中国の電気自動車メーカーBYDの日本法人BYDオートジャパンは5月19日、電動SUV「ATTO 3(アット3)」のシェアリングサービスを、DeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアサービス「エニカ」を通じて開始すると発表した。
主要都市のBYDディーラーで借り出し可能
バッテリーメーカーとして創業し、電気自動車事業にも進出、電気自動車(PHEVを含む)の販売台数で世界一となっているBYD。そんなBYDが、今年1月に日本で販売を開始したアット3は、全長4,455mm×全幅1,875mm×全高1,615mmというボディサイズを持つ電動コンパクトSUVだ。
同クラスのライバルでは500万円~600万円に設定される車両が多いなか、アット3はスタート価格440万円という戦略的な設定を打ち出し、最近では街中で見かける機会も増えてきた。もちろん価格だけでなく、外部給電可能なV2H(Vehicle to Home)機能や、輸入車にもかかわらずウィンカーレバーを日本車と同じ右側に配置するなど、痒いところに手が届く使い勝手の良さも人気の秘密に挙げられる。
今回、BYDオートジャパンが連携するのはカーシェアサービスのエニカで、気軽にアット3を借りてもらおうというのが狙い。パートナーとなるエニカは、個人や法人が所有するクルマをシェアリングできるプラットフォームを提供する企業として2015年に創業され、これまで累計登録会員数は70万人以上、登録車種数1,100以上、累計登録台数2万8,000台以上という実績を誇る。
今回、アット3を貸し出すのはすべて主要都市のBYDディーラー。販売店が窓口ということで、電気自動車に不慣れな利用者でも出発前に丁寧なレクチャーを受けることができるうえ、車両状態についても信頼を置くことができそうだ。
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