#THE視点
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.08]

  ・メルセデス・ベンツ、EQシリーズ専売店「メルセデスEQ横浜」をオープン……メルセデス初のEV専売店 【THE 視点】メルセデス・ベンツ日本と正規販売店契約を結ぶシュテルン世田谷は、世界初のメルセデス EQ専売店「メルセデスEQ 横浜」を神奈川県横浜市にオープンした。 「メルセデスEQ」はメルセデス・ベンツのEVブランドで2019年に日本上陸。現在は5車種をラインナップしている。メルセデス・ベンツは、2030年までに全てのモデルをEVへ移行する準備を整えると発表している。今回は日本におけるEV市場の成長性を見据え、世界で初めてのメルセデスEQ専売拠点の開設を決定したという。 メルセデスEQ横浜は、メルセデスEQ全5車種の展示はもちろん試乗車を用意するほか、納車を行う「ハンドオーバー」、5ベイのワークショップ、レンタカーサービス「MBレント」、急速充電器とV2H機器も設置。今後は店舗に太陽光パネルも設置するとのこと。 日本は世界的に見ればEVの普及が遅れているが、だからこそ伸びしろが大きいとの判断で世界初の店舗を日本に設けたのではないだろうか。普及のためにも、さまざまな顧客層の人々が気兼ねなく入れる敷居の低い店舗になっていることも期待したい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・ホンダ、軽商用車「N-VAN」ベースのEVを2024年春に発売……助手席側ピラーレスなどの高い機能性を踏襲 ・フォルクスワーゲン、EV版「ワーゲンバス」の「ID.Buzz」を日本公開……12月12日オープンの「ID.SQUARE」(東京ミッドタウン)に展示[詳細はこちら<click>] ・ステランティス、ピックアップトラックのEV「ラム1500レボリューション」のティザー映像を公開……CES 2023で実車公開予定 ・メルセデス・ベンツ、「EQ」シリーズのEドライブユニットの生産を増強……2024年からウンターテュルクハイム工場で2倍の100万台を製造 ・マセラティ、フォーミュラEシーズン9用のマシンを公開……青のカラーリングが特徴 ・オムロン、国内最軽量クラスのV2Xシステムを発売……小型化により設置場所の自由度を向上

TAG: #EQ #THE視点 #ヘッドライン #メルセデスベンツ #福田雅敏
TEXT:TET 編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.07]

  ・トヨタ、次期「C-HR」のコンセプトモデル「C-HR プロローグ」を欧州で公開……モデル初のPHEVを用意 【THE 視点】2016年に登場したトヨタのコンパクトSUV「C-HR」は、未来的なデザインを取り入れたことで若者の心も掴み大ヒットモデルとなった。 その「C-HR」の次期型と目されたのは、2021年12月に「BEVに関する説明会」で披露された「スモールSU EV」だが、それから1年経った12月5日、トヨタヨーロッパが「C-HRプロローグ」というスタディモデルを発表した。「スモールSU EV」と現行型をかけ合わせた「ハンマーヘッド」というサメをモチーフとする。斬新なデザイン性は、現行型から続く「C-HR」らしい特徴だ。 パワートレインは、ハイブリッドに加えて、C-HRとしては初のPHEVを展開するという。パワートレインを共有するであろう最新型の「プリウス」は、欧州ではPHEVのみ設定されるようだが、PHEVに加えてハイブリッドも展開するC-HRの狙いは何か。日本での発表時期などは不明だが、現行が発売されてからはや6年が経つ。そろそろモデルチェンジを迎えても良い時期だ。来年2023年は「東京モーターショー」改め「ジャパンモビリティショー」が控えている。次期型C-HRの発表を期待したい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・トヨタ、欧州で新型「プリウス PHEV」を発表……最大69kmのEV走行が可能 ・トヨタ、コンパクトSUVのEV「bZコンセプト」を欧州で公開……ボディサイズを公表(全長4538×全幅1888×全高1560mm)、2026年までに6機種の「bZ」モデルを投入 ・レクサス、EV用マニュアル・トランスミッションを開発中と欧州で発表……「UX300e」ベースの試験車両にシフトレバーとクラッチペダルを装備して開発中 ・メルセデス・ベンツ、「メルセデスEQ 横浜」をオープン……「EQ」シリーズ専売店、試乗車やレンタカーも用意 ・メルセデスAMG、新型PHEVのハイパフォーマンスカー「S63」を欧州で発表……パワートレインは総合560kW(802ps)のAWD、140km/hでのEV走行が可能 ・ステランティス、新型EV「プジョー インセプション コンセプト」をCES 2023で公開……次世代のコクピットプラットフォームを使用しインテリアを新設計 ・ステランティス、内燃エンジン式の小型商用車をEVに改造するソリューションを開発へ ・GM、米電池大手のマイクロバストとバッテリーセパレーターを共同開発…米政府からの補助金2億ドルでバッテリー工場を建設 ・GM、カナダに同国初のフルスケールEV工場をオープン……ブライトドロップのEV商用車「Zevo」を生産 ・エアバス、燃料電池式ジェットエンジンの開発を発表……実験機に大型旅客機「エアバス A380」を使用 ・経済産業省、電気料金値上げに関する公聴会を2023年初頭に開催、並びに値上げ認可申請にかかる「国民の声」を募集……値上げが認可された東北、北陸、中国、四国、沖縄電力各社それぞれに

