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[ボルボC40/XC40 Recharge試乗記]EVブランドへと向かうボルボの先鋒 その4 1モーターか2モーターか


TEXT:生方 聡 PHOTO:交通タイムス社
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2024年モデルはどうなる?

そんな気持ちが、C40/XC40リチャージの最新情報を耳にして、少し揺らいでいる。これまで前輪駆動を採用していたシングルモーターが、後輪駆動に生まれ変わるというのだ。モーターの出力は175kWと185kWが用意され、搭載されるバッテリーは前者は69kWhで同じだが、後者は82kWhに容量アップする。一般的に、加速時のトラクションは、前輪駆動よりも後輪駆動のほうが有利であり、C40/XC40リチャージ・シングルモーターも後輪駆動化によって、加速時の安定性が増すのではないかと期待が高まる。

一方、ツインモーターはリアアクスルに185kWのモーターを配置する一方、フロントアクスルにはパワーを控えた117kWのモーターを採用。さらにバッテリーを82kWhに増やすことでWLTPモードでC40リチャージ・ツインモーターで507km、XC40リチャージ・ツインモーターで500kmの航続距離を実現するという。

シングルモーター、ツインモーターともに進化が期待されるC40/XC40リチャージ。このクラスの基準といえるモデルだけに、これからも目が離せない存在である。

Volvo XC40 Recharge Plus Single Motor
全長:4,440mm
全幅:1,875mm
全高:1,650mm
ホイールベース:2,700mm
車両重量:2,000kg
前後重量配分:前1,090kg、後910kg
乗車定員:5名
交流電力量消費率:159Wh/km(WLTCモード)
一充電走行距離:502km(WLTCモード)
最高出力:170kW(231ps)/4,919-13,900rpm
最大トルク:330Nm(33.6kgm)/0-4,919rpm
バッテリー総電力量:69kWh
モーター数:前1基
トランスミッション:1速固定式
駆動方式:FWD
フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式
リアサスペンション:マルチリンク式
フロントブレーキ:ディスク
リアブレーキ:ディスク
タイヤサイズ:前235/50R19、後255/45R19
最小回転半径:5.7m
荷室容量:452L
車体本体価格:6,390,000円


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