としてBYDのATTO 3とドルフィンが選定され、「西湘・足柄レンたび」に導入された。これによりeemoのサービス全体としては、全7車種の多様なEVを選択することが可能となり、EV購入前の比較検討にもより利用しやすくなったといえる。 今回、「西湘・足柄レンたび」に導入されたATTO 3は、eemoが提供する栄町三丁目ステーションに、ドルフィンはリバティ小田原本町第二ステーションへの設置が予定されている。いずれも神奈川県西部のターミナル駅である小田原駅から近く、小田原城を見学してからクルマに乗って箱根や湯河原などの観光地を目指すのに最適なロケーションだ。また、自動車メディアではお馴染みの試乗コース、西湘バイパスと箱根ターンパイクにもアクセス抜群。最新のEV試乗を兼ねて地域観光をしてみてはいかがだろうか。 また、eemoが取り扱う西湘・足柄エリアのEVは、主に地元で発電された再生可能エネルギーを使用して走行する。また、停車時にはエネルギーリソース、災害時には地域の非常用電源として活用されるといい、地域でEVのメリットを享受し、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みがなされている。 「小田原・箱根・湯河原エリア いつも使いプラン」を利用した場合のレンタル料金は、ATTO3が15分374円(税込)から、ドルフィンは15分264円(税込)からという利用しやすい料金設定も魅力的だ。さらに、「レンたび」では2025年3月31日までキャンペーン割引料金をATTO3に設定しており、これを適用するとドルフィンと同額の15分264円(税込)からとさらにお得になる。 ちょっとした地域住民の日常利用から観光客のお供まで、環境負荷が少なく爽快な走りのEVでぜひ西湘・足柄地域を駆け巡ってもらいたい。

TAG: #BYD #eemo #REXEV
TEXT:TET 編集部
2025年大阪・関西万博開催へ向けてラストスパート! EVモーターズ・ジャパンが大阪メトロに小型乗合EVバスを28台納車

EVモーターズ・ジャパン製を導入 EVモーターズ・ジャパンが、大阪市高速電気軌道(通称:大阪メトロ)に小型乗合EVバスを28台納車すると発表した。 この小型乗合EVバスは、「2025年大阪・関西万博」の開催期間中、大阪市内の森之宮エリアと西エリア・港エリアにおいて2025年10月31日までの期間限定で、オンデマンド方式のバスとして運行される。西・港エリアでは、すでに2025年1月27日から運行されており、森之宮エリアでも順次運行が開始されるという。 今回納車される小型乗合EVバスはエアサスを標準搭載しており、ニーリング機能を働かせることで最低地上高の調整が可能になっている。これにより車いすの乗客もスムーズに乗り降りすることができるのが特徴だ。 また、全長はEVモーターズ・ジャパンがラインアップするEVバスのなかでももっとも短い5.38mとなっており、そのコンパクトさから狭い路地が続くエリアでも運行が可能。乗車定員は10名で、設計値の航続距離は215kmと発表されている。 大阪メトロが小型乗合EVバスを導入した背景 小型乗合EVバスを導入する大阪メトロは、4月に開幕する「2025年大阪・関西万博」の開催にともない、会場へのアクセス路線の大阪メトロ中央線では乗客が大幅に増えることを見込んでいる。その反面、普段から中央線を利用する沿線住民にとっては、交通利便性が低下してしまう恐れがある。その対策として、小型乗合EVバスの導入に踏み切ったと発表している。 オンデマンド方式での運行となるが、これは運行エリア内に乗降場所を路線バスよりもきめ細やかに設け、乗車日時や乗降場所を事前予約で指定することで、バス利用ユーザーのニーズに沿って運行される乗合バスのことを指す。 乗降場所は西エリア(西区および港区の一部区域の約4.6平方キロメートル)にバーチャル乗降場所を含む計79か所、港エリア(港区および西区の一部区域の約4.9平方キロメートル)にも同様に計76カ所設置されるから、通常の路線バスと比べると事前予約の手間はあるものの、かなり細かくポイント設定されていて利便性は高い。 なお、現地に目印が無いバーチャル乗降場所については、大阪メトロが発行する「e METROアプリ」に地図や写真を用いて表示されるという。そして運行時間は7時から22時までとなっている。 いよいよ開幕が迫ってきた2025年大阪・関西万博に向け、地域住民の足にも変化が現れてきたようだ。 ■EVモーターズ・ジャパン 小型乗合EVバス 諸元表 車名:E1乗合 エアサス仕様 全長(mm):5380 全幅(mm):1900 全高(mm):2720 ホイールベース(mm):3130 最小回転半径(mm):6000 座席数:10 内訳(座席7+跳ね上げ座席2+運転席1) 乗車定員(人) :10 内訳(座席7+跳ね上げ座席2+運転席1) バッテリー容量 (kWh): 105.3 航続距離(km)※設計値:215 登坂能力(%):≥25

TAG: #EVバス #大阪・関西万博
TEXT:TET 編集部
マンションの機械式駐車場にもEV用充電器を! ユビ電とファムが集合住宅における充電問題解決へ向けて大きな一歩を踏み出した

集合住宅におけるEV充電の利便性を向上を目指す 日本政府は2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、2035年までに国内での乗用車新車販売を電動車100%とする方針を示している。これに伴い、電気自動車に対する充電設備の整備が不可欠となっているが、日本の人口の約4割以上はマンション・アパートに居住しているといわれ、入居するマンションに充電設備が備わっておらず、例えEVを所有したいと思っていても「自宅で充電できない」という大きな導入障壁が立ち塞がっている。 さらに、都市部のマンションに多く見られる機械式駐車場においては、技術的な制約でEV充電設備を設置することが難しく、EVの普及を阻む要因となっていた。しかし、そのような問題が今後は改善されるかもしれない。 EV充電サービスの「WeCharge」を展開しているユビ電は、機械式駐車場装備のメンテナンスや開発・製造、リニューアルを手がけているファムと業務提携契約を結び、これらの課題解決に向けて動き出すことを2025年1月30日に発表した。 ユビ電には、都市部のマンション管理組合や賃貸オーナーから、敷地内の機械式駐車場にEV充電設備を設置できるか問い合わせが増加しているのだという。しかし、機械式駐車場へのEV充電設備の設置には多くの制約があり、設置可能な駐車スペースが大幅に制限されたり、そもそも設置ができないとされるケースが多く存在するという。そのため、EVオーナーは自宅以外での充電に頼らざるを得ないのが現状で、利便性が大きく損なわれている。 そこで、機械式駐車装置の保守・改修技術を30年以上にわたり続けてきたファムと、マンションEV充電のパイオニアであるユビ電が業務提携することで、課題の多い機械式駐車場での充電環境整備に、両者の技術力と経験を活かして取り組むこととなった。 以下は、この業務提携により実現することとして、両社から発表された概要だ。 ・機械式駐車場でも「じぶん専用の充電環境」を実現 ・全駐車スペースへの充電設備検討が可能に ・平置き駐車場と機械式駐車場を「WeCharge」のサービスで共通管理 ・設置工事から保守まで、ワンストップでの対応 ・設置対象となる機械式駐車装置のメーカーや装置の制約なし ※二段式・多段式装置が対象。パレットが直接駆動力に接続されていない一部メーカーの装置・パレットは非対象。なお、実際の設置可否や設置可能パレット数などの回答は現地調査が必要となる。 ユビ電の山口代表取締役社長は、業務提携の発表にあたり「快適なEV充電をすべての人に届けたい。この提携で、集合住宅におけるEV充電の利便性を向上させ、電気の乗り物をもっと便利に、もっと自由にできる未来を創造していきます」と意欲を示す。 ファムの野村代表取締役社長も「ファムが長年の実績で積み上げた機械式駐車装置の技術やノウハウ、保守ネットワークを活かし、EVシフトの課題解決に貢献していきます」と力強いコメントを発表。 両社はこの提携を通じて、アパート・マンションにおけるEV充電環境の整備を加速し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

