THE EV TIMES

試乗
share:

[ボルボC40/XC40リチャージ試乗記]EVブランドへと向かうボルボの先鋒 その1 選べる4タイプ


TEXT:生方 聡 PHOTO:交通タイムス社

人気のプレミアムコンパクトSUVがEVに

「安全なクルマ」といえば、真っ先に思い浮かぶのがスウェーデンの自動車ブランドであるボルボ。自動車安全のリーダーである彼らが、安全とともにいま取り組んでいるのがEVブランドへの転身である。すなわち、2025年までに販売台数の半数(日本は45%)をEVとし、2030年にはEV専業メーカーになることを目指している。

その実現に向けた第一歩として市場に投入されたのが、コンパクトSUVのXC40をEVに仕立てた「C40リチャージ」と「XC40リチャージ」である。XC40は2018年に国内で発売されるや、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、販売面でも40シリーズは常に輸入車トップ10に入るほどの人気を続けている。

当初、ガソリンエンジン車だけだったXC40は、2020年8月にプラグインハイブリッド・モデルを設定。そして、2021年11月、満を持してEVモデルのC40リチャージが登場した。XC40のクーペ版といえるC40リチャージだが、XC40と異なるのはEV専用のモデルであること。実はヨーロッパではC40に先行してXC40のEVモデルが導入されていたが、日本市場にはより性格が際だつC40を先に導入したという経緯がある。

その後、2022年5月にはBEV仕様のXC40が追加され、2023年2月の時点では2モーターのC40リチャージ・ツインモーターとXC40リチャージ・ツインモーター、1モーターのC40リチャージ・シングルモーターとXC40リチャージ・シングルモーターの4モデルが設定されており、選択肢が多いのがうれしいところだ。

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
米ピータービルト、EVのトレーラーヘッド「579EV」をダラスの業者に納入……デイリーEVヘッドライン[2023.03.24]
「ポールスター2」に230台限定のスポーツモデル「BSTエディション230」登場……デイリーEVヘッドライン[2023.03.23]
HWエレクトロ、中型EVバン「エレモ-K」の先行予約を開始……デイリーEVヘッドライン[2023.03.22]
more
ニュース
大日本印刷と島田理化工業、EV用ワイヤレス給電の実証実験装置を共同開発
横幅いっぱいに表示されるヘッドアップ・ディスプレーをBMWが開発中。「BMWパノラミック・ビジョン」が次期「ノイエクラッセ」に
ランチア、本格的なブランド再生に向け、名門復活の狼煙を上げる
more
コラム
岡崎宏司の「EVは楽しい!」第8回:e-208GTは楽しい!生活で魅力が増していくEV。
お得な充電カードを探せ [ID.4をチャージせよ!:その10]
企業同士の協力が新エネルギーを普及させる……現役EV開発エンジニアによる「スマートエネルギーWeek」探訪後編[THE視点]
more
インタビュー
「こうなる! 2023年の自動車業界!」伝説の自動車アナリスト、中西孝樹教授に訊く:第8回
「分断はやめて、楽しもうよと(笑)」 モデル3オーナー、石井さんに聞くEVコミュニティ事情
「なぜテスラはうまくいったのか?」伝説の自動車アナリスト、中西孝樹教授に訊く:第7回
more
試乗
レベルの高い走り 乗り心地には要改善点も [日産アリア試乗記:その4]
電気自動車の商用車「フォロフライ」EV F1 VANを試乗
「アリア」のベースグレードを買っても後悔しない? [日産アリア試乗記:その3]
more
イベント
企業同士の協力が新エネルギーを普及させる……現役EV開発エンジニアによる「スマートエネルギーWeek」探訪後編[THE視点]
ホンダの電動戦略のカギは脱着式可搬バッテリーにあり……現役EV開発エンジニアによる「スマートエネルギーWeek 春」探訪前編[THE視点]
EVだってもっと自由に楽しめる! CUSCOブランドが提案するEVチューニングの世界
more
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

ARCHIVE

月を選択