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ボルボ、「EX30」の来月の発表を予告、新しい小型の電気自動車


TEXT:烏山 大輔
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画像と動画からEX30を探る

今回、リリースと一緒に公開された唯一の画像からは、「コ」の字の上に直線が伸びていくボルボらしいテールランプの車であることしか分からないが、30秒の動画(https://www.youtube.com/watch?v=8slXSk36Ats)からはもう少しだけ見えたことがあるのでお伝えしたい。

※これ以降の画像は動画のスクリーンショットです。

動画は「VOLVO」の文字が入った白い建物から始まる。Lの文字の隙間から中に入ると灰色の砂漠のような土地にEX30が現れる。

ヘッドライトからグリルはDRL(デイタイム・ランニング・ライト)でつながっている。EX90と同じ細長いバーの集合体のデザインだ。

サイドミラーのベース部分にはカメラが組み込まれているようだ。安全性にこだわるボルボだけにどんなシステムなのかが気になる。

次にジャージ生地とレザーに見える素材(ボルボは2021年発表のC40リチャージ以降はBEVに天然のレザーを使わないと宣言している)のフロントシートとそのサイドに付けられた青地に金のスカンジナビア十字の国旗柄が「スウェーデン」をさりげなく主張する。

続いてフロント部を上から見た画に切り替わる。バンパーから始まる凹面がボンネットにつながり力強いラインを刻み、小さいボディの中にも高級感と精悍さが感じられる。そして地面は砂漠ではなくシートと同じようなジャージの生地であることが分かる。

そしてボンネットに影がさしてくると上から人間の手がEX30を掴もうとしている、つまりこのクルマはミニカーのような小ささですよと「小型車」ぶりをアピールする狙いの動画だったようだ。白い建物ではなく、白いプレゼントボックスでEX30は、ボルボからの新しい贈りものという訳だ。

最後に「Something small is coming Meet Volvo EX30 on 7 June 2023.」の文字を残して動画は終わる。

日本のボルボのウェブサイトでもEX30はベールを被った状態で、「Coming soon」と表示されているので、日本導入は間違いないだろう。隣のXC40リチャージと比べると明らかにひと回り小さい。

ライバルを挙げるとすれば、ホンダHonda e、レクサスUX300e、メルセデス・ベンツEQA、BMW iX1、プジョーe-208、フィアット500eといったところだろうか。

参考までにXC40リチャージ(2024年モデルのRWD)の代表的なスペックは下記の通り。

XC40 Recharge Plus Single Motor
全長:4,440mm
全幅:1,875mm
全高:1,650mm
ホイールベース:2,700mm
乗車定員:5名
最高出力:238ps
バッテリー総容量:73kWh
モーター数:後1基
駆動方式:RWD
フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット
リアサスペンション:マルチリンク
タイヤサイズ:前235/50R19、後255/45R19
最小回転半径:5.7m
車両本体価格:679万円

 

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