Contents
- 1TOP……小型EV対応のイー・アクスル
- 2住友化学……軽量・高剛性の次世代プラスチック製イン・ホイール・モーターケース
- 3アイシン……電費が10%向上するイー・アクスル
- 4デンソー……前・後輪搭載可能で電費が向上するインバーター(モックアップ)
- 5マグナ・インターナショナル・ジャパン……商用車向けのイー・アクスル
- 6AAM……小型・高回転の3-in-1ホイール・エンド・モーター
- 7サイエッタ……二輪車向けのイン・ホイール・モーター
- 8ZF……新たな着眼点のEV向け電熱シートベルト
- 9ジヤトコ……トランスミッション付きイー・アクスル
- 10IJTT……前・後輪どちらにも搭載可能な小型・高効率イー・アクスル
- 11エクセディ……トルコン一体型の駆動装置やイン・ホイール・モーター
- 12シェフラー……低温環境での効率を改善したイー・アクスル
- 13ヴァレオ……バッテリー交換式EVバイク
- 14ヤマハ発動機……ユニバンスと共同開発の減速機付き2モーターユニット
- 15ボルグワーナー……トランスミッション一体型のイー・アクスル
- 16トランスミッション付きのイー・アクスルの多さに驚き
5月24日〜26日まで開催された「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」<パシフィコ横浜(横浜市みなとみらい地区)>。
自動車メーカーとサプライヤーが最新技術を持ち寄るこの展示イベントは、今年は前回以上の来場者数と出展者数を記録した(来場6万3,810人/出展484社)。
前回[詳細はこちら<click>]のレポートはメーカーを中心に紹介したが、今回は中編として、サプライヤー系から昨今の注目パーツであるモーター一体型駆動装置(イー・アクスル)を紹介する。
TOP……小型EV対応のイー・アクスル
TOP(タケフ・オリジナル・プロダクション)ブースには、小型EVとともに、イー・アクスル+減速機が展示されていた。
モーターは使用電圧48Vに対応した最高出力(定格)6.0kW(8.2ps)のもので、「モーターのみ」「モーター+インバーター」「モーター+インバーター+減速機」から選べるのが特徴。現在はGen1と呼ばれるものが主流だが、より小型化された、Gen2も展示されていた。
住友化学……軽量・高剛性の次世代プラスチック製イン・ホイール・モーターケース
住友化学のブースには、スーパーエンプラ(スーパー・エンジニアリング・プラスチックス)のPES(ポリ・エーテル・サルフォン)材を、イン・ホイール・モーターのケースに採用したものを展示。
アルミニウム製カバーに比べ約30%軽量化できるうえ、モーターに必要な放熱性も保持するという。
アイシン……電費が10%向上するイー・アクスル
アイシンブースでは、イー・アクスルを展示。現在は第1世代のミディアムクラスの展示であったが、将来的(第2世代以降)には、スモール、ラージともラインナップを増やしていくという。このイー・アクスル化により、電費が10%向上するという。
デンソー……前・後輪搭載可能で電費が向上するインバーター(モックアップ)
デンソーは、樹脂製のイー・アクスルのモックアップを展示し、その中にインバーターを組み込んだものを紹介していた。フロント用とリア用の2種類を展示。損失低減により、電費を向上、航続距離が延伸できるという。
マグナ・インターナショナル・ジャパン……商用車向けのイー・アクスル
マグナでは、商用車向けイー・アクスルを展示。スペック等は明らかにされなかった。