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小ささは正義だ! [プジョーe-208試乗記:その2]


TEXT:生方 聡 PHOTO:小河原 認
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スタイリッシュなエクステリアデザインが魅力のe-208。コンパクトなハッチバックスタイルが、このクルマの魅力を加速する。

208とe-208の見分け方は?

いつの時代もカッコいいコンパクトカーとして人々を魅了してきたプジョーの“20X”シリーズ。「P21」と呼ばれる現行タイプもコンパクトカーの定番であるハッチバックスタイルを採りながら、プジョーらしい躍動感溢れるデザインにより、全長4,095mm、全幅1,745mm、全高1,465mmとは思えない強い存在感を放っている。さらに“3本爪”と牙のように伸びる“セイバー”を組み合わせたLEDデイタイムランニングライト、やはり3本爪のテールライトとそれを結ぶブラックバンドが印象的なリアビューなどにより、最新のプジョーであることを主張。思わず“ジャケ買い”してしまいそうな一台である。

ガソリンエンジンを積む208とEVのe-208はボディサイズは同一であり、デザインもほぼ共通だ。数少ない違いとしては、“e208”のエンブレムに加えて、e-208ではラジエターグリルがボディカラーにあわせて塗装されること。さらに、ラジエターグリル内のライオンマークが見る角度により色が変わったり、Cピラーに“e”マークが備わるのが、見分けるうえでのポイントになる。個人的には、208と見分けがつかない、デザインも同一というメーカーオプションがあったらいいと思うのだが。

デザインと並んで、扱いやすいサイズのボディもこのクルマの大きな魅力である。大容量バッテリーを搭載しやすいという意味では、背の高いSUVは有利だが、それと引き換えに外出先で駐車場が見つからないことはよくある。私も「フォルクスワーゲンID.4プロ」に乗り換えてからそんな経験が何度もあり、そのうえID.4プロは車両重量が2トンを超えるため、重量オーバーで追い返されることもしばしば。その点、全高が1,465mm、車両重量が1,500kgのe-208 GTは「3ナンバーお断り」「外車お断り」という駐車場でもないかぎり、受け入れてもらえるのは本当に助かる。

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