#EV建機
TEXT:TET 編集部
建設機械のEV化が加速中! 好調な日本メーカーに舶来のボルボ・グループはどう挑むのか?

欧州での実績を携え中型BEV油圧ショベルを導入 折からの円安傾向と、日本の確かなものづくり品質に支えられ、日本の建設機械の海外向け出荷高は大幅な成長を示している。日本建設機械工業会が公表している2023年の累計輸出金額は、機械本体と補修部品を合わせて前年を15.4%上まわる約2兆6000億円だ。なかでも油圧ショベルの輸出金額は1兆円を超えており、コマツや日立建機、日本キャタピラーなどの主要建設機械メーカーの主力商品に位置付けられている。また、国内需要も旺盛で、全体で前年比8.9%増の1.1兆円、油圧ショベルに絞っても前年比7.2%増の3300億円超を売り上げる好調ぶりだ。 しかし、社会全体での脱炭素化、二酸化炭素の排出量削減など、自動車産業と同様の変革期に突入しており、建設機械業界でも国内外を問わず電動化の動きが活発だ。それは2016年のパリ協定により、温室効果ガスの削減目標達成に向けた各企業の取り組みが加速していることが要因だ。 国内に目を向けると、国土交通省が主体となり建設機械の脱炭素化を推進しており、電動ショベルと電動ホイールローダーを対象とした「GX建設機械認定制度」をスタートさせている。2023年10月の初回認定モデルには4社15モデルが選ばれており、小型の電動ショベルから中型20トンクラスの電動ショベルまで認定されているのだが、国内メーカーはコマツ、竹内製作所、コベルコ建機の3社で、残る1社は山崎マシーナリーが国内取り扱い代理店となっているボルボ・グループ・ジャパンの小型電動ショベルだ。 ボルボ・グループ・ジャパンは、ボルボ建設機械グループのひとつである「ボルボ建機」の日本法人だ。国内外で高い評価を得ている大手建設機械メーカーがひしめく日本において、挑む形となっているボルボ・グループ・ジャパンではあるが、主戦場の欧州では社会環境改善に対する意識が高く、日本に先行して電動化の技術開発と市場投入をおこない、作業現場での稼働実績に基づき信頼性の確保を進めてきた先行者ならではの強みがある。 そのようななか、油圧ショベルとしての使用台数が多いといわれる20トンクラスに、ボルボ・グループ・ジャパンが「EC230 Electric」を、2024年5月中旬から日本販売代理店の山崎マシーナリーを通じて日本市場に導入すると発表した。 「EC230 Electric」はバッテリーEV(BEV)の中型油圧ショベルでありながら、近年の建設現場において重要なICT機能も備えている。電動モデルだから騒音が大幅に軽減されているだけでなく、振動が少なかったり排出ガスが出ないことなどメリットは多い。現場の作業環境とオペレーターの労働環境の両面で改善につながるだけでなく、マンションや戸建て住宅が立ち並ぶ地域では、そのメリットが直接快適な住環境にもつながる側面がある。肝心の掘削力に関しても、同等クラスのディーゼル駆動モデルと比べても遜色がないという。 ボルボはグループ内のBEVコンポーネントの共通化・最適化が可能なことや、同じくグループ内のEVトラックで培ったノウハウを生かし、EV建機の取り扱いに関する独自のトレーニングプログラムの提供をおこなうことなどで、競合他社に対する優位性を訴求し、日本でのEV建機の市場シェア獲得を目指していくとしている。

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コベルコのFCEVパワーショベル(photo=コベルコ建機)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
建機用水素充填インフラの構築を急げ……コベルコ、FCEVパワーショベルの稼働評価を開始[2023.10.12]