TAG: #C-HR #THE視点 #トヨタ #ヘッドライン #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.06]

  ・BYD、日本市場で発売……第1弾モデルは「ATTO 3」 【THE 視点】中国のEVメーカーBYDの日本法人であるBYDオートジャパンは、電動SUV「ATTO 3(アットスリー)」の価格と発売日を発表した。440万円(税込)で2023年1月31日に発売する。今年度の補助金の利用で355万円で購入可能となる。 今後日本全国に正規ディーラーを設けて、販売のほかアフターサービスも提供する。販売店の運営会社にはオートバックス系列も含まれ、将来的には100店舗程度に増やす計画という。 「ATTO 3」は中国市場では今年2月に発売され、10月末でのグローバル累計で14万3000台を販売した。欧州でも発売が予定され、すでにユーロNCAP安全性評価で最高評価の5つ星を獲得している。 プラットフォームには、BYDが独自に開発した「ブレードバッテリー」を搭載した「e-Platform 3.0」を採用。バッテリー容量は58.5kWh、モーター出力は150kW(204ps)。満充電での航続距離は485km(WLTCモード)となっている。 BYDは日本市場にEVバスをすでに導入しており、シェア約70%を占め一定の評価を得ている。「ATTO 3」は大容量の電池を搭載し安全性が高く価格は比較的安価だ。一般ユーザー向けとしては初の中国製EVとなるが、磐石の販売とサービス体制を構築することで、EVバスでの実績同様、一定のシェア獲得が期待できるのではないだろうか。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・オートバックス、BYDの正規販売ディーラーに……2023年度上半期に「BYD AUTO 宇都宮(仮称)」をオープン ・エフエルシー、BYDの正規販売ディーラー3店舗を計画……2023年下半期に「BYD AUTO四日市」、2024年より「BYD AUTO松坂」「BYD AUTO岐阜」のオープンに向けて準備 ・フォルクスワーゲン、改良予定の「ID.3」のデザインスケッチを公開……外観のほかインテリアにもテコ入れ ・フォルクスワーゲン、カナダにバッテリーの大規模工場を建設……2030年に年間40GWh分(約55万台分)を生産 ・EUの2021年EV輸出額が123億ユーロで輸入額を上まわる……EU統計局「ユーロスタット」発表 ・ステランティス、EVの「ラム1500レボリューションBEVコンセプト」を2023年のCESで公開予定……米伝統のピックアップトラックのEV ・BMW、燃料電池車の「iX5」の生産を開始……駆動機構はBMWのEVに使用されているEアクスルを使用 ・BMWチューナーのACシュニッツァー、パトカー仕様のEV「BMW i4」を公開……サスペンションなども専用にチューニング ・DS、フォーミュラE選手権シーズン9用のマシンを発表……名門チーム「ペンスキー」とのタッグ、「DSペンスキー」として再出発 ・プレステージ・インターナショナル、“電欠”救援サービス「EV駆けつけ充電サービス」を開始……現場に駆けつけて自走再開を支援