TAG: #ファム #自宅充電
TEXT:TET 編集部
祝・大阪オートメッセ初出展! ドリキン土屋圭市のサイン会も行われるヒョンデのブースは注目コンテンツ満載

アツいぞ! ヒョンデの大阪オートメッセ2025 2月7日(金)から9日(日)までインテックス大阪で開催されるカスタムカーショー「第28回 大阪オートメッセ2025」に、ヒョンデが初めてブース出展を行う。その概要がヒョンデから発表されたが、展示内容もさることながら、大阪オートメッセの開催前から開催期間中まで、「これでもか」というほど各種キャンペーンが目白押しなので、ここでまとめてお伝えしたい。 ブースには先ごろの東京オートサロン2025で国内初公開された新型スモールEV「INSTER(インスター)」の展示に加え、ヒョンデの高性能ブランド「N」とカー用品販売大手のオートバックスセブンがコラボレーションし、ドリフトキングこと土屋圭市氏の監修のもと誕生した、Nブランド初のハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N(アイオニック ファイブ エヌ)」専用チューニングパーツ「DK Edition」が展示される。 また、インスターを往年のラリーカーのイメージでカスタムし、鮮やかなレッドとホワイトのカラーコンビネーションが目を惹く「インスター ターマック」も展示予定だ。 土屋圭市氏のサイン会も開催 ブースでは車両展示だけにとどまらず、韓国で人気の恐竜キャラクター「JOGUMAN(ジョグマン)」とコラボした、インスターのオリジナルデザインキーホルダーなどが当たるガチャ「INSTERくじ」が登場。充電走行距離を当てる参加型プレゼントキャンペーンも同時に実施される。 さらに、ヒョンデは大阪オートメッセ会期前と会期中にそれぞれキャンペーンを実施する。まず、会期前の1月28日(火)から行なわれているのは、「CXC大阪 開業準備」特別企画&SNSチケットプレゼントキャンペーンだ。 特別企画は2025年春にヒョンデ直営新施設がオープンするのに先駆けて営業している「Hyundai Customer Experience Center 大阪 開業準備室」を訪問し、ヒョンデの会員登録または会員証を提示すると、大阪オートメッセ2025の来場チケットがプレゼントされるというもの。チケットの数に限りがあるということなので、早めの訪問がいいだろう。 続いて、大阪オートメッセ2025の会期中について。ひとつ目は「Nグッズキャンペーン」で、自身のSNSアカウントを使ってXやInstagramで指定のハッシュタグ「#大阪オートメッセ2025」「#Nの魅力 」「#IONIQ5N」とともに写真を投稿すると、抽選でアイオニック 5 Nのミニ四駆がプレゼントされるという。 ふたつ目は、ブース内でアンケートに答えた方のなかから抽選で、2024年のWRC世界ラリー選手権ドライバーチャンピオンに輝いたヒョンデのラリーマシン「i20 N クーペ WRC」のミニ四駆が当たるというものだ。 さらに、2月8日(土)と9日(日)の13:30からは、アイオニック 5 N専用パーツ「DK Edition」を監修した土屋圭市氏によるサイン会が実施される。 こちらは先着順で、混雑状況により受付を締め切る場合があるというので、DK Editionの開発に直接携わった土屋氏と交流したいならチャンスをお見逃しなく。

TAG: #イベント #ヒョンデ #大阪オートメッセ2025
TEXT:TET 編集部
レース中に600kWの超急速充電で使用可能なエネルギー量10%アップ! フォーミュラEに「ピットブースト」を導入

600kWの超急速充電の実現でレースはさらにエキサイティング 電気自動車の最高峰レース「ABB FIA フォーミュラE 世界選手権」が、2024年12月から2025年7月にかけて行なっているシーズン11の一部のレースにおいて、革新的な新機能「ピットブースト」を導入すると発表した。 ピットブーストは、レース中にピットレーンで600kWの高出力でマシンに超高速充電を行うものだ。各マシンはこのピットストップにより、レースで使用できる総エネルギー量の10%(3.85kWh)相当の追加エネルギーを30秒間で充電することになる。なお、マシンの充電口はドライバーの背後に備わっており、そこに充電プラグを挿入する形で充電を行う。 一般車向けの充電設備に目を向けると、日本国内では最大出力150kWクラスが最高レベルとされ、欧州ではIONITYが整備を進める超急速充電設備が最大350kWの高出力でトップレベルとされている。しかし、フォーミュラEはその2倍近い600kWである。むろん充電設備がいくら強力であっても、マシン側の受け入れ能力が伴わなければ宝の持ち腐れとなる。市販車では叶わないレベルの超急速充電をレースで先行実験するというのが、フォーミュラEとしての目的なのだ。 かの本田宗一郎が言う通り、「レースは走る実験室」なのだから、この大出力による短時間の超急速充電を、まずはレースの現場で確かめるのは、今後の市販EVの開発にあたって十分に価値があるものと思われる。 このため、超急速充電の実戦投入まではさまざまなテストが繰り返され、当初は2024年のシーズン10で導入が検討されていたものの、安全性と信頼性を確保するレベルに達するまでは投入が見送られいていた。そしてようやく目途が立ったことで、シーズン11の次戦、サウジアラビアで行われるジェッダE-Prix(2025年2月14・15日開催)で初の実戦投入が決まった。 ピットブーストの概要 以下はフォーミュラEが発表した、ピットブーストの主な特長だ。 ・34秒間の静止ピットストップを行い、その内の30秒間で600kWの急速充電を実施。レースカーに10%(3.85kWh)のエネルギーを追加 ・指定されたレースで全ドライバーに義務化 ・既存のルールである「アタックモード」とは独立して運用され、チームは両方の戦略要素を同時に管理する必要がある ※「アタックモード」とは、走行ライン外に設置されたアクティベーションゾーンを通過することで、最大出力が50kW増加し、オーバーテイクを容易にする機能。レース中に2回モードを起動し、合計8分間使用することが義務付けられている ・ピットクルーは1台につき同時に最大ふたりまで作業可能。さらにひとりが車両の停止と出発を担当 ・各チーム1台ずつのみに使用可能(同時使用不可) ・超高速充電技術を象徴し、「レースから公道へ」の革新を体現 ・FIAがピットブーストを実施するタイミングを決定し、各レースの21日前にチームに通知 フォーミュラEは、この革新的なピットブーストの導入によって「レース展開にさらなるスリルとドラマが加わり、観客に新たな興奮を提供します」とコメントしている。それは、マシンを操るドライバーとチームが、10%のエネルギー追加によるアドバンテージとピットストップによる一時的に順位を下げるリスクを見極め、最適なタイミングでピットブーストを使用する決断をレース中に行わなければならないからだとしている。 これまでも、ファン投票上位3台に対し、一時的なエクストラパワーが与えられる「ファンブースト」を導入したり、アタックモード使用時に最大50kWのパワーアップと同時に、駆動方式を後輪駆動から四輪駆動に変化させ、圧倒的な性能アップでオーバーテイクの機会を増やすなど、電気自動車による先進性と、モータースポーツが本来持つエキサイティングな面をフォーミュラEは追求してきた。 そこへ新たに加わるピットブーストで、レースにより戦略性を持たせること、そして「レースから公道へ」をテーマとして、レースから市販車に技術的なフィードバックを行なうための先行実験要素は大いに魅力的だといえる。