コマツも試作機を開発した中型クラスの電動パワーショベル 官民一体でFCEV建設機械の開発とインフラの構築を早急に 【THE 視点】コベルコ建機は、燃料電池式(FC)の電動ショベルの試作機(以下、FCEVパワーショベル)の稼働評価を開始した。 FCEVパワーショベルの実用化に向けた取り組みを2021年に開始し、2023年3月に試作機が完成した。中型の油圧ショベルにトヨタのFCユニットと水素タンクを搭載。パワーショベルに求められる基本動作に支障がないことを確認したという。 評価結果をまとめると以下となる。 ・エンジン搭載機と遜色がない動作速度 ・圧倒的な低騒音 ・エンジンによる振動がないため、車体への振動伝達が低減し搭乗時の快適性が向上 ・水素と空気中の酸素が結合した純水のみの排出なので、CO2がゼロ ・高温排気がないため、車体やその周辺への熱害がない 今後も、エンジン搭載機と同等の作業性能を実現するために試作機の検証と改善を進め、商品化を目指すという。ちなみにコベルコは、世界初の「ハイブリッドショベル」や「有線式電動ショベル」といった環境負荷低減に貢献する建設機械の開発と提供に努めている。2025年に、まずはEV建機のニーズが高い欧州に向けに「バッテリー式EVのミニショベル」と「小型重機ショベル」。さらに日本国内向けに「クローラークレーン」の有線電動仕様の導入を計画し、EV建機の普及を着々と進めている。 特注ではなく、トヨタの量産品のFCシステムを使用しているとすれば、信頼性が高い上にコストの低減が期待できる。同じ建機メーカーの小松製作所(コマツ)も、今年5月にトヨタのFCを使用したFCEVパワーショベルの開発と実証実験の開始を発表している[詳細はこちら<click>]。コベルコと同じ中型の油圧ショベルがベースなので、FCシステムも大きくは違わないだろう。逆に各メーカーは、どういった点でそれぞれの特徴を出していくのか、興味津々である。 一方、使われる環境が自動車のFCEVとは違うので、環境に合わせた信頼性や耐久性などの検証は今後も継続していく必要がある。 また、水素充填のインフラを建機に対応させるといった国が絡む法整備の問題もある。現状では自動車用の水素ステーションは法の縛りで建機では使えないと筆者は認識している。 政府は、FCEVの普及を目標に水素供給インフラの整備・強化も目標に掲げているが、建機に対するそれらの構築も具体的に検討を始めてほしい。騒音・排熱といった環境問題の対策に非常に有用なEV建機は、バッテリー式であれFC式であれ普及を加速させるべきだ。官民一体となって取り組んでほしい。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★テスラ、新型「モデル3」の展示会を開催 ……10月13日(金)より、「テスラ新宿」「テスラセンター板橋」「テスラセンター千葉稲毛」「テスラおおたかの森」「テスラ幕張新都心」「テスラ・ラゾーナ川崎プラザ」で、「ハイランド」と言われる改良新型「モデル3」の展示を行なうと発表した[関連記事はこちら<click>]。 ★★レクサス、EVスーパースポーツをJMSで発表か ……「ジャパン・モビリティ・ショー」(JMS)の出展概要を発表した。「バッテリーEVコンセプトカー」の出展予告とともにシルエットを公開した。スポーツ車を彷彿とさせる低いスタイルをとっている。 ★★スバル、EVスポーツをJMSで発表 ……「JMS」の出展概要を公表した。「スバル・スポーツ・モビリティ・コンセプト」を出展する。公開されたティーザー画像では、低く構えたクーペらしきスタイルが見て取れる。 ★★ボールねじのTHK、EVを開発 ……実走行が可能なコンセプトモデル「LSR-05」を開発した。「JMS」に出展するという。車両にはTHKの独自技術を満載。SUVクーペスタイルの4人乗りで観音開きドアを採用している。 ★★三菱、クロスオーバーMPVのEVコンセプトを開発 ……「JMS」に出展する。ティーザー画像では、「デリカ」のようなシルエットを確認することができる。また、バギースタイルの小型EV「Last 1 mile Mobility」も出展する。 ★ヤマハ、3ホイーラーのオープンEVを開発 ……前輪二輪のリバーストライク型のオープントップEVコンセプト「トライセラ」を開発した。「JMS」に出展するという。そのほか、コンセプトEVスクーター「イーラブ」や、スーパースポーツスタイルのEVバイクも出展する。 ★BMW、「iX2」の車両概要を公開 ……「ジャパン・モビリティ・ショー」でのワールドプレミアを前に車両概要を公表した。プレミアムコンパクトクラス初のスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC:いわゆるSUVクーペ)スタイルのモデルとなる。最高出力230kW(313ps)/最大トルク494Nm(50.4kgm)のデュアルモーター式AWDで、最大航続距離は449km(WLTP値)。 ★米新興アルファモーター、ピックアップEV「ナイトウォルフ」を発表 ……シングルキャビンのピックアップトラックとなる。駆動方式はRWDもしくはデュアルモーターのAWDを選択可能。最大航続距離は275マイル(435km)。 ★「フィアット 500e」「アバルト 500e」向けのオンデマンド充電サービスが開始 ……欧州の4ヵ国・13都市でサービスを開始した。スマホからの予約で充電機材を搭載した車両が駆けつけ充電を行なう。サービスはE-GAPが担当する[関連記事はこちら<click>]。 ★ステランティス、ドイツ国内のEVでトップシェア ……2023年9月のドイツ国内におけるEVの販売台数を公表した。「オペル・コルサ・エレクトリック」(2位:2,200台)、「フィアット・500e」(3位:1,800台)、「オペル・モッカ・エレクトリック」(4位:1,300台)となり、ドイツでのトップシェアを獲得したという。 ★ジェネシス、アメリカ33州でEVモデルを取り扱い ……ヒョンデの高級ブランドのジェネシスは、10月10日付で33州に販売網が拡大したと発表した。10の州へ販売を広げ、カリフォルニアとルイジアナには2つの独立ディーラーをオープンしたという。 ★東京都の公共駐車場で計52基の充電器が新規稼働 ……テラモーターズが展開する。木場/和田堀/石神井/中川/東綾瀬/宇喜田/武蔵野の森/小金井の各公園の駐車場に導入。 ★世田谷区の公共施設に充電器を設置 ……テラモーターズは、東京都世田谷区と充電インフラ整備に関して協定を締結した。区立教育総合センターと多摩川総合支所に、急速充電器を1基ずつ設置予定。 デイリーEVヘッドライン[2023.10.12]

