基本額含む最大70万円が給付される都独自の施策
「自動車メーカー別の上乗せ補助」を設定
【THE 視点】東京都は28日、令和5年度のZEVの車両購入補助金を発表した。ゼロエミッションビークル(ZEV:電気自動車(EV)/プラグインハイブリッド自動車(PHEV)/燃料電池自動車(FCV))の普及促進に向けて、車両購入費補助を本年度も実施する。
東京都は、「2050年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、都内で販売される乗用車(新車)を2030年までに非ガソリン化することを目指している。
この購入費補助は、国の「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」とは別に給付されるものだが、補助対象車両はCEV補助金に準ずる。また本年度より、都独自の「自動車メーカー別の上乗せ補助」が設けられたのも特徴だ。
基本補助(※画像参照)にその他の補助金を合わせると、都の補助金だけで最大で70万円上乗せされることになる。ただし高額車については、CEV補助金と同様に減額される条件もある。
申請受付期間は令和5年4月28日から令和6年3月29日までとなっている。また都内の各市区町村が独自に補助を設定している場合もあるので、お住いの自治体に確認することをおすすめする。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)
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