EVヘッドライン
share:

BMW、高性能「M」モデルに初のPHEV「XM」を発表……デイリーEVヘッドライン[2023.01.18]


TEXT:TET編集部
TAG:

BMW、高性能「M」モデルに初のPHEV「XM」を発表

【THE 視点】BMWジャパンは、高性能「M」モデルの新型SUV「XM」の販売を開始した。「XM」は「M」モデルとしては初のPHEVとなる。オンロード性能を高めたSUVで、サーキット走行に耐えうるパフォーマンスを持つ。
 パワーユニットは、最高出力360kW489ps)/5,400rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)1,600–5,000rpmを発揮する4.4L V型8気筒ターボエンジン(ガソリン)を核に電動パワートレインを追加。電動系は第5世代の「eDriveテクノロジー」を採用し、145kW197psを発揮するモーターに29.5kWhのバッテリーを組み合わせた。
 システム・トータルでは最高出力480kW653ps、最大トルク800Nmとなり、BMW史上最強のパワーユニットを持つモデルのひとつとなる。電気のみでは約90km(欧州仕様値)の走行が可能だ。ちなみにギアボックスは8速AT。
 そのほか、運転支援系の機能も充実しており、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能、安全機能・運転支援システム、コネクテッドドライブ、日本語による音声サービス「アマゾン・アレクサ」などを採用している。
 日本仕様では、独自に高性能・高品質・高機能なパッケージを標準とし、ボディカラーや内装の選択を問わず2,130万円(メーカー希望小売価格)のワンプライスで販売する。納車は4月からを予定している。
 BMWのEVモデル「iX M60」が、システムトータル最高出力 397kW(540ps)、最大トルク1,015Nm(103.5kgm)で価格は1740万円。圧倒的なトルクをもつEVの「iX M60」か、ダイナミックなパフォーマンスのPHEV「XM」か、BMWの最高峰SUVを狙うユーザーは迷うことになるだろう。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)

★ドゥカティ、電動レーシングバイク「V21L」プロトタイプを生産開始……2023年の電動バイクレース「MotoE」に23台を供給

シボレー、ハイブリッドの「コルベット E-レイ」を発表……前輪にモーターを据えたAWD、モーター+V8エンジンで488kW(664ps)を発生

・日産、「ノート」と「ノート・オーラ」が2022年の電動車販売台数で1位……両車合わせて11万107台を販売

・日産、阿南市とEVを活用した連携協定を締結……災害での停電時に販売会社が貸与した「リーフ」等から電源供給

・半導体のSTマイクロエレクトロニクス、高電力のSiC(炭化ケイ素)パワー・モジュールを5製品開発……EVの性能向上と航続距離の延長に寄与

・充電サービスのプラゴ、三井住友ファイナンス&リースや東京センチュリーと資本業務提携……東京センチュリーとは「脱炭素社会への貢献」の取り組みを加速、三井住友とは「充電インフラ事業の拡大」を目指す

・電気・ガス事業のパワーエックス、損保ジャパンと資本業務提携……バッテリーの種類・用途等のリスクに応じた保険創設を協議

・米半導体のテキサス・インスツルメンツ、高精度のバッテリー・セルおよびパック・モニターを発表……高精度の測定でEVの航続距離延長に寄与

・ポールスター、電動ボートの「カンデラ C-8」にバッテリーとDC急速充電技術を提供

TAG:

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
BEV大国の中国で販売が失速! ここ数年でPHEVのシェアが伸びていた
中国市場でファーウェイのEVが爆発的人気! ライバルを凌ぐ激安っぷりと超豪華内装のAITO M9とは
more
ニュース
ミラーとタイヤとホイールをとことん突き詰めたら600kmオーバー! アウディEV史上最長の航続距離を実現するパッケージが登場
イケイケのBYDの次なる一手は認定中古車市場への進出! 「BYD CERTIFIED」開始でEV購入のハードルがダダ下がり
ホンダの「H」マークが様変わり! 新たなEVシリーズを2024年末以降に発売予定
more
コラム
イケイケだったテスラに何があった? イーロンマスクが1.5万人規模のリストラを発表!
固体電池を早くも実用化! 中国のEVセダンは競争激化で「価格も航続距離も性能も」驚異的な世界に突入していた
日産が発表した中期経営戦略! 2026年に100万台の販売増加を打ち出した「The Arc」に立ちはだかるハードル
more
インタビュー
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
災害に強いクルマは「PHEV+SUV+4WD」! 特務機関NERVがアウトランダーPHEVを選ぶ当然の理由
more
試乗
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
誰もが感じる「ポルシェに乗っている」という感覚! ポルシェはBEVでもやっぱりスポーツカーだった
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身
more
イベント
中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
レース前に特別に潜入! フォーミュラEに参戦する日産チームのテント内は驚きと発見が詰まっていた
日産がフォーミュラE「Tokyo E-Prix」開催前スペシャルイベントを開催! 六本木ヒルズアリーナに1夜限りのサーキットが出現
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択