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「ホンダ・クラリティ FUEL CELL」でEVイベントに参加……長距離走の燃費を計測してみた


TEXT:福田 雅敏 PHOTO:福田 雅敏
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高速道路の燃費は最高記録を達成

せっかくの機会なので、FCEVの燃費がどれだけ伸びるかチャレンジしてみた。無駄なアクセル操作のいらないACCを積極的に使用して目的地に向かう。

目的の水素ステーションまでの距離はおよそ230kmだが、一気に走るわけにはいかないので、途中、上信越自動車道横川SAで昼食をとる。時間にしてちょうど2時間程度のところにあるので、休憩のタイミングとしては丁度良かった。

平日昼間と言うこともあり道路は比較的空いており順調であった。横川SAでは、名物の釜めしをと思ったが、平日にもかかわらず行列が出来ていたので、味噌ラーメンを食べた。

そして長野の水素ステーションを目指す。途中、2か所ほど道路工事などで車線規制があったが、それでも比較的順調に須坂長野東ICに到着することが出来た。時間は14時30分となっていた。

水素のチャージ量は1.78kg。金額は1,210円/kg。練馬と同じ価格だった。練馬でチャージしてからここまでの燃費は128km/kg。比較的登りの多い関越自動車道、上信越自動車道としては想像より燃費が良かった。この時点で航続可能距離は707kmを示していた。過去最高の燃費である。

ちなみに私がチャージしているときに現行型の「トヨタ・ミライ」が充填に訪れた。そのドライバーは、「普段は2台重なることもないしクラリティとミライが並ぶなんて!」と驚いていた。

一般道でさらに燃費が伸びた

ジャパンEVラリー白馬2023(photo=福田 雅敏)

この後一般道と一部有料道路を使い白馬に向かう。途中道の駅で休憩を兼ねトイレ休憩を取る。一般道も順調であった。そして16時丁度に、最終目的地である「白馬ジャンプ競技場」に到着。長野の水素ステーションからおよそ50kmあまり。長野の水素ステーションからの燃費は170km/kgと、燃費記録をさらに更新した。

さてこれにて移動は完了である。翌22日からは、いよいよ「EVラリー白馬」の本番である。次回は、そのイベントの模様をお届けする。

ジャパンEVラリー白馬2023(photo=日本EVクラブ)

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