EVヘッドライン
share:

デイリーEVヘッドライン[2022.11.30]


TEXT:TET編集部
TAG:

・HKS、ファミリーマートのバッテリー交換式EVトラックによる配送実証に参画

【THE 視点】日本を代表するチューニングパーツメーカーのHKSが、バッテリー交換式小型EVトラック用のバッテリーパックを開発した。このバッテリーパックは、ファミリーマートが今月から始めた配送実証用の車両(前述のEVトラック)に搭載される。今回のプロジェクトは伊藤忠商事が代表企業を務め、HKSのほかいすゞ、JFEエンジアリング、ファミリーマートの計5社による共同プロジェクトとなっている。
 この交換式バッテリーパックは、電池容量40kWhで重量は310kg。バッテリー交換に要する時間は3分程度とされる。一般的なEVの場合、急速充電でも30分でバッテリー容量の80%程度までしか充電できない。それに対して3分程度の作業でバッテリー容量を100%回復するこの仕組みは、特に商用車では大きなアドバンテージとなる。
 筆者は2011年にバッテリー交換式のEVタクシーと、バッテリー交換ステーションの開発に携わった。その際のバッテリーパックは、容量17kWhで重量約300kg。今回HKSが開発したバッテリーパックに比べて、重量の割には容量が少なかったことを思い出した。
 その昔、3.5LのV型12気筒エンジンを自社開発するなど卓越した技術力を示したHKSだが、その技術力の範囲は今やEVまで拡大している。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)

・インドの新興企業プラヴァイグ、SUV型のEV「DEFY」を発表……90kWhのバッテリーにより航続距離500km以上、デュアルモーター式4WD、620Nmのトルクにより0-100km/h加速4.9秒

・ジープ、SUV「ワゴニア」に加わるEV版の車名を公募

・ブレイズ、「EVトライク」の限定カラーの予約を開始……10台のみでカラーは「ファインオレンジ」、32万7800円(税込)

・プラゴ、首都圏の4つの商業施設に急速充電器「PULGO RAPID」を設置……出力50kWの充電器を連続60分使用で事前予約可能、12月8日から定額サービスも開始

・リコー、太陽光発電設備にEVとHEVのリユースバッテリーを使用……性質の異なる高出力のHEV用電池と大容量のEV電池の2種類を同時使用しエッジデータセンター向けに実証実験

・佐賀県小城市、日産と連携して脱炭素化と防災力を強化……「リーフ」等を用いて災害時の電力供給体制を構築

・ヒョンデ、G20バリ・サミットにEVを提供……「Genesis Electrified G80」と「アイオニック5」を合計393台、「アイオニック5」はインドネシア工場で生産

・電気料金の値上げ相次ぐ……経産省が四国電力と沖縄電力の料金値上げを認可、来年4月1日から平均28.08%上乗せ

TAG:

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
中国地方にヒョンデが初進出! ショールーム付き施設「Hyundai Mobility Lounge 岡山」が誕生
EVモーターズ・ジャパンが小型・マイクロ・大型の新型「EVバス」3車種を発表! 細かなニーズに対応して自治体やバス事業者などのEVシフトを後押し
EV化で最強オフローダーここに極まる! メルセデス・ベンツGクラスの究極形態「G 580 with EQ テクノロジー エディション1」が日本デビュー
more
コラム
ドイツ御三家もポルシェも中国では厳しい戦い! もはやプレミアムセグメントでさえ中国のEVメーカーが席巻
BEV大国の中国はもはや「中国メーカー」だらけに! テスラ以外の輸入メーカーは惨敗という現実
テスラが安くて長く走れるモデル3を投入! 日本導入の可能性もあるのでモデル3購入希望車は様子見が吉か
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
バスや電車を降りたあとの「足」に続々新提案! ジャパンモビリティショーに展示された「電動小型モビリティ」3台をリポート
「ルパン一味がフィアットと手を組んだだと? ルパ〜ン逮捕だ」 フィアット600e発売を記念した「ルパン三世」とのコラボキャンペーン実施
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択