TAG: #ATTO3 #BYD #THE視点 #ヘッドライン #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.05]

  ・オペル、EVの「アストラ・エレクトリック」を発表 【THE 視点】オペルは「アストラ」の新型EV「アストラ・エレクトリック」を欧州で発表した。ボディタイプは2種類で、5ドアハッチバックとワゴンが用意される。両モデルとも最高出力115kW(156ps)、最大トルク270Nmを発生するモーターを搭載しており、最高速は170km/hに達する。電源であるリチウムイオンバッテリーは容量54kWhで、満充電で最大416kmの航続が可能という。 GMからステランティス・グループ傘下となったオペルは、日本での正規輸入を2023年以降に予定している。オペルジャパンの日本市場での導入モデルは「モッカ」「コルサ」「グランドランド」の3車種を設定しており、ここにオペルの看板車種である「アストラ」がEVとして加われば、大きな目玉となるだろう。 なお、オペルは英国では「ヴォグゾール」ブランドとなっており、こちらにも今回の「アストラ・エレクトリック」が導入される。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・メルセデスベンツ、ミニバン型のEV「EQT」を本国で発表……モーター出力90kW(122ps)、バッテリー容量45kWhでWLTP電費18.99kWh/100km ・メルセデス・ベンツ、貨物用EV「eスプリンター」を2023年2月初頭に公開へ……一充電でシュトゥットガルトからミュンヘン間の475kmを実走済み ・テスラ、EVトラック「セミ」を正式発表……ペプシコーラのペプシコに納入 ・フォード、EVの「マスタング・マッハE」の生産が15万台に……2023年には37ヵ国にマーケットを拡大 ・スカイドライブ、「空飛ぶクルマ」の商用機「Skydrive式SD-05型」をベトナム企業に納入契約……インフラ開発のパシフィック・グループと最大100機プレオーダー ・ジープ、初のSUV型EV「アベンジャー」の受注をEUで開始……価格は3万9500ユーロで2023年第2四半期からデリバリー ・パナソニック、V2Hの拡大版システム「エネプラット」を23年2月に発売……EVと住宅のバッテリーを同時充放電、太陽光発電の自家消費効率を90%に向上 ・日立アステモ、自社開発のモーターとインバーターをジヤトコに納入契約……日産のEV並びにe-POWER向けのEアクスルに使用

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.02]

  ・EVモーターズ・ジャパン、「バステク in 首都圏」にEVの路線バスと観光バスを展示 【THE 視点】EVモーターズ・ジャパンは、11月22日に千葉幕張メッセで開催された「第8回バステクin首都圏」(主催:ぽると出版)で観光型EVバスを初披露した。  公開したEVバスは、全長8.8mの35人乗りで、210kWhのバッテリーを搭載、航続距離は280kmとなる。  日本のEVバスの保有台数は150台程度(今年3月現在)とされ、そのすべては路線バスタイプ。さらに保有台数の7割がBYD製のようだ。今回公開された車両は、日本では初の観光型タイプのEVバスとなる。  もちろん観光EVバスの普及に期待したいが問題は充電設備。路線型の場合は充電設備のある営業所を起点に運行するので、外部の充電設備を利用することは滅多にない。しかし観光型であれば、旅行の目的地等外部での充電を視野に入れなければならない。国内にはおよそ3万ヶ所の充電設備が存在しているが、その多くは乗用車向けのスペースを使用しているので大型車は充電ができないのだ。  筆者も、1998年からEVバス、FCバス十数台の開発に携わってきたが、すべて路線型であった。観光型の経験はないが、観光型EVバスを普及させるには、大型車対応の充電スペースを確保することが第一歩だと感じていた。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・ルノー、航空機大手のエアバスと提携……航空機の電動化も見据えて次世代バッテリーシステムを共同開発 ・ウィルスマート、超小型EVメーカーのフォムと協業……IoTを活用し車両管理ネットワークを構築 ・2022年10月の欧州新車販売台数公開……EVでは「ID.4」が1位(6069台)、「ID.3」が2位(5409台)とVWが上位独占 ・日産、グリーンローンで2000億円を調達……みずほ銀行をアレンジャーとするシンジケートローンを利用し電動関連事業に投資 ・日産、フォーミュラEシーズン9用のGen3マシンを公開……桜をデザインした紅白色を採用 ・米新興ルシッドモータース、SUVの新型EV「グラビティ」を発表……3列シート採用の大型高級SUV、2023年初頭に北米で予約開始 ・ホンダ、米国市場で「CR-V」ベースの燃料電池車を導入……2024年生産開始 ・英ヴォグゾール、「アストラ エレクトリック」および「アストラ スポーツツアラー エレクトリック」を発表……2023年発売、114kW/270Nmのモーター搭載、バッテリー容量は54kWhで航続距離415km