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コマツ・PC05E-1(Photo=福田 雅敏)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
交換式バッテリーのEV建機……コマツ・ホンダ共同開発の電動パワーショベルが発売[2023.10.11]

2023年は“静かな”建設現場実現に向けての元年と定義 EV建機は運転中でも人の声が届き安全を確保できる 【THE 視点】小松製作所(コマツ)は、本田技研工業(ホンダ)と共同開発した電動マイクロショベル「PC05E-1」を10月より国内発売する。 2022年3月より国内に導入している超小型電動パワーショベル「PC01E-1」の系列拡大機種となる。コマツの建設機械の中でも、小規模な土木・建築工事・ガス・電気・配管工事などの現場で利用されることの多いタイプで、「PC01E-1」と同様に、動力源にホンダの電動パワーユニット「eGX」と交換式のリチウムイオンバッテリー「ホンダ・モバイルパワーパックe:」(MPP)を採用していることが特徴だ。 主な仕様は、バケット容量0.011m3/機械質量520kg/モーター出力3.3kW(4.5ps)。公表価格は310万円(工場裸渡し消費税抜き)となる。 さらにコマツは、リチウムイオンバッテリーを搭載した3トン・クラスの新型電動ミニショベル「PC30E-6」を、欧州市場に続き10月より国内発売するとも発表した。 2020年に国内市場にレンタル機として導入した3トンクラス「PC30E-5」のフルモデルチェンジ機となる。鉛のバッテリーに替わりリチウムイオンバッテリーを搭載することで急速充電に対応し、稼働時間の延長および車両のコンパクト化と軽量化を実現したという。 主な仕様は、バケット容量0.08m3/機械質量3,580kg/モーター出力17.4kW(23.7ps)。公表価格は1,200万円(工場裸渡し消費税抜き)となる。 コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付け、電動化市場がまだ形成されていない国内に多様な機種を投入することで、2050年のカーボンニュートラル実現へ向けた早期の市場形成を目指すという。 「PC05E-1」は、「スマートエネルギーWeek 春」のレポート[詳細はこちら<click>]などでお伝えした機種だ。発売されることを楽しみにしていた。電動なので、騒音や振動も少なく排気ガスも出ない点にメリットがあるのはもちろんだが、最も大きな特徴はホンダの「MPP」(モバイル・パワー・パック)を採用していることだろう。「MPP」を多めに用意し充電を済ませておけば、電池交換のみで連続稼働が可能になり待機時間が少なくて済む。 「建機展」のレポート[詳細はこちら<click>]でもお伝えしているが、「MPP」は、酒井重工業の「ハンドガイドローラー」などにも採用されている。「MPP」ファミリーには、数十個の「MPP」を一気に充電できるバッテリー交換ステーション「パワーパック・エクスチェンジャーe:」がある。都内などでは、「MPP」を使用したEVバイク「ベンリィe:」などに向けたバッテリー交換のシェアリングサービスが始まっている(法人向け)。この充電機器は、工事現場にも使用することができるはずだ。「MPP」を採用した建機は、充電待機なしで稼動することができるようになる。 さらに、大型の3トン・クラスの新型電動ミニショベルも「建機展」のレポートで紹介したものだ。建機が大型になっても、騒音などが大きく低減され環境が改善される。 加えて言えば、建機が電動化されることで出てくる隠れた効果は「人の声が聞こえる」ことだろう。