#THE視点
TEXT:TET 編集部
EVを含む次世代自動車の試乗会を横浜市が開催……デイリーEVヘッドライン[2023.02.08]

メーカーの垣根を超えた次世代自動車の試乗会を横浜市が企画 【THE 視点】横浜市は、EVをはじめとした次世代自動車の試乗イベント「Zero Carbon Yokohama 次世代自動車試乗会 in みなとみらい」を開催する。  同市は「横浜市地球温暖化対策実行計画」に基づき、温室効果ガス排出削減を進めるため次世代自動車の普及を促進している。その一環として各自動車メーカー・販売店と連携協定を締結。その第2弾のイベントとして開催する。  試乗車は「トヨタbZ4X」「トヨタ・ミライ」「日産サクラ」「ホンダe:」「マツダMX-30 EV MODEL」「CX-60 PHEV」「三菱eKクロスEV」「アウトランダーPHEV」「ヒョンデ・アイオニック5」の9車種。  これだけの車両が一度に展示・試乗できるのはなかなかないだけに、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。「EVなどの次世代自動車が欲しいがどれにしようか悩んでいる」という購入検討者には大変良い機会であるはず。昨日の「THE視点」でも触れたが、やはり実車を見て乗って、スタッフから話を聞きたいと思う人も多いのではないだろうか。  例えば試乗会で販売店のスタッフと話ができれば、その流れでディーラーにも行きやすいはず。こういった試乗会はぜひ全国規模で開催してほしいものである。  ちなみに横浜市は次世代自動車の普及促進に力を入れていて、燃料電池車購入やEV用充電設備導入の補助金などを用意している。  このようなイベントは、開催する横浜市をはじめ展示車を提供する地元ディーラー、ユーザーそれぞれにメリットがあると感じる。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★BMW、メキシコに8億ユーロを投資……現地で高電圧バッテリーアセンブリーを生産 ・BMW、ライプツィヒ工場でバッテリーセルのコーティングラインを稼働……高電圧バッテリーの生産を強化[詳細はこちら<click>] ・マツダ、自動車用モーター可変界磁技術の開発で「NEDO省エネルギー技術開発賞」を受賞……モーターの実用域の効率改善と回生量を増加、今後EVにも技術を適用 ・ルノー・グループと日産、欧州で両社販売店における充電インフラの共同整備を検討……使用済みバッテリーと生産廃棄物のリサイクルについても共通パートナーを選定 ・東レ、韓国でPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂「トレリナ™」の生産能力を年産5,000トンに増設……EVの電装部品に使用する素材 ・アウディ、IT系人材400人を新規雇用……eモビリティのソフトウェア開発を強化

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TEXT:TET 編集部
ヒョンデ、熊本でカーシェアリング「MOCEAN」をテスト運用……デイリーEVヘッドライン[2023.02.07]

ヒョンデ、熊本でカーシェアリング「MOCEAN」をテスト運用 【THE 視点】ヒョンデは、三菱商事エネルギー株式会社(MCE)と業務提携し、東光グループ(MCE特約店)が運営するカフェ&ダイニング「STAND(スタンド)」で、ヒョンデのカーシェアリングサービスを含めたモビリティサービスのテスト運用を2月6日から開始すると発表した。  両社は「スタンド」を拠点に約3ヵ月間のテスト運用を経て、日本国内の地方部におけるヒョンデのZEV体験スペースの拡大を図るという。  このテスト運用拠点では、ヒョンデのEV「アイオニック5」をカーシェアリングサービス「MOCEAN」を通じて体験ができ、充電等のサービスも提供する。その後、MCEの関連会社のサービスステーション約5,000店のネットワークを活用したEVの展示、試乗、カーシェアリングサービス、購入相談、納車、洗車・コーティング、充電等、幅広いモビリティサービスを提供する予定。  ヒョンデは、横浜から主要都市へのショールーム展開を進めているが、よりスピード感を高めて顧客への試乗やサービスに対応するには、既存のサービスステーションを通じて行うのが早いと判断したのだと思う。やはり「実車を一度は見てみたい」「試乗してみたい」というユーザーは多いはず。ライバルであるBYDの展開スピードの速さも、今回のサービス開始に少なからず影響しているのではないだろうか。  「日産リーフ」が発売された頃の話だが、1台売るための営業マンの労力はエンジン車の数倍かかると聞いた。購入希望者の自宅に実車を持ち込み、コンセントの位置や充電ケーブルの長さなど、設備面でのサポートをしなければ売れなかったようだ。  現在はそこまで手厚くフォローする必要はないとは思うが、充電器設置の話などはネット販売だけではわからない部分が多く不安は拭えない。  やはり専門のスタッフと対面で相談できるのは心強いはず。今後は、ネット販売が主流となると言われているが、こういった駆け込み寺的な存在は必要だと感じる。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ルノー・日産・三菱のアライアンスがEVの新戦略を発表……ルノー・グループと日産がラテンアメリカにAセグメントのEV2車種を投入、インドも検討[詳細はこちら<click>] ★横浜市でゼロエミッション車の試乗会「Zero Carbon Yokohama 次世代自動車試乗会 in みなとみらい」を開催(2月23日、10時〜16時)……「トヨタbZ4X」「ミライ」「日産サクラ」「ヒョンデ・アイオニック5」などを用意 ・EV充電サービスのパワーエックス、7.5億円を新たに調達……建設中のバッテリー工場「Power Base」(岡山県玉野市)の立ち上げや研究開発に充当 ・EV充電サービスのエネチェンジ、ゴルフ場へのEV充電器設置を推進……「ゴルフダイジェスト・オンライン」と協業

