ニュース
share:

ボルボ、「EX30」の来月の発表を予告、新しい小型の電気自動車


TEXT:烏山 大輔
TAG:

ボルボは6月7日に、新型BEV(バッテリー電気自動車)の小型SUV、「EX30」を世界に向けて発表することをプレスリリースで伝えた。

また「この新しい小型SUVについて、今後、数週間にわたって詳細をお知らせしていきます。是非、ご注目ください。小さく考えることは、私たちの最大のアイデアのひとつです」とリリースは締められている。

「EX30」という名前について

ボルボは1990年代中盤以降の車名を、アルファベットと二桁の数字で表してきた。

アルファベットは、Vがボルボの代名詞とも言えるステーションワゴンを意味し、Sはセダン、Cはクーペ、XCはSUVと、ボディタイプを示してきた。

そしてEXの頭文字は昨年11月に発表された「EX90」から使われはじめた。同車は、ボルボが「新しい完全電動フラッグシップSUV」と位置付ける。
XにSUVの要素があるとすれば、EはやはりEVのEだろう。これまでのXCとは異なりEを最初に持ってきたEXからもEVを推進していくというボルボからのメッセージとも思える。

30という数字は特徴的なリアガラスを持つ「C30」以来となる。現行のラインナップでは40がミニマムだったので、つまりEX30はBEVのSUVで、最もサイズが小さいモデルになると考えられる。

SUVは、グローバルでひとときのブームではなく、もはやボディタイプの主流となっている。ボルボが「XC90」をラインナップしたのは2002年のことである。そしてSUVは床下に大量のバッテリーを搭載するBEVとも相性がよいこともあり、ついにボルボもEX90を新たなフラッグシップとして発表した。

ボルボと言えばワゴンという認識は、既に過去のものとなりつつあり、一抹の寂しさも感じるが、それもこれも「100年に一度の大変革期」にある自動車業界がボルボにもたらしたものと割り切るしかなさそうだ。

 

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
EVバスを導入したい自治体や事業者の救世主となるか!? ヒョンデ中型EVバスを2024年末までに国内投入
ホンダの電動ロボット芝刈機/草刈機「ミーモ」シリーズが大幅改良! 国内で年間500台のセールスを目指す
ホンダCR-Vが帰ってきた! 新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」が登場
more
コラム
電動化の失速どころかEV&PHEVがバカ売れ! テスラもドイツ御三家も押し出す中国メーカーの勢い
日本での走行テストを確認! 中国BYDの新たな刺客「Sea Lion 07」の驚異の性能
日本のEVシフトは2024年に入り低迷気味! 軽のサクラ&eKを除けば海外勢の健闘が目立つ
more
インタビュー
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
災害に強いクルマは「PHEV+SUV+4WD」! 特務機関NERVがアウトランダーPHEVを選ぶ当然の理由
more
試乗
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
誰もが感じる「ポルシェに乗っている」という感覚! ポルシェはBEVでもやっぱりスポーツカーだった
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身
more
イベント
中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
レース前に特別に潜入! フォーミュラEに参戦する日産チームのテント内は驚きと発見が詰まっていた
日産がフォーミュラE「Tokyo E-Prix」開催前スペシャルイベントを開催! 六本木ヒルズアリーナに1夜限りのサーキットが出現
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択