TAG: #フォーミュラE #モータースポーツ #超急速充電器
TEXT:TET 編集部
仮想世界の日産のショールーム「NISSAN CROSSING」がリニューアル! 特別仕様車「ビームス エディション」とのフォトコンテストを開催中

自身のアバターにお気に入りの一着を着せて「ビームス エディション」と撮影しよう! 日産自動車は、メタバース上のVRギャラリー「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」をより多くの方々に楽しんでもらえるよう、大規模なリニューアルとともに世界観を一新した。また、1月27日から2月9日までの期間限定で、 ビームス監修の特別仕様車「ビームス エディション」を展示し、フォトコンテストを開催している。 日産は、2021年にソーシャルVRサービスのVRChat内にVRギャラリー「NISSAN CROSSING」を開設。以後、さまざまなイベントやコンテンツを公開し続け、新たなコミュニケーションの場を広げている。日産はこれまでメタバース上での活動を通し、とくに若い世代やクルマとの接点が少なかった層に対し、日産の技術や取り組みの理解を深めてもらう場としてメタバースの有用性を見出してきたという。 また、メタバース上のコミュニティにおいては、友人たちとの集いや同じ体験を共有することができ、日産のワールド内での体験も発信されている。 VRギャラリー「NISSAN CROSSING」はその名が表す通り、日産が銀座に構える本物のギャラリーを忠実に三次元化したもの。外観から施設内部に至るまで本物さながらに再現され、世界中のどこからでも日産のシンボリックなギャラリーを仮想空間で訪れることが可能になっている。 今回のリニューアルにより、銀座の街並みをネオンのアウトラインで表現し、建物内の装飾もアップデートされた。また、ビームス監修の特別仕様車「ビームス エディション」全6車種のなかから、軽EVの「サクラ」をはじめ、「ルークス」「エクストレイル」をVRギャラリー内に展示し、見学することができる。 併せて自身のアバターにお気に入りの一着を着用し、展示中のビームス エディションと一緒に写真撮影を行い、コメントを添えて応募するフォトコンテストも開催されている。撮影された写真のうち、最優秀賞および優秀賞を受賞した3名の写真は、後日VRギャラリーの「NISSAN CROSSING」内に提示されるという。 また、副賞として、最優秀賞に輝いた1名には、日産オリジナルのベアブリック「NISSAN BE@RBRICK “Sakura at Japanese Dawn 暁の桜”100% & 400%」が贈られる。 優秀賞2名のうち1名には、フェアレディ Z NISMOの1/43スケールダイキャストモデルが贈られる。 もう1名の受賞者には、BEAMS公式BOOTHショップで販売中の3D衣装から、好きなものを1点選んでプレゼントされる。 VRChat内「NISSAN CROSSING」の利用方法や、フォトコンテストへの応募方法などは、下記を参照されたい。 ■フォトコンテスト 応募期間:2025年1月27日(月)14:00〜 2025年2月9日(日)23:59 応募方法:VRギャラリー「NISSAN CROSSING」内でお気に入りの一着を着たアバターと特別仕様車「ビームスエディション」と一緒に撮影した素敵な1枚を、コメントと共に応募 公式X(旧Twitter)アカウント(@NissanJP)をフォロー後、ハッシュタグ「#NISSAN_BEAMS」を付けて投稿 入賞者発表:3名の方を選定し、VRギャラリー「NISSAN CROSSING」2Fスペースにて、入賞写真を掲示いたします。

TAG: #NISSAN CROSSING #キャンペーン #日産
TEXT:TET編集部
BYDが日本専用の中型EVバス「J7」の年内納車を発表! そして次に日本で狙う市場はEVトラックだった

BYDのEVバス日本参入10周年でEVトラックにも進出 BYDジャパンが1月24日(金)に開催した「BYD事業方針発表会2025」で、日本市場向けに専用開発した中型EVバス「J7(ジェイセブン)」を初披露。年内に納車が開始されることを発表した。 また、今後のBYD商用車部門の事業方針のひとつとして、EVバスに続き、日本国内のEVトラック市場にも新規参入することを宣言。 BYDジャパンは、乗用車部門が2023年1月に日本市場での販売を開始する遥か前である2015年から、日本のEVバス市場に参入している。以来、累計350台のEVバスが全国に納車されたというが、EVバス市場参入10年という節目を迎えた2025年、今度は日本のEVトラック市場に参入することになる。 EVトラックの販売開始時期は2026年以降とされ、順次ビジネス展開を始める予定だという。BYDは「今後はEVバスとEVトラックの両輪で、多様性あふれる商用EV車両の販売を強化し、さらなる日本の公共交通ならびに物流分野での車両の電動化を力強く推進するとともに、日本のカーボンニュートラル社会の発展に向け、取り組みを強化していきたい」と意気込みを表明している。 新型の中型EV路線バス「J7」でフルラインアップ完成 さて、初披露された中型EVバス「J7」の話に戻そう。BYDのEVバスは、現在小型の「J6」および大型の「K8」がラインアップされている。とくにJ6はモデル名が示すように、日本市場のニーズに合わせて開発された日本専用設計の小型EVバスだ。 そこに、中間サイズといえる車幅2.3mの中型EVバス「J7」が今回新たに加わり、これで大中小3つのEV路線バスのラインアップを完成させた。 J7の全長8.99m、全幅2.3m、全高3.25mというボディサイズは、まさに日本市場における中型路線バスのサイズにぴったり収まる寸法だ。また、電動駆動システムであるeアクスルも専用設計され、完全に日本市場にアジャストして設計された日本向け中型EV路線バスになっている。 駆動用バッテリーは、BYDのEVを象徴するリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの「ブレードバッテリー」を搭載している。天井部分と後部に容量192.5kWhのバッテリーを効率よく搭載することで、「J6」「K8」と同様に、乗車後の段差がないフルフラットな床面を実現している。 なお、この中型EVバス「J7」の全国メーカー希望小売価格は、3650万円(税別)となっている。 BYDの商用車部門は、日本全国に6拠点の事業所を構え、主にサービス関連のサポート業務を行っている。また、2024年からは緊急時の対応として、24時間365日対応のロード・サービス、「BYD(EV)バス サービスコール」と「BYD(EV)バスロードサポート」の運用もスタートしている。 これらにより、運行事業者はBYDのEVバスを安心して使用することができるわけで、その結果、日本国内のEVバス市場においては、BYDが7割強のシェアを獲得するまでに至っているそうだ。 今後参入するEVトラック市場でも、EVバスの実績を携えシェアを奪いにいくのか、その動向が注目される。

