ニュース
share:

高速道路初、新東名のSAで150kW級急速充電器が運用開始


TEXT:烏山 大輔
TAG:

NEXCO(ネクスコ)中日本と株式会社e-Mobility Power(イーモビリティパワー)は、「EVを高出力の急速充電器で充電したい」とのニーズに応えるため、高速道路のサービスエリア・パーキングエリアにおける急速充電器の整備を進めている。今回e-Mobility Powerは国内の高速道路で初めて1口最大150kW級の急速充電器を新たに設置し、3月2日から運用を開始した。この急速充電器は既設充電器の利用頻度が高い「新東名高速道路 浜松サービスエリア(上下)」と「新東名高速道路 駿河湾沼津サービスエリア(上下)」に設置されている。

1口最大150kW級の急速充電器はABB(エービービー)株式会社製の「Terra 184 JJ-X」が設置される。2台同時充電時は1口最大90kWとなる。また1口最大出力90kWの急速充電器はニチコン株式会社製の「NQM-UCY04P」が設置される。こちらは同時充電の台数に応じ総出力が200kW以下となるよう制御される。

高速道路のサービスエリア・パーキングエリアでは、特に休日に充電器の空き待ちをしているクルマも見られるようになってきた。東京―大阪間の中間付近に位置する浜松サービスエリアで最大8台も同時充電ができるようになったことは、充電器の空き待ちを解消する大きな助けになるだろう。

EVユーザーに「選ばれる」サービスエリア・パーキングエリアになるには、充電器の充実が必須になってくるかもしれない。

各サービスエリアに設置した急速充電器の概要、基数および口数

浜松サービスエリア(上り):計8口
①ABB株式会社製 Terra 184 JJ-X:2口
総出力:180kW
特 徴:1口最大出力150kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:2台同時充電可能(2台同時充電時は1口最大90kW)
②ニチコン株式会社製 NQM-UCY04P:6口
総出力:200kW
特 徴:1口最大出力90kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:6台同時充電可能(同時充電台数に応じ総出力が200kW以下となるよう制御)

浜松サービスエリア(下り):計8口
①ABB株式会社製 Terra 184 JJ-X:2口
総出力:180kW
特 徴:1口最大出力150kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:2台同時充電可能(2台同時充電時は1口最大90kW)
②ニチコン株式会社製 NQM-UCY04P:6口
総出力:200kW
特 徴:1口最大出力90kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:6台同時充電可能(同時充電台数に応じ総出力が200kW以下となるよう制御)

駿河湾沼津サービスエリア(上り):計6口
①ABB株式会社製 Terra 184 JJ-X:2口
総出力:180kW
特 徴:1口最大出力150kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:2台同時充電可能(2台同時充電時は1口最大90kW)
②ABB株式会社製 Terra 184 JJ-S:4口
総出力:120kW
特 徴:1口最大出力90kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:2台同時充電可能(2台同時充電時は1口最大56kW)

駿河湾沼津サービスエリア(下り):計6口
①ABB株式会社製 Terra 184 JJ-X:2口
総出力:180kW
特 徴:1口最大出力150kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:2台同時充電可能(2台同時充電時は1口最大90kW)
②ニチコン株式会社製 NQM-UCY04P:4口
総出力:200kW
特 徴:1口最大出力90kW(充電開始時から最大15分)
特 徴:4台同時充電可能(同時充電台数に応じ総出力が200kW以下となるよう制御)

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
新型リーフを筆頭に世界中に新型EVを投入して戦力底上げ! 日産が今後の経営戦略を発表
BEV用の新開発プラットフォーム「PPE」初採用! アウディQ6 e-tron/SQ6 e-tronがついに日本デビュー
交換式バッテリーの実用化は商用・フリートから! 米Ample社と三菱ふそうが提携し都内で実証実験開始
more
コラム
結局「全固体電池」ってなに? どんなメリットがある? 「夢の電池」と言うには時期尚早な次世代バッテリーの中身
「セダンであり、5ドアクーペであり、SUV的でもある」という謎の表現! でも確かにカッコイイ「ボルボES90」をデザインのプロはどう見る?
そういや「スマートグリッド」ってドコいった? EVを蓄電池として利用する流れのいま
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
more
イベント
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
売り物ではなく概念を展示するモデリスタ! 正体不明なトヨタbZ4Xはブランドの「新化」という概念を示すスタディモデルだった【大阪オートメッセ2025】
子どもに大人気の電動バギーに大迫力のエアロキットや色が変わるフィルムまで登場! 大阪オートメッセのEV関連出展物はどれもユニークすぎた
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択