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.01]

  ・ランチアがEVで復活、2024年にEVの「イプシロン」を発売、EV版「デルタ」も予定 【THE 視点】ランチアがEVで復活する。ランチアは「ランチア・デザイン・デイ」を開催。そこで公開したのはフローティングアートであったが、それは新生「デルタ」と「イプシロン」のデザインベースとなる。  ステランティスグループ傘下でリブートするランチアには、5つの柱があるとも発表があった。そのひとつが電動化で、「イプシロン」を含め2024年から2028年にかけてEVのラインナップを形成していくとのこと。その第1弾となるのが、2024年前半に発表予定の「イプシロン」だ。  また新生ランチアのロゴも公開。Lを組み合わせたモノグラムともども、ランチアとして相応しい書体を選ぶとともにエレガントで署名性のあるデザインにしたという。  筆者はこれまでに「ランチア テーマ 8.32」(フェラーリ製エンジン)をはじめ、歴代の「イプシロン」を3台乗り継ぐなど計5台のランチアを所有してきたランチア・マニアである。小型車でもクオリティが高く、デザインも魅力的だったところが好みだった。EV化されるランチアはより魅力的なブランドに生まれ変わるだろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・トヨタ、納車時のスマートキーを1つに……ミライやbZ4Xも対象、半導体不足による暫定措置で2つめは準備出来次第追納 ・BYD、プラジルで2機種のEVを発売……「SONG PLUS DM-i SUV」と「YUAN PLUS EV」導入、現地生産も見据える ・BYD、オーストラリアで安全評価最高……ANCAPが「アット3」に5つ星の評価 ・中国車載電池大手CATL、電池メーカーの国際団体「GBA(グローバル・バッテリー・アライアンス)」の理事会メンバーに ・パナソニック、EV充電器シェアサービス「everiwa Charger Share (エブリワ・チャージャー・シェア)」のホストを募集開始……ホストが充電価格を設定可能、プラットフォーム利用料以外はホスト側の収入に ・ヤマハ、自動運転EVによる配送サービス「eve auto」を開始……サブスクで定期メンテナンスなどのアフターサポートと自動運転システム提供者専用保険をパッケージ化 ・パワーエックス、京都市内に240kWの急速充電器を整備……公民連携で2030年までに7000箇所の設置を目標 ・Gachaco、バッテリー交換式EVバイク用の交換設備の実証を開始……「ホンダ青山ビル」と「Honda Dream豊中」の2箇所で ・マクラーレン、フォーミュラEの来季ドライバーにジェイク・ヒューズを起用……撤退したメルセデスチームの元リザーブドライバー ・北陸電力、来年4月から電気料金(規制料金)を大幅値上げ……平均45.84%上乗せ、経産省が認可

TAG: #THE視点 #イプシロン #ヘッドライン #ランチア #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.30]