TAG: #BYD #EVトラック #EVバス
TEXT:TET 編集部
2025年のBYDの見どころはフラッグシップSUV「シーライオン7」の導入だけじゃない! PHEVモデルも日本市場に殴り込み

新型クロスオーバーe-SUV「シーライオン7」を日本導入 2025年1月24日、中国の自動車メーカーであるBYDの日本法人BYD Auto Japanが、日本に導入する4番目のEVモデルとして、新型クロスオーバーe-SUVの「SEALION 7(シーライオン7)」を、2025年4月から全国のBYD正規ディーラーで販売を開始すると発表した。 先ごろ開催された東京オートサロン2025で日本初公開となったシーライオン7は、伸びやかでエレガントな外観が特徴のクロスオーバーe-SUVだ。海洋生物の自由さや美しさから着想を得てデザインされたというBYDの乗用車「海洋シリーズ」に含まれるモデルで、シーライオン7はそのトップモデルに位置する。 それだけに、ボディは全長4830mm、全幅1925mm、全高1620mmの堂々としたサイズになっている。他社ではレクサスRZやメルセデス・ベンツGLCと近しいサイズで、要はクロスーバーSUVらしいワイド&ローなフォルムを持っているということだ。 シーライオン7は4月の販売開始時点でふたつのグレードを設定する予定。ひとつはリヤに最高出力230kW、最大トルク380N・mのモーターを搭載する後輪駆動モデルの「シーライオン7」で、もうひとつはフロントにも最大出力160kW、最大トルク310N・mのモーターを備えた四輪駆動モデルの「シーライオン7 AWD」だ。 バッテリーはグレードに関わらず、総電力量82.5kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載する。システム最大出力の違いから、一充電走行距離は後輪駆動モデルのシーライオン7が50kmほど長く、590kmとなる模様。 このあたりの細かな数値に関しては、2025年1月24日時点の情報となり、実際の販売時には多少数値が異なってくる可能性がある。そのため、あくまでも参考数値として捉えていただきたい。 BYDのPHEV車両が日本に初導入される さて、BYDからはもうひとつ重要な発表があった。具体的な車種名は言及されていないが、BYDのプラグインハイブリッド車両(PHEV)を日本に導入することが今回明らかにされた。これまではバッテリーEV(BEV)のみを日本展開していたBYDだが、今後はPHEVをそのラインアップに加えることで選択肢を広げ、さらなる顧客拡大を期待する。 BYDのPHEVは、高効率のPHEV専用エンジンとモーター、ハイブリッド専用の変速機、最新のバッテリーマネジメントシステムなどが連携した「DM-i(デュアルモード・インテリジェント)」と呼ばれるシステムを搭載し、優れたパワーと燃費性能を両立しているのだという。 具体的な導入時期や詳細については後日案内するとされたが、国内100拠点のディーラー整備と並行し、これまでのBEV一辺倒の体制からPHEVも加えた車種ラインアップの拡充で、日本市場への攻勢を一層強める構えだ。 なお、BYDは中期的にはこれらBEVとPHEVを組み合わせ、7~8モデルを日本市場向けにラインアップする意向であることも同時に発表している。 2025年もシーライオン 7の発売開始を手始めに、BYDの存在感は増していきそうだ。

TAG: #BYD #シーライオン 7 #新型車
TEXT:TET 編集部
誰にでも当選チャンスあり! BYDが春節を祝ってATTO 3をプレゼントキャンペーンを開催

BYDが中国車メーカーらしいキャンペーンを実施中 BYDが2025年1月24日(金)から2月4日(火)までの期間限定で、抽選でBYDのミドルサイズe-SUV「ATTO 3(アット・スリー)」が1名に当たる、「BYD ATTO 3 春節プレゼントキャンペーン」を実施している。 中国文化を色濃く反映しているアジア諸国では、いわゆる1月1日の元旦から始まる正月の三が日よりも、旧暦の元旦にあたる春節を盛大に祝う文化があることは多くの人がご存知だろう。2025年の春節は1月29日とされており、日本でも横浜や神戸の中華街では大変な賑わいが見込まれている。 その春節を間に挟む期間で、BYDが中国メーカーらしく春節を祝うかのようなキャンペーンを実施している。それは、スキーホワイトのボディーカラーに彩られたEVのミドルサイズSUV「ATTO 3」が1名に当たるというもの。しかも、キャンペーンへの応募は誰でもOKという大盤振る舞い。 応募に関しても、専用の応募フォームにメールアドレスなど必要事項を入力し、申し込み完了メールがBYDから届けば応募が完了という手軽さだ。 BYD ATTO 3は、BYDが独自開発した「ブレードバッテリー」を搭載したEV専用プラットフォーム「e-Platform 3.0」を採用している。これによりWLTC値470kmの航続性能と高い安全性、フラットな床面による広い車内空間、さらに440リットルの荷室空間を実現した実用性の高いe-SUVとなっている。 2024年3月のマイナーチェンジでは、内外装に新色が設定されたほか、車内のタッチスクリーンが12.8インチから15.6インチに拡大。BYD Storeが内蔵され、「Amazon Music」「検索ブラウザ」「カラオケ」の3つのアプリ取得が可能になっている。ちなみに「カラオケ」アプリ用として、別売りのマイクが後日販売される予定になっているあたり、BYDのユーモアさを感じさせるところだ。 さらに「春節なんだし、応募条件なんか付けないでクルマ1台プレゼントしちゃおう」というBYDの心意気、BYDって案外お茶目なメーカーなのかもしれない。 <BYD ATTO 3 春節プレゼントキャンペーン概要> ■応募フォーム https://txkb.f.msgs.jp/webapp/form/24953_txkb_71/index.do ■応募期間 2025年1月24日(金)10:00〜2025年2月4日(火)23:59 ■応募方法 (1)所定の応募フォームに必要事項を入力し応募 (2)応募完了後に、(1)で登録したメールアドレス宛に「申し込み完了メール」が送信される。ドメイン指定受信を設定されている方は、「@byd.co.jp」からのメールを受信できるように設定しておく (3)当選告知に関して、居住地域または近隣のBYD正規販売代理店より連絡 ※応募は全キャンペーン期間を通し、ひとりにつき1回限り有効

