「ポールスター2」を改良し後輪駆動モデルを追加 【THE 視点】ボルボグループのポールスターは1月24日、EVセダン「ポールスター2」の改良型を欧州で発表した。 改良型では、フロントマスクが一新され、新型モーターによるパフォーマンスの向上や、改良バッテリーにより航続距離が改善した。 今回は四輪駆動モデルに加えて初めて後輪駆動モデルが用意された。新型モーターの採用で大幅にパワーアップし、最高出力は220kW(299ps)、最大トルクは490Nm(49.9kgm)。最大航続距離は、82kWhの大容量バッテリー仕様で635km(WLTP)となる。 最上位の四輪駆動モデルでは、最高出力350kW(476ps)、最大トルク740Nm(75kgm)のモーターに82kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は592km(WLTP)。負荷が少ない場合などにフロントモーターの駆動を切り離し後輪駆動にもなる。 この最上位のモデルの特徴は、標準仕様の最高出力310kW(422ps)のモーターを、オプションで350kW(476ps)にできること。テスラと同様に無線でアップデートが可能なOTA(Over The Air)機能が用いられている。 先日の記事でも触れた「ボルボC40」と「XC40」とモーター出力は異なるが、バッテリー容量は69kWhと82kWhで共通。おそらく同じバッテリーパックが使われており、プラットフォームも同じではないかと思う。バッテリー・メーカーは、前者が韓国のLG Chemで、後者が中国のCATLとそれぞれ異なる。 ポールスターは日本未導入だが、ボルボ・ブランドのモデルよりも高性能なだけに、上位ブランドとして日本に導入されることを期待する。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★愛知県日進市、EV自動運転バス「ナビヤ・アルマ」の公道実走実験を開始……乗車自由で1月26日〜2月28日まで ・テスラ、米ネバダ州にEVトラック「セミ」の生産拠点を新設……2つの新工場を建設し「セミ」とバッテリーセルの生産にそれぞれ使用[詳細はこちら<click>] ・エコキュートとEVのV2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)をスマホで自動操作……ネイチャーのサービス「ネイチャー・リモE」が専用アプリと連動しV2Hの充放電時間を自動化 ・ユビ電、アウトドア施設「ザファーム」(千葉県香取市)に計16基のEV充電設備を導入……6kW普通充電器×2、200V EV充電コンセント(3kW)×14基を設置 ・伊電動バイクのエネルジカ、「第50回東京モーターサイクルショー」へ出展……3月24日(金)〜26日(日)東京ビッグサイト(東京都江東区)にて ・スワロー、改正道交法対応の電動キックボード「ゼロ9・ライト」を発売決定……最高速度20km/h、航続距離30km
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