・HKS、ファミリーマートのバッテリー交換式EVトラックによる配送実証に参画 【THE 視点】日本を代表するチューニングパーツメーカーのHKSが、バッテリー交換式小型EVトラック用のバッテリーパックを開発した。このバッテリーパックは、ファミリーマートが今月から始めた配送実証用の車両(前述のEVトラック)に搭載される。今回のプロジェクトは伊藤忠商事が代表企業を務め、HKSのほかいすゞ、JFEエンジアリング、ファミリーマートの計5社による共同プロジェクトとなっている。  この交換式バッテリーパックは、電池容量40kWhで重量は310kg。バッテリー交換に要する時間は3分程度とされる。一般的なEVの場合、急速充電でも30分でバッテリー容量の80%程度までしか充電できない。それに対して3分程度の作業でバッテリー容量を100%回復するこの仕組みは、特に商用車では大きなアドバンテージとなる。  筆者は2011年にバッテリー交換式のEVタクシーと、バッテリー交換ステーションの開発に携わった。その際のバッテリーパックは、容量17kWhで重量約300kg。今回HKSが開発したバッテリーパックに比べて、重量の割には容量が少なかったことを思い出した。  その昔、3.5LのV型12気筒エンジンを自社開発するなど卓越した技術力を示したHKSだが、その技術力の範囲は今やEVまで拡大している。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・インドの新興企業プラヴァイグ、SUV型のEV「DEFY」を発表……90kWhのバッテリーにより航続距離500km以上、デュアルモーター式4WD、620Nmのトルクにより0-100km/h加速4.9秒 ・ジープ、SUV「ワゴニア」に加わるEV版の車名を公募 ・ブレイズ、「EVトライク」の限定カラーの予約を開始……10台のみでカラーは「ファインオレンジ」、32万7800円(税込) ・プラゴ、首都圏の4つの商業施設に急速充電器「PULGO RAPID」を設置……出力50kWの充電器を連続60分使用で事前予約可能、12月8日から定額サービスも開始 ・リコー、太陽光発電設備にEVとHEVのリユースバッテリーを使用……性質の異なる高出力のHEV用電池と大容量のEV電池の2種類を同時使用しエッジデータセンター向けに実証実験 ・佐賀県小城市、日産と連携して脱炭素化と防災力を強化……「リーフ」等を用いて災害時の電力供給体制を構築 ・ヒョンデ、G20バリ・サミットにEVを提供……「Genesis Electrified G80」と「アイオニック5」を合計393台、「アイオニック5」はインドネシア工場で生産 ・電気料金の値上げ相次ぐ……経産省が四国電力と沖縄電力の料金値上げを認可、来年4月1日から平均28.08%上乗せ

TAG: #HKS #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.29]

  ・三菱、「ミニキャブ・ミーブ」販売再開……243万1000円から 【THE 視点】三菱自動車は、ワンボックスタイプの軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」の一般販売を11月24日より再開した。  「ミニキャブ・ミーブ」は国内唯一の軽商用EVで、2011年12月より配送業などを中心に販売。2021年3月末に一旦生産を終了したが、一部法人向けとして販売を続けていた。  今回の発表は、軽商用EVの需要の上昇を受けて決定したようだ。ベースとなる「ミニキャブ」のエンジン車は1999年登場という古いモデルで、現行の「ミニキャブ」はスズキから供給を受けている。自社製の軽商用車を存続させるためには、EVの「ミニキャブ・ミーブ」を復活させるのが近道と判断したもよう。バン型の商用EVはライバル不在ということも再販を後押ししたのだろう。いずれにせよ、再販を英断した三菱にエールを送りたい。  「ミニキャブ・ミーブ」のモーターの最高出力は30kW(41ps)。総電力量16kWhの駆動用バッテリーを搭載し、充電一回あたりの航続距離は133km(WLTCモード値)となっている。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・日産、「セレナ」をフルモデルチェンジ……「e-POWER」は来春発売予定 ・キャタピラー、建設現場用超大型EVダンプ「793」の試験走行に成功……60km/hで走行可能 ・欧州カー・オブ・ザ・イヤー、日本製EVが最終候補に……「日産アリア」「スバル・ ソルテラ」「トヨタbZ4X」がノミネート ・BMW、ハンガリー工場に20億ユーロ投資……EV用バッテリー組み立て施設を建設 ・政府、税制調査会の総会を26日に開催……道路維持財源確保に向けEVへの課税が課題、首相は前日の予算委員会答弁で「具体的な検討はしていない」 ・ホンダ、自社製電動レーシングカートをお披露目……「ホンダ・サンクスデー2022」で角田裕毅、M.フェルスタッペンらプロドライバーがドライブ ・EVの保有率が増加、前年比3.7%増しの8.2%へ……KINTO調べ、購入検討車のトップは「日産リーフ」 ・HWエレクトロ、小型EVトラック「ELEMO」を活用したコネクテッドサービスを展開……ネットワーク上の情報をもとに迅速な配車が可能、災害支援にも期待 ・ドミノ・ピザ、米本国の配送車にEVを導入……「シボレー・ボルトEV」がのべ800台が数ヶ月以内に配車 ・テスラ、EVトラック「Semi」が航続距離500マイル達成……イーロン・マスク氏がTwitterに投稿 ・四国電力、電気料金を28%値上げ……来年4月から「規制料金」プランに適用すると経産省に申請