TAG: #ATTO 3 #BYD #キャンペーン
TEXT:斎藤 充生
ヒョンデ新型EVは第4の刺客にして真打ち登場か? サイズも価格も軽EVを徹底的にマークした「インスター」

万能性こそインスターの特徴 東京オートサロン2025の会期初日にあたる1月10日(金)に、ヒョンデがスモールEVの「INSTER(インスター)」を発表し、同日から先行予約の受付を開始した。 いまや世界第3位の販売台数を誇る自動車メーカーの新型車日本導入発表ということもあり、ヒョンデブース内は報道関係者で寿司詰め状態。また、韓国のHyundai Mobility Companyからは、ジョン・ユソク副社長が駆けつけるなど、ヒョンデ側の熱量も感じられるカンファレンスとなった。 その冒頭で、Hyundai Mobility Japanの七五三木社長から、他人からどう見られたいかを優先してクルマ選びをしてはいないだろうかと問題提起がなされた。それに対し「ヒョンデは、それぞれの皆さまがクルマをどう使いたいか? に合わせて選ぶものだと考えます」と提唱。 十人十色のクルマの使い方があるなかで、インスターは裾野を広く、多くのユーザーに満足してもらうために万能性を重視したスモールEVに仕立てたと説明。 インスターのエクステリア そして、アンベールされた注目のスモールEV「インスター」は、全長3830mm×全幅1610mm×全高1615mmという数値以上に、大きく堂々とした姿で我々の目の前に現れた。フロントフェイスにはファニーな丸形のLEDランプと、その上部にヒョンデEVを象徴するピクセルグラフィックがウィンカーランプとして配され、存在感を演出している。 サイドビューは、フロントとリヤを明確に分ける骨太のBピラーと、クロスオーバーSUVをイメージさせるフェンダー処理により、コンパクトなボディサイズに力強さを与えている。 それは、腰高なフォルムとこのクラスにしては珍しいルーフレールを採用しているところも大きいだろう。 ファニーさと無骨さが共存するインスターは、いわゆる「カッコかわいい系」のデザインで、街でも山でもアクティブに動きまわれそうなイメージをデザインから醸し出している。 インスターのインテリア 時間の都合上、じっくりと見ることは叶わなかったが、コラムタイプのシフトレバーを採用してたインテリアは、前席左右の足元空間にも余裕があり、クラスレスな快適性が備わっている印象だ。また、展示されていた「ラウンジ」グレードを含め、「ボヤージュ」との2グレードは、前席にシートヒーター付き合成皮革シートが奢られ、ステアリングヒーター付き本革巻きステアリングも備えるなど、装備の充実ぶりが目を見張る。 インパネまわりは、EVらしく10.25インチの高解像度メータークラスターとセンターのナビゲーションシステムのふたつの大画面ディスプレイから成るデジタルコクピットですっきりとしている。 全幅が1610mmであることから、後席は無理に3人がけとせず、ゆとりを持たせてふたりがけとしている。つまり、ヒョンデ・インスターの乗車定員は4名だ。その反面、リクライニングとシートスライド機構、さらに前後席のフルフォールディング機構を取り入れて快適性と多彩なシートアレンジを実現している。 このあたりの空間の使い方やデザインに関しては、韓国版の軽自動車にあたるヒョンデ・キャスパーを開発する際に、開発陣が日本にやってきて軽自動車を徹底的に調査したことが生きているのだと発表会の最後に明かされた。 だからインスターはグローバル向けのスモールEVでありながら、日本で使いやすそうなボディサイズで、さらに高効率なスペースユーティリティが備わっているのかと妙に納得した。 さらに、ヒョンデのEVに共通して装備されているV2L(Vehicle to Load)がこのインスターにも全車標準装備されている。これにより車内外で電化製品を使用できるので、最近流行りの家電キャンプをするのにも都合がいい。 インスターのEV性能とグレード別車両価格 さて、インスターのEVとしての性能はどうだろうか。バッテリー容量と最高出力はベーシックグレードたる「カジュアル」が42kWh/71kW、中間の「ボヤージュ」と上級の「ラウンジ」は49kWh/85kWと差がつけられている。このバッテリー容量と装備の一部省略化により、「カジュアル」は284万9000円という戦略的な価格設定が実現した。 国土交通省の型式認証を取得中のため、今回の発表では日本仕様の一充電航続距離は公表されなかったが、欧州仕様車で49kWhのラウンジが370kmとされているので、42kWhのカジュアルはおおよそ300km強になると見るのが妥当だろう。価格帯が近い軽EVに対し、この足の長さは圧倒的なアドバンテージになるかもしれない。 また、足まわりと運転支援機能に関しては、日本に拠点を構えるヒョンデのR&Dセンターが、日本の道路、交通環境に合わせた専用チューニングを施し最適化を図っているという。 その運転支援機能は、高速道路で前方車両との車間距離を維持する高速道路ドライビングアシスト(HDA)や、車両の周囲の状況をモニターに表示するサラウンドビューモニター(SVM)などのほか、ヒョンデでは初となるペダルの踏み間違いによる急加速を抑制する「PMSA」を採用し、機能の充実による安全性の向上に努めている。 航続性能を求めるがあまり肥大化の一途をたどるEVにあって、日本の道路・駐車場環境に適したサイズにして、室内空間も必要十分。それでいて車両本体価格は軽EVに対抗しうる戦略的な設定。ヒョンデ第4の刺客にして真打ち登場といったところか。納車は5月ごろからを予定しているという。 ■ヒョンデ・インスター グレード別車両本体価格(税込み) Casual :284万9000円 Voyage:335万5000円 Lounge: 357万5000円 ■車両スペック(Loungeグレード)

TAG: #インスター #ヒョンデ #東京オートサロン2025
連載企画 一覧
VOL.15
本当に日本はEVで「立ち遅れた」のか:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第15回

