試乗
share:

EVになってもプジョーの走りは変わらない!? [プジョーe-208試乗記:その4]


TEXT:生方 聡 PHOTO:小河原 認
TAG:

プジョーのコンパクトハッチバックといえば、軽快な走りが魅力。そのDNAはこのe-208にも受け継がれているだろうか?

街もワインディングロードも楽しい!

今回試乗した上級グレードのe-208 GTには、e-208アリュールに対して1インチアップの205/45R17タイヤが装着されている。そのせいか、一般道では路面の荒れやざらつきを伝えがちで、ロードノイズも耳に付く。目地段差を超えたときのショックも目立ち、リアからの軽い突き上げが気になることもあった。しかし、スピードが上がるにつれて乗り心地の硬さは和らいでいく。

一方、スポーティな味付けの足まわりと、EV特有の低重心設計のおかげで、1,500kgという車両重量にもかかわらず、コーナリング時の身のこなしは思いのほか軽快。今回の試乗ではワインディングロードを走る機会があったが、ロールを抑えながら、軽快にコーナーをクリアするe-208の走りは、文句なしに楽しいのひと言である。

前述のとおり、街中では多少乗り心地に我慢を強いられることもが、コンパクトなボディは取り回しやすく、瞬発力のあるモーターのおかげもあって、機敏な走りが味わえるのも、このクルマの大きな魅力だ。

ステアリングの操舵力はきわめて軽く、それ自体はいいのだが、高速走行時に中立付近の舵の収まりがややあいまいなのが気になるところだ。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
新型リーフを筆頭に世界中に新型EVを投入して戦力底上げ! 日産が今後の経営戦略を発表
BEV用の新開発プラットフォーム「PPE」初採用! アウディQ6 e-tron/SQ6 e-tronがついに日本デビュー
交換式バッテリーの実用化は商用・フリートから! 米Ample社と三菱ふそうが提携し都内で実証実験開始
more
コラム
結局「全固体電池」ってなに? どんなメリットがある? 「夢の電池」と言うには時期尚早な次世代バッテリーの中身
「セダンであり、5ドアクーペであり、SUV的でもある」という謎の表現! でも確かにカッコイイ「ボルボES90」をデザインのプロはどう見る?
そういや「スマートグリッド」ってドコいった? EVを蓄電池として利用する流れのいま
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
more
イベント
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
売り物ではなく概念を展示するモデリスタ! 正体不明なトヨタbZ4Xはブランドの「新化」という概念を示すスタディモデルだった【大阪オートメッセ2025】
子どもに大人気の電動バギーに大迫力のエアロキットや色が変わるフィルムまで登場! 大阪オートメッセのEV関連出展物はどれもユニークすぎた
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択