TAG: #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #ミニキャブ・ミーブ #三菱 #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.28]

  ・第28回日本EVフェスティバル開催、最新EV展示・試乗ほかシンポジウムも 【THE 視点】26日「(一社)日本EVクラブ主催 第28回 日本EVフェスティバル2022」が、東京都お台場の東京国際交流館で開催された。  筆者は第一回からスタッフとして参加しており、当初は日本自動車研究所(JARI)の高速周回路で開催されていた。つくばエキスプレスの開通に伴い、高速周回路が廃止された後は筑波サーキット等に移して開催されてきた。JARIや筑波サーキットを訪れるという非日常感も参加者のモチベーションを高めていたように思う。  当初は、手作り改造EV(コンバートEV)やERK(電気カート)の競技も行われ、多くの来場者でにぎわっていた。コンバートEVの多くは公道も走れるよう登録も行うものも多かった。その後は電池などの安全性の強化で、公道を走るための認証要件が高くなるにつれ、参加台数(製作台数)も減少してきたことから、ここ数年は都内に場所を移し、お台場の東京国際交流館での開催となっている。  お台場では競技は実施できずコンバートEVは展示のみになったが、自動車メーカーのEVやPHEVの試乗や展示が開催された。他にも環境に関するシンポジウムや充電インフラの展示、EVの普及に熱心な自治体の展示など様々なイベントを体験見学できる。  試乗車は、日産「サクラ」「アリア」、ホンダ「Honda-e」、三菱「ekクロスEV」、VW「ID.4」、BMW「iX」の6台。事前予約なしで試乗でき、受付時間前から希望者が大勢並んだ。  発表されたての「ID.4」は瞬く間に枠が埋まり、次にBMW「iX」。その後は日本車の順で人気が高かった。試乗体験者の話では、輸入車には興味津々だがディーラーで試乗するにはハードルが高いという。だからこそ試乗は大盛況だったのだろう。  私も「ID.4」と「iX xDRIVE50」に試乗した。どちらもEV専用のプラットフォームを持つ車両だけに完成度は高かった。このようにEVフェスティバルは、最新EVにいち早く試乗できることや、最新のEV動向を知ることができる。来年も開催される見込みで、事前情報をこの場でお知らせする。  そういえば最新EVを見ていて感じたことがある。私はサンルーフ付きが好きなので、購入希望車に装備があれば選択している。しかし最近、日本車ではサンルーフが激減しているように感じる。  ところが海外のEVを見ると装着されている車を多く見かける。最近の国産EVも「アリア」や「bZ4X」などに装着されているが、輸出を考慮しての採用かもしれない。重量面や価格面で不利なはずだが、ステータス性を高めるためなのだろうか。そう感じている今日この頃である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・ファミリーマート、バッテリー交換式EVトラックによる配送の実証開始……3分でバッテリーパックを交換可能、EVトラック普及とCO2削減を目指す。 ・中国車載電池の国軒高科、ベトナムのビングループとのバッテリー工場を建設……2023年末までに稼働予定。 ・東大発のEV充電ベンチャー「Yanekara」、1.6億円の資金を調達……太陽光発電器1基で複数台のEVに充電および充電の遠隔制御ができるクラウドシステムを開発。 ・Yanekara、郵便局のEV配送車への充電管理システムの実験で経費削減効果……電力ピーク時の充電を避けることで38kW(約45万円/年)のコストダウンを確認。 ・ビンファスト、SUVモデル「VF8」999台を米国に輸出……22年末までに顧客のもとへ。 ・プジョー、新型EV「Peugeot Inception Concept」をCES2023で公開へ……完全新設計のEVコンセプトカーを発表。 ・アイシン、電動ユニット「eAxle」開発を世界展開へ……国内と米中その他へそれぞれ1000億円の投資、25年に450万基生産体制を構築。 ・環境省、EV使用にポイント付与検討……CO2の削減量に応じて算定、ポイントは小売店や飲食店で利用可能 ・ZF、コンパクトなEアクスルシステムを発表……モーターからギアボックス、インバーター、ソフトウェアをモジュラー化、メーカーの電動車開発を促進 ・ボルボ傘下のDW、トレーラー用EVトラクターに1000kWhの電池を搭載……世界最大の電池容量、航続距離576kmへ

