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日本の小さい技術開発が未来を作る
今回は、「Japan Drone 2023」と「次世代エアモビリティEXPO 2023」の併催となったが、もはやドローンとエアモビリティの垣根は崩れつつあると言えよう。両者に使われる技術のベースは同じと言えるし、安全性はもちろん「人を救い人の役に立つ」という社会的使命も、究極には同じはずである。
ちなみにだが、ドローンを操縦する肝心なコントローラーは、R/C用のプロポでお馴染みのフタバ(双葉電子工業)製を多く見かけた。筆者もホビーとして親しんだメーカーなだけに、R/Cで培った技術が社会インフラとして活かされている姿を嬉しく思えた。写真はフタバが開発に関係しているドローンたちだ。
マニアックなホビーであったR/Cの飛行機やヘリコプターが、劇的な進化を遂げて社会的使命を帯びるようになったことは感慨深い。日本がこれまで趣味向けに開発してきた技術は無駄ではなかったと言える。
フタバのプロポと言えば、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(第1作)にて、デロリアンのリモートコントローラーとなっていた。2025年は、その「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の公開から50年の節目にあたる。「空飛ぶデロリアン」の時代がいよいよ現実味を帯びてきた。