コラム
share:

蓄電池としてコスパに優れる電気自動車はどれ?一番は国産車ではなく輸入車だった!


TEXT:烏山 大輔 PHOTO:テスラ、ヒョンデ、BYD、日産、三菱
TAG:

ヒョンデのアイオニック5が最もコスパがいい!

2023年7月現在、日本で販売している乗用のBEV、かつV2H対応車種は10メーカー、14モデルだった。

最も1kWhあたりの価格が安いのはヒョンデ・アイオニック5のVoyageグレードで71,488円だ。2番目はBYD・ATTO 3で75,137円で、7万円台なのはこの2車種だけだった。

その次に8万円台の5モデルがあり、10万円以上の7モデルが続く。販売が好調な軽BEVの日産・サクラと三菱ekクロスEVは12.7万円と電池容量の小ささが響き、このコスパの考え方だと高額な方に入ってくるが、もちろん車両本体価格は圧倒的に一番安い。

BEVとしての十分な航続距離と車両本体価格、電池容量のバランスでみると、8万円台までがひとつの基準のように思える。それは奇しくもテスラのパワーウォール(8.15万円)とも重なる結果だった。

BEVはもちろんのこと、居住地によっては太陽光パネルもV2H機器も家庭用蓄電池も、補助金が支給される。ご自宅の電気代低減の目的で設置した太陽光発電やV2Hであったとしても、電力需要のピークカットにも貢献可能で、BEVをCO2フリーで乗ることもできる。つまり地球環境という大きな観点ではカーボンニュートラル達成を助けることになる。ぜひBEVの導入と一緒に検討してみてはいかがだろうか。

※同じモデルに複数の電池容量がある場合は電池容量別に記載している。同じ電池容量で複数グレードがある場合は最も価格の低いグレードを記載している。1kWhあたりの価格は、車両本体価格をベースとしているので、国などから支給される補助金がある場合はさらに低減させることが可能だ。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本は3年連続「日産サクラ」がトップ! じゃあ中国・欧州・アメリカで一番売れてるEVってなにか調べてみた
電気自動車って「お金的に」得? エンジン車と諸々の費用を比べてみた
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
more
ニュース
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
トヨタの新型モビリティでお台場周辺が一気に便利になる! 「eパレット」と「C+walk」が街全体の活性化にも貢献
ホンダがカーボンニュートラル実現に向け二輪の電動化を加速中! 欧州でネイキッドモデル「WN7」を発表
more
コラム
そういえば日産が全固体電池は追浜で作るって発表したけど……追浜工場閉鎖で夢の電池はどうなる?
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
中古EVの「バッテリーだけ」がヤフオクに出てる! 一体何に使う?
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
マンションでもEVが身近になる! 官⺠連携で既存マンション全274駐⾞区画にEV充電コンセントを導⼊した事例リポート
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択