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.25]

    ・ピニンファリーナ、EVハイパーカー「バッティスタ」が各性能値を公表……200km/hまで4.75秒など世界新記録 【THE 視点】アウトモビリ・ピニンファリーナは、量産EVハイパーカー「バッティスタ」の公式テストを行い、加減速性能において5つの量産車世界新記録を打ち立てた。  記録は「0-100km/h加速:1.86秒」のほか「0-96km/h加速:1.79秒」「0-193km/h加速:4.49秒」「0-200km/h加速:4.75秒」。また「100km/hからフルブレーキでの停止距離:31m」。これらはの数値は、量産EVの世界新記録だという。  この記録の達成には、4モーター方式の4WDという機構が大きく影響している。最高出力1900hp(1417kW/1926ps)、最大トルク240.6kgmを引き出す高性能ぶりで、最高速は350km/hに達する。  ちなみにブレーキにはブレンボのカーボンセラミック素材のものが用いられているほか、エアブレーキ機構も搭載されている。  バッテリーは、クロアチアのリマック アウトモビリから供給を受け、総容量は120kWh。1回の充電での航続距離は480km。充電は180kWの急速充電システムを使用可能で、25分でバッテリー容量の80%を満たせる。  ボディ構造は、カーボンファイバー製のモノコックに、同じくカーボンファイバー製パネルを組み合わせたもの。さらに車体前後にアルミ素材を用いて衝突時の衝撃を吸収する構造も採用されている。このモンスターマシンの性能と構造に、ただただ驚くばかりである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMESエグゼクティブ・アドバイザー) ・国土交通省、「エコカー減税」の1年延長を要望……与党税制調査会に求める方向で調整 ・HKS、バッテリー交換式EVトラックによる配送実証開始……伊藤忠商事などと共同で埼玉県内のファミリーマート約80店に ・BYD、モロッコの「AUTO NEJEMA」とパートナー締結……新エネルギー車販売へ ・JTB、イタリアの超小型EV「BIRO」でドライブ観光の実証実験……神戸市内を先導付きでドライブ、12月9日から ・イベント、「第8回 バステク in 首都圏」が22日に開催……「EVモーターズ・ジャパン」などEVバスも展示 ・イベント、「輸入車電動スタイルフェア」開催……12月10、11日吹上ホール、「テスラ」「ヒョンデ」「BYD」等出展 ・EVリユースバッテリーを用いた太陽光発電システムの実証実験が開始……日東工業株式会社、太陽光パネルもリユース品を活用し環境配慮へ

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