ジャパン・モビリティ・ショー開催でにわかに沸き立つ日本のEVマーケット。しかし現実の販売状況は日本において大きく立ち遅れている。技術では先導してきたはずの日本メーカーは、なぜEVで世界をリードできていないのか。この分野のベテランジャーナリストである御堀 直嗣が解説する。 日本の低いEV市場占有率 日本は、世界に先駆けて電気自動車(EV)の市販に踏み切った。2009年に三菱自動車工業が、軽自動車EVの「i-MiEV」を法人向けにリース販売しはじめ、翌10年には一般消費者向けへの販売も開始した。同年には、日産自動車も小型EVの「リーフ」を発売した。この2社によって、EVの量産市販が実現し、ことにリーフは海外への販売も行われ、「i-MiEV」はフランスの当時PSA社にOEM供給された。リーフの販売は世界で累計65万台に達し、その他EVを含めると、日産は世界で100万台のEV販売の実績を持つ。そのうち、日本国内は累計23万台である。 ちなみに、米国テスラは2022年では年間で約130万台、中国のBYDは同年に約90万台規模へ成長している。 同時にまた、世界共通の充電規格であるCHAdeMO(チャデモ)も準備され、リーフが販売される世界の各地域にCHAdeMO充電器の設置が動き出した。 それらを背景に、経済産業省は2012年度補正予算で1,005億円の補助金を計上し、全国に約10万基の充電器を整備するとした。この補助金は全額支給でないため、トヨタ/日産/ホンダ/三菱自の4社が資金を拠出し、補助金で賄いきれない残額を補填することに合意した。 しかし、現在の充電器の数は、急速充電と普通充電を合わせて約2万基である。 国内の新車販売において、EVが占める割合は1%以下という状況が長く続いた。昨2022年、「日産サクラ」と「三菱eKクロスEV」が発売となり、1年で5万台以上を販売することで2%ほどの占有率になろうかという状況にある。 一方、世界全体では、EVの市場占有率が13%になる。米国は5.8%、欧州は12%、中国は21%となっており、日本がいかに低水準であるかがみえてくる。 日本でEV普及が進まなかった理由 EVの先駆者であった日本が、なぜ欧米や中国の後塵を拝するようになったのか。 最大の要因は、せっかく1,005億円という充電基盤整備に対する経済産業省の支援があったにもかかわらず、急速充電器の整備にばかり世間の目が行き、EV利用の基本である基礎充電、すなわち自宅での普通充電(200V)の重要性が広がらなかったからである。ことに、マンションなど集合住宅の駐車場と、月極駐車場への普通充電設置がほぼできなかったことが原因であった。 EVの充電は、普通充電で8~10時間、あるいはそれ以上かかるとされ、これが単純にガソリンスタンドでの給油時間と比較されて、使い勝手が悪いとさまざまな媒体を通じて流布された。いまでもそうした論調が消えていない。しかし、自宅で普通充電できれば、寝ている間に満充電になるので、翌朝出かけるときは満充電で出発できる。 戸建て住宅に住む人はそれができた。ところが、戸建て住宅でも自宅に車庫がなく月極駐車場を利用する人は、近隣の急速充電器を利用しなければならなくなった。 集合住宅に住む人は、敷地内に駐車場が併設されていても、管理組合の同意が得られず普通充電ができない状態に陥った。無知がもたらした悲劇だ。EVを買う意思があっても、手に入れにくい状況があった。 集合住宅の管理組合で賛同が得られない最大の理由は、幹事がEV時代を予測できず、また自分には関係ないとして無視され続けたことにある。設置の経費は、ことに当初は補助金と自動車メーカー4社による補填があったので、ほぼゼロであった。現在でも、施工業者が残金を負担するなどのやりくりで、集合住宅側の負担が軽く済む仕組みが出てきている。それでもなお、管理組合で合意を得るのが難しい状況は払拭できていない。 基礎充電の普及を目指す業者の間でも、さらに難しいとされるのが月極駐車場への普通充電の設置だ。月極駐車場を管理する不動産業者の理解を得にくいという。

VOL.1
リッター200円にもう限界……給油の“枷”をぶっちぎれ!【モデルサードインパクト vol.1】

ガソリン高い、燃費も悪い、限界だ! かつてないほどの猛暑に喘いだであろう今夏。「もういいよ」「もう下がってくれ」と、気温に対して誰もが感じていたと思うが、自動車ユーザーはガソリン価格に対しても同じことを思っていたのではないだろうか。 リッターあたり170円、180円、190円、そして200円の大台を突破……給油をするたびに、誰もが憂鬱な気分になったはずだ。小生はドイツの某オープンスポーツカーに乗っているのだが、リッターあたり平均10kmでハイオク仕様。愛車にガソリンを入れるたび、顔が青ざめていた。 「高額給油という枷から解放されたい……」 EVの購入を決意した所感である。クルマを走らせることは、本来喜びのはず。給油のたびに落ち込むのは本望ではない。 小生は、THE EV TIMES(TET)の編集スタッフを務めています。この9月、「テスラ・モデル3・パフォーマンス」を購入しました。新たな愛車と共に進むEVライフを「モデル・サードインパクト」と銘打ち、連載で紹介していこうと思います。 EVは便利だと実感した「日産リーフ」 小生が初めて体験したEVは「日産リーフ」(2代目)である。遡ること2017年、「リーフ」が2代目になった頃、日産が全国で試乗キャラバンを開催し、小生はその試乗アテンダントを担当していた。そこで「リーフ」を存分に運転することができたのだ。 それゆえ、EVの利便性の高さを実感することになった。スポーツモデル顔負けの力強くスムーズな加速にまず驚いたのだが、給油という枷から外れて自由に走り回れることが大変な魅力に感じた。アイドリング状態でエアコンを入れっぱなしでもガソリン代を気にせずに済む。車内でPCを開けば、そのままオフィスになる。車の用途が無限大に広がると感じた。 充電時間も特別長いとは感じなかった。充電残量が50%くらいになったら、急速充電を使用してあっという間に80%まで回復できる。ちなみに100%まで充電した場合、280kmを走れる表示が出ていたと記憶している(当時は寒い季節で暖房を使用した)。ちょっとした遠出も十分に対応可能。「EVなんて不便」という印象は全く抱かなかった。そこで薄々と「将来はEVもアリだな」と思ったのだ。

VOL.20
VW「ID.4」オーナーはアウトバーンを時速何キロで走る? [ID.4をチャージせよ!:その20]

9月上旬、スイスで開催された「ID.TREFFEN」(ID.ミーティング)を取材した際に、参加していた「ID.4」オーナーに、そのクルマを選んだ理由などを聞きました。 フォルクスワーゲン一筋 鮮やかな“キングズレッドメタリック”のID.4で登場したのは、ドイツのハノーファーからはるばるスイスに駆けつけたデュブラック・マルクスさん。「フォルクスワーゲンT3」のTシャツを着ているくらいですから、かなりのフォルクスワーゲン好きと見ましたが、予想は的中! 「18歳で免許を取ってからこれまで30年間、フォルクスワーゲンしか買ったことがないんですよ」という、まさにフォルクスワーゲン一筋の御仁でした。 彼の愛車はID.4のなかでももっともハイパフォーマンスな「ID.4 GTX」。日本未導入のこのグレードは、2モーターの4WD仕様で、最高出力220kW(299PS)を発揮するというスポーツモデル。こんなクルマに乗れるなんて、なんともうらやましいかぎりです。 そんなマルクスさんにID.4 GTXを購入した理由を尋ねると、「これからはEVの時代だと思ったので!」と明確な答えが返ってきました。とはいえ、ID.ファミリーのトップバッターである「ID.3」が登場した時点ではすぐに動き出すことはありませんでした。「1年半くらい前にID.4 GTXを試乗する機会があって、踏んだ瞬間から力強くダッシュするID.4 GTXのパンチ力にすっかり惚れ込んでしまい、即決でしたよ(笑)」。

VOL.14
欧州メーカーはなぜ電気自動車に走ったのか?:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第14回

