・EVモーターズ・ジャパン、「バステク in 首都圏」にEVの路線バスと観光バスを展示
【THE 視点】EVモーターズ・ジャパンは、11月22日に千葉幕張メッセで開催された「第8回バステクin首都圏」(主催:ぽると出版)で観光型EVバスを初披露した。
公開したEVバスは、全長8.8mの35人乗りで、210kWhのバッテリーを搭載、航続距離は280kmとなる。
日本のEVバスの保有台数は150台程度(今年3月現在)とされ、そのすべては路線バスタイプ。さらに保有台数の7割がBYD製のようだ。今回公開された車両は、日本では初の観光型タイプのEVバスとなる。
もちろん観光EVバスの普及に期待したいが問題は充電設備。路線型の場合は充電設備のある営業所を起点に運行するので、外部の充電設備を利用することは滅多にない。しかし観光型であれば、旅行の目的地等外部での充電を視野に入れなければならない。国内にはおよそ3万ヶ所の充電設備が存在しているが、その多くは乗用車向けのスペースを使用しているので大型車は充電ができないのだ。
筆者も、1998年からEVバス、FCバス十数台の開発に携わってきたが、すべて路線型であった。観光型の経験はないが、観光型EVバスを普及させるには、大型車対応の充電スペースを確保することが第一歩だと感じていた。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)
・ルノー、航空機大手のエアバスと提携……航空機の電動化も見据えて次世代バッテリーシステムを共同開発
・ウィルスマート、超小型EVメーカーのフォムと協業……IoTを活用し車両管理ネットワークを構築
・2022年10月の欧州新車販売台数公開……EVでは「ID.4」が1位(6069台)、「ID.3」が2位(5409台)とVWが上位独占
・日産、グリーンローンで2000億円を調達……みずほ銀行をアレンジャーとするシンジケートローンを利用し電動関連事業に投資
・日産、フォーミュラEシーズン9用のGen3マシンを公開……桜をデザインした紅白色を採用
・米新興ルシッドモータース、SUVの新型EV「グラビティ」を発表……3列シート採用の大型高級SUV、2023年初頭に北米で予約開始
・ホンダ、米国市場で「CR-V」ベースの燃料電池車を導入……2024年生産開始
・英ヴォグゾール、「アストラ エレクトリック」および「アストラ スポーツツアラー エレクトリック」を発表……2023年発売、114kW/270Nmのモーター搭載、バッテリー容量は54kWhで航続距離415km