万が一の場合は叫べば操縦手に直接警告できるのだ。整備コストが削減でき騒音も少なく安全性も高いのであれば、EV建機を導入するメリットは高い。 コマツはこれを機に、EV建機の普及に一層力を入れてほしい。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★日産、コンセプトモデル「ハイパーアドベンチャー」を発表 ……本格的なアウトドアに対応できるSUV型のEV。駆動方式はAWD。V2Xや給電機能を標準装備している。「ジャパン・モビリティ・ショー」でワールドプレミアする。 ★★メルセデス・ベンツ・トラック、「eアクトロス600」を正式発表 ……EVのトラクター・ヘッドとなる。搭載バッテリーの容量は600kWh。1充電あたり500kmを走行可能で、法規で規定されている1回の休憩時に充電を組み合わせれば、1日1,000km以上を走行できるという。ディーゼル車と比較して80%以上のCO2を削減できるとのこと。 ★★ホンダ、自動運転対応のEV芝刈り機を開発 ……自社製品初となるEVの芝刈り機のプロトタイプ「ホンダ・オートノマス・ワーク・モーア(AWM)」を発表した。手動と自動の運転モードが選択でき、手動の場合は操縦手の作業パターンを学習し自動モードに反映するという。 ★BMW、2023年6月〜9月期のEV販売台数が79.6%増 ……第3四半期のBMWとMINIのEVモデルの販売台数は9万3,931台で前年同期比79.6%増となった。BMWブランド単体としては8万3,200台で前年同期比100.3%となった。 ★メルセデス・ベンツ、2023年6月〜9月期のEV販売台数が66%増 ……第3四半期のEVモデルの販売台数が6万1,600台となった。そのうち「EQS SUV」の販売は66%増となり、EVモデルの販売台数の増加を支えた形となった。また、EVバンの販売も6,300台となり、前年同期比105%の数値となった。 ★ボードリ、自動運転EVバスがレベル4相当での運行に成功 ……神戸市からの委託事業で運行している須磨海岸周辺ルートにおいて、レベル4(機械主導)の自動運転に成功したという。使用車両はエストニアのオーブ・テック製の「ミカ」。9月23日〜29日に一般市民向け試乗会が行われた。障害物も自動で回避したという。 ★KGモーターズ、1.5億円を資金調達 ……ベンチャーキャピタルや事業会社を引受先とするJ-KISS型新株予約権を発行した。調達資金は試作車の開発や人材の獲得にあてるという。 ★日立アステモ、ミラノショーに二輪向けのEV技術を出展 ……11月7日〜12日にイタリア・ミラノで開催されるモーターサイクルショー「エイクマ2023(ミラノショー)」に出展する。ブース内では、二輪向けに開発したインバーターとモーター一体型の駆動装置「e-アクスル」を展示する。 ★DS、「フォーミュラE」次シーズン向けのマシンを公開 ……フォーミュラEのチーム「DSペンスキー」は、次のシーズンに使用するマシンを公開した。カラーリングが変更となっており、従来のゴールドとブラックの塗装を反転させ、よりゴールドが強調された車体となった。 デイリーEVヘッドライン[2023.10.11]

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「第5回 建設・測量生産性向上展」にてコマツが展示していたEVパワーショベル(photo=福田 雅敏)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
建機からエンジン音が消える……コマツ、EVのパワーショベルを欧州と日本に導入[2023.07.21]