EVの知識を、最新情報から「いまさらこんなこと聞いていいの?」というベーシックな疑問まで、ベテラン・ジャーナリストが答えていく連載。今回は欧州メーカーの特集です。 日本市場参入が遅かった欧州製EV 日本市場では、欧州からの電気自動車(EV)攻勢が活発に見える。ドイツの「BMW i3」が発売されたのは2013年秋で、日本市場へは2014年春に導入された。 日本の自動車メーカーがEVを市販したのは、2009年の「三菱i-MiEV」の法人向けリースが最初で、翌2010年には「i-MiEV」も一般消費者への販売を開始し、同年に「日産リーフ」が発売された。「i3」の発売は、それより数年後になってからのことだ。 ほかに、フォルクスワーゲン(VW)は、「up!」と「ゴルフ」のエンジン車をEVに改造した「e-up!」と「e-ゴルフ」を2015年から日本で発売すると2014年に発表した。だが、急速充電システムのCHAdeMOとの整合性をとることができず、断念している。その後、VWは「e-ゴルフ」を2017年秋に販売を開始した。EV専用車種となる「ID.4」を日本に導入したのは、2022年のことだ。フランスのプジョーが、「e-208」を日本で発売したのは2020年である。 以上のように、欧州全体としては、EVへの関心が高まってきたのは比較的最近のことといえる。 くじかれたディーゼル重視路線 欧州は、クルマの環境対策として、自動車メーカーごとの二酸化炭素(CO2)排出量規制を中心に動いてきた。そして2021年から、1km走行当たりの排出量を企業平均で95gとする対処方法を考えてきた。EU規制は、販売する車種ごとのCO2排出量を問うのではなく、販売するすべての車種の平均値で95gを下回らなければならないという厳しさだ。 対策の基本となったのは、ディーゼルターボ・エンジンを使った排気量の削減と、出力の低下を補う過給器との組み合わせを主体としつつ、ハイブリッドによるさらなる燃費の向上である。 既存のディーゼルターボ・エンジンをできるだけ活用しようとする考えは、欧州メーカーが補機用バッテリーの電圧を世界的な12ボルトから、36ボルトや48ボルトに変更することによるマイルドハイブリッド化に注目してきた様子からもうかがえる。 ところが、2015年にVWが米国市場でディーゼル車の排出ガス規制を偽装していたことが明らかにされた。公的機関での測定では規制値を満たすものの、実走行で急加速などした際に基準を上回る有害物質が排出され、それによって力強い加速を得られるようにした制御が発覚したのである。その影響は、VW車だけでなく、アウディなどVWグループ内に広く影響を及ぼした。

VOL.3
ボルボは新型EVの「EX30」でインテリアに新たな価値を与え、空間を最大限、利用する!

ボルボはEX30の室内で多くの新たなチャレンジを行なっていると謳う。その詳細を小川フミオ氏が訊いていく。連載1回目はこちら、2回目はこちら。 冷たさの排除し素材を“素直”に使う EX30のインテリアが、他車と決定的に違うのは、金属的な表面処理がほとんど見当たらないこと。それは意図的にそうしたのだと、インテリアデザインを統括するリサ・リーブス氏は言う。 「心したのは、冷たさの排除です。使う素材はオネスト、つまり木に見えるものは木であり、また同時に、リサイクル素材を人間にやさしいかたちで使用しました」 インテリアは「ブリーズ」(やさしい風)をはじめ「ミスト」(もや)、「パイン」(松)それに「インディゴ」と4種類(日本はそのうち「ブリーズ」と「ミスト」を導入)。 「ブリーズを例にとると、デザインインスピレーションはサマーデイズ。シート表皮の素材はピクセルニットとノルディコ、ダッシュボードの飾り材はパーティクル、そして空気吹き出し口のカラーはブルーです」 リーブス氏は説明してくれる。 「ピクセルニットはPETボトルをリサイクルしたもの。それを3Dニッティング(立体編み)プロセスでシート用素材にしています。組み合わせるノルディコは、PETボトルなどのリサイクル素材、北欧で計画的に伐採された木から採取された素材、リサイクルされたワインコルクなどで作られたテキスタイルです」 ダッシュボード用のパーティクルは、窓枠やシャッターを中心に工業廃棄物であるプラスチックを粉砕したものだし、フロアマットは漁網をリサイクルしたという。 「リサイクル材とともに、インテリアは雰囲気を統一したので、私たちは“ルーム”という名を与えています。インディゴの場合、デザインインスピレーションは”夜のはじまり”で、デニムをリサイクルしたときに余る糸を使った素材をシート表皮に使っています」 シートじたいは「スニーカーにインスパイアされた形状」(メイヤー氏)だそうだ。

VOL.2
ボルボの新型電気自動車「EX30」にはスターウォーズのデザインが取り入れられている!?

エンジンの回転の盛り上がりには、時に人間的な表現が用いられる。しかしBEV(バッテリー電気自動車)はエンジンもなく無音なため、より無機質な、機械的な印象が強くなる。ボルボはそんなBEVに人間的な要素を入れたと主張する。連載1回目はこちら。 どことなく楽しい感じの表情 ボルボEX30は、いってみれば、二面性のあるモデルだ。ひとつは、地球環境保全(サステナビリティ)を重視したコンセプト。もうひとつは、大トルクの電気モーターの特性を活かしたスポーツ性。 デザイナーは「いずれにしても、BEVと一目でわかってもらうデザインが重要と考えました」(エクステリアデザイン統括のTジョン・メイヤー氏)と言う。 「もちろん、昨今ではICE(エンジン車)かBEVか、デザインをするときあえて差別化をしないのが世界的な流れです。ただし、私たちとしては、スカンジナビアデザインの原則を守りつつデザインしました」 メイヤー氏の言葉を借りて、この場合のスカンジナビアデザインの肝要を説明すると「形態は機能に従う」となる。 「そこで、上部に開口部とグリルはもたせないようにしようと。ただし(インバーターなどのために)空気を採り入れる必要はあるので、下にインレットは設けています」 ボルボ車のデザインアイディンティティである「トール(神の)ハンマー」なる形状のヘッドランプも採用。ただし、カバーで覆った一体型でなく、四角いLEDのマトリックスが独立しているような形状があたらしい。 「そうやって出来上がったのがこのデザインです。顔になっていて、そこには眼があって、鼻があって、口があるんです。どことなく楽しいかんじで、これまで以上に人間的な表情を実現しました」 暴力的でもなければ、ロボット的でもない。メイヤー氏はそこを強調した。

