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「ポールスター2」改良で後輪駆動モデル追加……デイリーEVヘッドライン[2023.01.26]


TEXT:TET 編集部
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「ポールスター2」を改良し後輪駆動モデルを追加

【THE 視点】ボルボグループのポールスターは1月24日、EVセダン「ポールスター2」の改良型を欧州で発表した。
 改良型では、フロントマスクが一新され、新型モーターによるパフォーマンスの向上や、改良バッテリーにより航続距離が改善した。
 今回は輪駆動モデルに加えて初めて後輪駆動モデルが用意された。新型モーターの採用で大幅にパワーアップし、最出力は220kW(299ps)、最大トルクは490Nm(49.9kgm)。最大航続距離は、82kWhの大容量バッテリー仕様で635km(WLTP)となる。
 最上位の輪駆動モデルでは、最出力350kW(476ps)、最大トルク740Nm(75kgm)のモーターに82kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は592km(WLTP)。負荷が少ない場合などにフロントモーターの駆動を切り離し後輪駆動にもなる。
 この最上位のモデルの特徴は、標準仕様の最出力310kW(422ps)のモーターを、オプションで350kW(476ps)にできること。テスラと同様に無線でアップデートが可能なOTA(Over The Air)機能が用いられている。
 先日の記事でも触れた「ボルボC40」と「XC40」とモーター出力は異なるが、バッテリー容量は69kWhと82kWhで共通。おそらく同じバッテリーパックが使われており、プラットフォームも同じではないかと思う。バッテリーメーカーは、前者が韓国のLG Chemで、後者が中国のCATLとそれぞれ異なる。
 ポールスターは日本未導入だが、ボルボブランドのモデルよりも高性能なだけに、上位ブランドとして日本に導入されることを期待する。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)

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