リチウムイオン・バッテリーにより稼働時間を20%延長し小型化も実現 排ガス・熱・機械騒音がなくなるなどメリット多数の次世代建機 【THE 視点】コマツは7月18日、EVミニショベル「PC30E-5」をフルモデルチェンジし、欧州市場に導入すると発表した。2023年度を「電動建機の市場導入元年」と位置付けており、今回の発表はその第一弾となる。欧州市場からの導入となるが、国内市場への導入も予定している。 「PC30E-5」は、2020年にレンタル機として日本国内に導入したモデルのフルモデルチェンジ版で、従来の鉛のバッテリーに代わり、大容量のリチウムイオン・バッテリー(LIB)を搭載している。 従来型に比べ、連続稼働時間を約20%延長し、重量は約25%軽減、後端旋回半径は約30%短縮した。稼働時間の延長と車体のコンパクト化を両立することで、より幅広い現場での稼働を実現するという。これら全ての効果はLIBの採用によるところが大きい。 3トンクラスは小型なため、都市土木や屋内の現場に使用されることが多い。排ガスの無煙化や低騒音の建機を要望するユーザーの声を反映した「PC30E-5」をきっかけに、小型クラスの電動化と市場形成を目指していくという。 コマツの電動ショベルは、「第5回 建設・測量生産性向上展」のレポート[詳細はこちら<click>]でもお伝えした「PC30エレクトリック」の製品版と思われる。会場では機械質量3,570kgで、最高出力18.7kW(25ps)のモーターで駆動すると発表していた。 その建機展にてコマツの担当者から聞いた話では、「特に欧州の建機に対する環境問題は深刻で待ったなしの状態で、国内よりも欧州が優先」とのことだった。またコマツは、バッテリー駆動以外にも、燃料電池のショベル(コンセプトモデル)も発表しており、他の建機メーカーに比べて、カーボンニュートラル化では先行しているように感じる。 さらに同会場にて、建機レンタルの業者から聞いた話では、EV建機のレンタル市場への導入の要望も出ているという。小型のパワーショベルは、日本全国で活躍していない場所はない。それらがEVになれば、環境負荷の低減は自動車以上かもしれない。 特に機械騒音が減ることは、運転手へのストレスが低減でき、住民からのクレームの低減といった計り知れない効果があるだろう。日本への早期導入を熱望する。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★新型スポーツEV「アバルト500e」が今秋に日本導入……新宿歌舞伎町タワー前にて国内初展示<7月22日(土)・23日(日)>[詳細はこちら<click>] ★★日産、「アリア」が北米にてテスラの急速充電インフラ「スーパーチャージャー」に対応、今後のEVモデルにも北米の規格「NACS」を導入、2024年以降に関連インフラ利用が可能に ★★アウディ、「ダカール・ラリー2024」に出場するEVラリーマシン「RS Q e-tron」を公開……7月11日より7日間、イベリア半島にてテスト ★テスラ、総生産台数が右肩上がり……2023年4月〜6月期の総生産台数が47万9,700台、1月〜3月期の44万808台から増進 ★東名足柄SA(上り)にてEVオーナー専用スパ「フルチャージ・サロン」が7月21日(金)よりオープン……頭のマッサージ専門店「悟空のきもち」と日産がコラボ、20分のEV充電とともにドライバーも“充電” ★ボグゾール、新型EV「コルサ・エレクトリック」の価格を決定……3万2,445ポンド(約585万円)〜、計4グレードを用意 ★アウディ、電子廃棄物からレアアースを回収する技術に投資……フライベルク工科大学と共同研究、「eモビリティの発展に不可欠な技術」 ★BMW、レーゲンスブルク工場の「X1」の生産が100万台を達成……100万台目のマイルストーンはEVの「iX1」 ★ヤネカラ、後付けの遠隔式EV用充電コントローラー「ヤネキューブ」について東京センチュリーと協業……「ヤネキューブ」の拡販を目指す ★スカイドライブ、アメリカで空飛ぶクルマを5機受注……チャーター機の運行企業「オースティンアビエーション」とプレオーダーを合意 ★NTTアノードエナジーとパナソニック、「大阪万博」にて水素のサプライチェーンを実装……NTT側が水素を生成・供給し、パナ側が燃料電池を用いて発電 デイリーEVヘッドライン[2023.07.21]

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Bobcat E10e(photo=福田 雅敏)
TEXT:福田 雅敏
EV建機のインフラ整備を急げ……「第5回 建設・測量生産性向上展」レポート、その2[THE視点]