VOL.1
ボルボの新型電気自動車「EX30」は、相反する2面性を合わせ持つ文武両道なクルマ

ボルボの新たなBEV(バッテリー電気自動車)として、ついに10月2日から「サブスク」モデルの申し込みが始まるEX30。この「ボルボ史上最小のBEV」はどのように開発されたのか。ミラノで行われたワールドプレミアに参加した小川フミオ氏が関係者の声とともに振り返る。 スカンディナビアン+デジタル 2023年6月に登場したEX30は、コアコンピューティングテクノロジーを大胆に採用する、ボルボの新世代BEV。 内容にとどまらず、同時に、デザイン面でもさまざまな大胆な試みがなされているのも特徴だ。 いってみれば、伝統的ともいえるスカンディナビアンテイストに、デジタライゼーションの融合。 「私たちのデザイン的価値のすべてを小さなフォーマットで具現」したモデルと、ボルボ・カーズはプレスリリース内で謳う。 「非常に電気自動車的なデザインで(中略)閉じられたシールド(フロントグリルの開口部のこと)とデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライト」がフロント部の特徴とされる。 さらに新世代BEVとしてボルボが狙ったものはなんだろう。ミラノでの発表会において出合った担当デザイナー(たち)に、デザインの見どころと背景にあるコンセプトを取材した。

VOL.5
「BMW iX xDrive50」の高速電費は我慢不要! ロングドライブにうってつけのEV

[THE EV TIMES流・電費ガチ計測] THE EV TIMES(TET)流電費計測の5回目を、8月に「BMW iX xDrive50」で実施した。車高の高いSUVにもかかわらず、高速巡航時に電費が低下しにくいのが特徴だ。その詳細をお伝えする。 ※計測方法などについてはこちら、試乗記はこちらをご覧ください。 100km/h巡航でどんどん行こう iX xDrive50のカタログに記載された「一充電走行距離」は650km(WLTC)で、電池容量は111.5kWhだ。650kmを実現するには、電費が5.83km/kWh(以後、目標電費)を上回る必要がある。 各区間の計測結果は下記表の通り。5.83km/kWhを上回った場合、赤字にしている。 これまでのTETによる電費計測で初めてA区間の往路と平均で目標電費を超えた。A区間のように標高差が少ない場所では同じ状況になり得る、つまり100km/h巡航で一充電走行距離の650km近くを走破できる可能性がある。   100km/h巡航でも600kmは走れそう 各巡航速度の平均電費は下表の通りだ。「航続可能距離」は電費にバッテリー総容量をかけたもの、「一充電走行距離との比率」は650kmに対して、どれほど良いのか、悪いかだ。 iXのエクステリアは、大きなキドニーグリルが特徴的だ。ざっくり言えば全長5m、全幅2m、全高1.7m、車重2.5トンの堂々としたボディだが、Cd値が0.25と優れている。 100km/h巡航におけるiXの電費は、5.71km/kWhであった。絶対的な数値としては決して高くないが、一充電走行距離との比率を計算すると98%と、これまでにTETが計測したデータの中で最高の結果を記録した。120km/h巡航でもこの数字は78%であった。 つまり、iXは高速巡航でも電費の低下が少ないEVだといえる。 ちなみに、過去に計測したメルセデス「EQE 350+」は、この100km/h巡航時の比率が90%だった。EQEはセダンボディで背が低く、Cd値0.22で、高速巡航には有利であることを考えても、iXの98%という数字の凄さが分かる。 この結果は、空力性能の良好さと高効率なパワートレインの賜物ではないかと思う。BMWが「テクノロジー・フラッグシップ」「次世代を見据え、長距離走行が可能な革新的な次世代電気自動車」と謳っているだけのことはある。これらの記録を塗り替えるクルマが現れるのか、今後の計測が楽しみだ。   各巡航速度ごとの比率は以下の通り。80km/hから100km/hに速度を上げると21%電費が悪くなる。120km/hから80km/hに下げると1.6倍の航続距離の伸長が期待できる。

VOL.19
ぐっとパワフルな2024年モデルのフォルクスワーゲン「ID.4」をミュンヘンで緊急試乗! [ID.4をチャージせよ!:その19]

コンパクトSUVタイプの電気自動車「ID.4」が2024年モデルにアップデート。この最新版をドイツ・ミュンヘンでさっそく試乗しました。 モーターのパワーは60kW増し 「ID.4」が2024年モデルにアップデートし、コックピットのデザインが様変わりしたことは、前回のコラムで述べました。さらに今回の仕様変更では、走りにかかわる部分にも手が加えられています。 一番の変更が、新開発のモーターが搭載されたこと。フォルクスワーゲンでは、ID.ファミリーのプレミアムセダンである「ID.7」に、新たに開発した「APP550」型の電気モーターを採用しました。最高出力は210kW(286PS)と実にパワフルです。これが2024年モデルの「ID.4プロ」にも搭載されることになりました。これまでの「ID.4プロ」の最高出力が150kWですので、出力は60kW、4割増しという計算。最大トルクも従来の310Nmから545Nmとなり、こちらは75%の大幅アップです。 バッテリー容量は77kWhで変更はありませんが、2024年モデルからはバッテリーの“プレコンディショニング機能”を搭載し、冬の寒い時期、充電前にバッテリー温度を高めておくことで充電量の低下を抑えることができます。これはうれしい! 他にも、可変ダンピングシステムのDCC(ダイナミックシャシーコントロール)の改良なども行われ、果たしてどんな走りを見せてくれるのか、興味津々です。 早く乗ってみたいなぁ……と思っていたら、なんとうれしいことに、発表されたばかりの2024年式ID.4 プロ・パフォーマンスを、ドイツ・ミュンヘンで試乗するチャンスに恵まれました。試乗時間は約20分と超ショートですが、わが愛車のID.4 プロ・ローンチエディションと比較するには十分な時間です。

VOL.18
ミュンヘンで「ID.4」の2024年モデルに遭遇! [ID.4をチャージせよ!:その18]

ミュンヘンモーターショー(IAA)のメイン会場近くで、フォルクスワーゲンがメディア向けイベントを開催。そこで、2024年モデルの「ID.4」に遭遇しました。 見た目は同じ イベントスペースのパーキングに待機していたのは、“コスタアズールメタリック”のボディが爽やかな「ID.4 プロ・パフォーマンス」。日本のラインアップにはないボディカラーに目を奪われますが、エクステリアデザインはこれまでと同じで、私の愛車の「ID.4 プロ・ローンチエディション」との違いは1インチアップの21インチホイールが装着されていることくらいです。 ところが運転席に座ると、コックピットの眺めに違和感が! マイナーチェンジでもないのに、コックピットのデザインが私のID.4 プロ・ローンチエディションと大きく変わっていました。 ご存じのとおり、フォルクスワーゲンなど多くの輸入ブランドでは“イヤーモデル制”を採用していて、毎年のように細かい仕様変更を実施。エクステリアデザインは一緒でもパワートレインや装備が変わるというのはよくあること。この2024年モデルでは、インテリアのデザインまで様変わりしていたのです。 真っ先に気づいたのが、ダッシュボード中央にあるタッチパネルがリニューアルされていること。2022年モデルのID.4 プロ・ローンチエディションでは12インチのタッチパネルが搭載されていますが、この2024年モデルでは12.9インチにサイズアップが図られたのに加えて、デザインも一新され、明らかに使い勝手が向上していました。

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