第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2023)が5月24日(水)~26日(金)まで「幕張メッセ」<千葉市美浜区>にて行われた。 「建設機械の展示会」である本イベントには、国内外から大手建機メーカーが出展しており、建機にも電動化の波が迫っていると、前編にて紹介した。今回も後編として、引き続き展示されていたEV建機を写真とともに紹介する。 ボブキャット……EVならではのミニショベル室内デモ Bobcatのブースでは、電動ミニショベル「E10e」のデモンストレーションを行なっていた。 室内でデモが出来るのは電動モデルならではのもの。0.025m3の標準バケット容量(バケット内に一度に入る土砂などの容量)に、10.52kWhのバッテリー容量をもつ。 ボルボ……EV小型ショベルを屋外でデモ ボルボのブースは屋外だったが、電動小型ショベル「ECR25 エレクトリック」のデモンストレーションを実施していた。 運転質量2,730kg、バケット容量0.12m3、最高出力30kW(41ps)のモーターに、最大容量20kWhのバッテリーを搭載し、最大4時間の稼働が可能。急速充電にも対応している。 CARRIER……キャタピラー式のEV運搬車 CARRIERのブースでは、業界初となる電動式不整地運搬車「MST20Cre」が展示されていた。 キャタピラー式のダンプで、運転質量2.3トンに最大積載量2トン、最大容量32.8kWhのバッテリーを搭載し最大4時間の稼働が可能。 西尾レントオール……充電器を車載する電動ミニショベル 西尾レントオールのブースには、タケウチの「TB20e電動ミニショベル」を展示。 運転質量1,930kgに最大容量24.7kWhのバッテリーを搭載、最大8時間の連続稼働が可能。充電は車載の普通充電と急速充電に対応している。また車載の普通充電器をケーブルでつないだままでの機械操作も可能だという。 そのほか、電動ランマー、電動ブレードコンパクター、充電式LED投光器などもラインナップする。 キャニコム……MPPとは違うホンダのバッテリーを採用したクローラー機 キャニコムのブースには、電動の生コン用クローラー「ジャスパー砂与」が展示。 バッテリーはホンダ製だが、「ホンダ・モバイル・パワー・パックe:(MPP)」とは異なるものを使用している。試作車とのことだった。 前田製作所……珍しい電動カニクレーン 前田製作所のブースには、ユニークな電動の蟹(カニ)クレーン「MC285CB-3」を展示。 走行時はクローラー(約2km/h)で動き、操作中はカニ状態になる。クレーン容量2.8トン、最大地上揚程8.7m。機械質量は約2トン。最大容量7.4kWhのバッテリーを搭載し、連続走行時間2時間15分で、クレーン操作時間9時間30分。ケーブルをつなげば連続運転も可能だ。 長野工業……日本初のクローラー式高所作業車 長野工業のブースには、日本初という電動クローラー式屈伸ブーム型高所作業車「NUL07E-7」が展示されていた。 最大作業床高さ6.8m、定格積載荷重150kg、機械質量2,740kg、許容路面傾斜角度5度の性能を持つ。6V×8個の鉛バッテリーで最大3日の稼働が可能とのこと。 酒井重工業……ホンダMPP採用のハンドガイドローラー 酒井重工業・電動ハンドガイドローラーのコンセプトモデル 酒井重工業のブースには、以前レポートした「ホンダ・モバイル・パワー・パックe:」を採用した電動ハンドガイドローラーのコンセプトモデルを展示。 MPPと専用充電器と共に展示されていた。 エクセン……階段も登れる荷物搬送車 エクセンのブースでは、電動荷物搬送車を展示。 クローラー式で最大500kgの荷物を積み最大40度の坂や階段を上る性能を持ち最大3時間の稼働が可能。10人分の仕事量をこの1台でこなすという。 ディンリーマシナリー日本……電動化が早かった室内用高所作業車 ディンリーマシナリー日本のブースには、展示されているもの全てが電動の高所作業車だった。主に室内用なので、古くから電動となっているとのこと。

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TEXT:福田 雅敏
建設機械にもEVの波……「第5回 建設・測量生産性向上展」より写真レポート前編[THE視点]

第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2023)が5月24日(水)~26日(金)まで「幕張メッセ」<千葉市美浜区>にて行われた。 本イベントを簡単に説明するならば「建設機械の展示会」である。建機はEV(電気自動車)と関係ないように思われるかもしれない。しかしいざ会場についてみると、建機にもEVの波がかなり押し寄せていることが分かった(以下、「EV建機」と表記)。前編(今回)と後編に分け、写真とともにEV建機の現在をレポートする。 自動車以上に進み先進的な建設機械のEV化 EV建機には、多くの人が知っているであろう大手各社から出展があった。そして測量については、水中用でも陸上用でも3D計測と5G通信が共通の認識となっているようだった。 EV建機で共通の認識となっているのが「ヨーロッパ市場」である。ヨーロッパでは、建機においてもカーボン・ニュートラルが待ったなしの状況で、建機メーカー各社が電動化への対応を急いでいる。そのため、本イベントに展示されていたEV建機も、必然的にヨーロッパ向けとなっていた。建設機械の電動化などは、我々が考えている以上に進んでいる。 クボタ……「チャデモ」に対応したEVバックホー クボタは、欧州市場向け電動バックホー「KX038-4e」を展示していた。 機械質量は3,870kgで17.8kWのモーター出力。稼働時間は、120分の急速充電を行うと4時間以上だという。 充電ポートには、日本の急速充電規格である「チャデモ」が採用されていて、ブースにはニチコン製の急速充電器も展示されていた。本機は欧州向けではあるが、日本での展開も見据えているのかもしれない。 住友建機……重量8tクラスの中型EVバックホー 住友建機は、中型バックホー「SH75E」を展示。現在開発中で、今回発表されていた仕様は、バケット容量0.28m3・機械質量8トンクラス・モーターの最高出力は50kW。こちらもヨーロッパ市場を見込んだ製品だという。 日立建機ティエラ……日本未導入のミニショベル 日立建機ティエラは、「ZAXIS ZX55U-6EBミニショベル」を展示。 すでにヨーロッパでは発売済みとのこと。重量5.5トンクラスに最高出力33kW(45ps)/最大トルク258Nm(26.3kgm)のモーターに、最大容量39.4kWhのバッテリーを搭載している。

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TEXT:福田 雅敏
ホンダの電動戦略のカギは脱着式可搬バッテリーにあり……現役EV開発エンジニアによる「スマートエネルギーWeek 春」探訪前編[THE視点]

モバイルバッテリーからEVまで対応可能な「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」 「スマートエネルギーWeek 春」内「第13回 国際スマートグリッドEXPO春」が3月15~17日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。出展社の中には本田技研工業(ホンダ)もあった。その展示内容がユニークだったのでレポートする。 今回の一番の特徴は、ホンダブース内の展示物全てが現在拡販を狙っている脱着式可搬バッテリー「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」(MPP)を電源とした製品を展示していること。その活用事例が今回の展示のコンセプトだ。 まずはその核となる「MPP」のスペックは、バッテリーパック1個あたり50.26Vを発生するリチウムイオン式で、容量1.314kWh/重量10.3kgとなっている。今回は価格も発表されており、8万8,000円(税込)/個となっている。ただしカタログには法人限定販売と書かれていた。理由はバッテリーリサイクルの社会的責任からだという。 そして今回の展示物の中でひときわ目立っていたのが、初公開となった「N-VAN」をベースとしたEVだ。ホンダは昨年12月、「2024年春に「N-VAN」ベースのEVを発売する」と発表していた。しかし今回展示されていた車両は正式版ではなくあくまでもコンセプトカーで「MEV VAN Concept」と名付けていた。 このコンセプトカーの特徴は、MPPを8個搭載しており、総容量は10.4kWhでEVとしては少ない。しかし交換できるのが特徴で、それに要する時間はわずか数分。そのため、交換用バッテリーの用意があればすぐに走り出せるので充電時間が省けるとし、「固定式バッテリーとは異なる魅力と価値の提供を検証する」としている。 クルマの仕様としては、出力14kWのモーターを前後に配置した4WDで、最高速度が70km/h以上、航続距離は75kmと発表されている。2024年春に発売が予定されている量産EVは、床下固定式とのことでバッテリー容量が多い実用的なものになるだろう。 そのほか、ホンダブース内に展示されていたものとしては以下のとおり。 ・MPPを24個同時充電できる充電設備「モバイル・パワー・パック・エクスチェンジャー e:」 ・MPP1個を充電できる専用充電器「パワー・パック・チャージャー e:」。 ・ポータブル電源「パワー・エクスポーター e:6000」とその小型版「パワー・ポッド e:」 ・三輪のEVスクーター「ジャイロ キャノピー e:」 ・電動パワーユニット「eGX」搭載の「レーシングカート」 ・「耕うん機」 ・「小型船舶向け電動推進機」 etc… ホンダのラインナップだけでもこれだけ多彩に展示されていた。 他社へも惜しみなく供給、犬猿の仲とも言われたヤマハ発動機にも 次に目を引くのが、ヤマハ発動機と協業して開発されたパーソナル低速モビリティの汎用プラットフォーム・コンセプト「ヤマハ・モーター・プラットフォーム・コンセプト」だ。なんとホンダのブースにヤマハ車の展示である。 そして建機の展示へと続く。3月14日のEVヘッドラインでも紹介したコマツの電動マイクロショベル「PC05E-1」[詳細はこちら]。これには「MPP」と同時に、ホンダの電動パワーユニット「eGX」も採用されている。 このほか「MPP」を活用した各社のさまざまなコラボレーションモデルが展示されていた。 ・電動バイブレーションローラーのコンセプトモデル(三笠産業) ・電動ハンドガイドローラーのコンセプトモデル(酒井重工業) ・スプリットライトLED投光機 PL-241SLB(デンヨー) ・秋田版スマート農業モデル創出事業「大玉トマト収穫ロボットコンセプト」(デンソー) ・DX-CELLコンセプト(デンソー) etc… あたかもホンダのブースだけで、電動モデルの見本市のようであった。 このMPPにより、建機などが大型の電動工具のようになることで、排ガス・騒音の問題をクリアでき屋内でも使用可能というケースも増えるかもしれない。振動も少ないことから身体への負担も軽減でき働き方改善にもつながる。 電動化により、これまで競合していた企業やホンダとも関わりのなかったであろう企業との間にイノベーションが生まれている。これからもより多くのモデルが、ホンダのMPPを活用して生まれることを願うばかりである。MPPに対する意気込みを非常に強く感じたホンダのブースであった。

TAG: #EV建機 #THE視点 #スマートエネルギーWeek
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
コマツとホンダが共同開発、着脱式可搬バッテリー採用の電動マイクロショベルを発表……デイリーEVヘッドライン[2023.03.14]

「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」を活用 ホンダの施策がメーカーの垣根を越え始める 【THE 視点】小松製作所は、本田技研工業と電動マイクロショベル「PC05E-1」を共同開発し、2023年度に国内市場への早期導入を目指すと発表した。このショベルのコンセプトモデルは「第13回 国際スマートグリッドEXPO」(東京ビッグサイト[東京都江東区]/3月15日[水]~3月17日[金])のホンダブース内にて参考展示される。 「PC05E-1」は、コマツの建設機械の中でも、小規模な土木/建築工事やガス/電気/宅内配管工事などの現場で利用されることの多いマイクロショベルに、ホンダが開発した着脱式バッテリー「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」と電動パワーユニット「eGX」を搭載することで実現した。 電動マイクロショベルは、従来のエンジン搭載型の難点である、騒音や排熱の大幅な低減を実現しており、環境に優しく、屋内外問わずどのような環境でも快適に作業が可能となる。 プロトタイプの主な仕様は、バケット容量:0.011m3、機械質量:550kg、モーター出力:3.3kWとかなり小型だ。 ホンダのモバイル・パワー・パックは採用車両等が拡大しており、EVスクーターからEVカート、そして今回は建機にまで及んだことになる。同時に供給先もヤマハ発動機に続き今回はコマツと業界の垣根を超えた取り組みとなっている。 建機の電動化は中型でも行われているが、いずれも充電式だ。今回のバッテリー脱着型を小型車両に採用したことにより、比較的軽量な電動マイクロショベルとその充電装置を合わせても総重量は1トンにはならないだろう。 移動も容易なうえ、充電時間を待たずに充電済みのバッテリーに交換することで、効率的に作業が行えるのもメリットだ。今後、屋内を中心に活躍することだろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★テラモーターズ、日東工業製の普通充電器「Pit-2G」を採用……「テラチャージ」専用アプリ経由で充電時間設定/料金決済が遠隔で可能に ★★BMW、「iX3 M Sport」等をリコール……バッテリーマネジメントエレクトロニクス(SME)の誤診でモーター出力低下のおそれ[詳細はこちら<click>] ★アウディ、インフォテイメントシステムでサードパーティ製アプリを利用可能に……専用「アプリストア」をガソリンモデルのほか「Q8 e-tron」「e-tron GT」に対応し6月以降欧州などで開始 ★エネチェンジ、最高出力6kWの普通充電器が受注3000台を達成……2021年11月のサービス開始以降1年4ヵ月で[詳細はこちら<click>] ★FDK、ニッケル亜鉛電池を開発……ニッケル水素電池の負極材を亜鉛化合物に置き換え、電動モビリティでの使用も視野 ★「フォロフライ EV F1 VAN」に試乗[詳細はこちら<click>] ★チューニングメーカーのキャロッセが「テスラ・モデルS」をカスタマイズ[詳細はこちら<click>] ★ファルケンからEV専用タイヤ「e.ZIEX」登場[詳細はこちら<click>]

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