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TEXT:TET 編集部
ダイワハウス、全社用車EV化で「日産サクラ」を導入……デイリーEVヘッドライン[2023.02.06]

ダイワハウス、全社用車EV化で「日産リーフ」を導入、充電器はクリーンエネルギー由来に 【THE 視点】大和ハウスグループの大和リビングは、2026年度中に全社用車(ガソリン車)をEVに切り替えるとともに、事業所の駐車場敷地内に再生可能エネルギー由来のEV充電設備を設置すると発表した。  大和ハウスグループは、環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」に基づき、創業100周年を迎える2055年までに、グループ、グローバル、サプライチェーンを通じて「環境負荷ゼロ」の実現を目指している。  その取り組みの一環として、中期的な計画や目標を定め、事業所で使用する電力を再生可能エネルギーに切り替えるなど脱炭素の取り組みを推進している。  今回、大和ハウスグループの中期環境行動計画「エンドレスグリーンプログラム2026」の最終年度である2026年度までに、全社用車のEVへの切り替えや、事業所の駐車場敷地内に再エネ由来のEV充電設備を設置することとしたという。  その第一弾として、2023年3月までに全社用車(348台)の約2割にあたる70台をガソリン車からEVへ切り替え、全国36事業所の駐車場敷地内にEV充電設備を設置。車両は2月2日より「日産サクラ」を順次導入するとしている。  ダイワハウスはこれまでも、慶應義塾大学が2004年に公開したEV「ELIICA(エリーカ)」(8輪駆動で最高速度370km/hを達成したスーパーEV。実は筆者も開発のお手伝いをさせて頂いた)の開発に協力したり、バッテリーメーカーのエリーパワーへの投資など、EV関連事業をおよそ20年も前から支援してきた。  今回の発表は、ダイワハウスのこれまでのEVへの取り組みの流れをくんでいると思う。充電設備に使う電力を再生可能エネルギー由来にすることは、電力を使う側から提供する側に視野を広げたということであり、同社のEV関連事業が一歩踏み込んだ領域に入ったのではないだろうか。  これまでの経緯からも、今後もグループでEVの導入が推進されるだろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★関西電力、EV充電ネットワークサービス構築に向けて実証実験……住友三井オートサービス等パートナー企業内でEV充電器をシェア、一般利用も視野 ・双日、BYDの正規ディーラーを展開……「BYD AUTO横浜中央」(2023年4月)、「BYD AUTO名古屋北」(2023年中)の2店舗を予定[詳細はこちら<click>] ・令和4年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」(令和4年11月8日〜令和5年3月31日の新車新規登録(新車新規検査届出)分)が決定……一般社団法人次世代自動車振興センター発表 ・トヨタ・オーストラリア、今後3年間で3車種のEVを導入と発表……「bZ4X」を皮切りに ・埼玉県小鹿野町でグリーンスローモビリティを実証運行……JAFとヤマハが協業し予約不要で乗車可、2月8日〜21日まで運行 ・日産、島根県邑南町と連携協定……EVを通じて脱炭素社会の実現を推進、災害発生時には「リーフ」等から電源供給

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TEXT:TET 編集部
日産、オープンのEVコンセプト「Max-Out」(マックスアウト)公開……デイリーEVヘッドライン[2023.02.03]

日産、EVのオープンカーコンセプト「Max-Out」(マックスアウト)を初公開 【THE 視点】日産はEVコンセプトカー「Max-Out」(マックスアウト)の実車を初公開した。このコンセプトカーは、2021年11月に長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表した際にバーチャルで公開した2人乗りEVオープンカーである。 持続可能で革新的なモビリティを普及させていく日産の決意を具現した「マックスアウト」は、日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて、2月4日(土)〜3月1日(水)まで展示される。 今回公開された「マックスアウト」は、「クルマとの一体感を基本コンセプトにした開放感とダイナミックなドライビング体験を予感させるデザインが特長」というアナウンスのみで諸元などの詳細は不明。ただのコンセプトカーなのか、今後発表されるモデルになるのか興味はあるが、2ドアのオープンカーというと、「フェアレディZ・ロードスター」「シルビア・ヴァリエッタ」などを思い出す。「フェアレディZ」は昨年発売されたばかりなので、「マックスアウト」はもしかしたら「シルビア」の後継モデルかもしれない。 同時にYouTubeで動画も公開され、マックスアウトの他に2台のコンセプトカーが並走していた。その中で興味を持ったのはピックアップ。この時期の発表だけにEVだと想像する。 アメリカでは、フォードやダッジ、GMなどからピックアップトラックのEVがすでに発売されている。この日産のピックアップも、将来EVとしてデビューすることになるだろう。恐らくアメリカなど海外向けではないだろうか。 アメリカでは日本の軽自動車のように、地域によっては一家に1台の感覚でピックアップを所有している。 日本では少し大きいと感じるが、筆者もピックアップが好きなだけに、適当に乗り置ける広い庭があってピックアップもある生活もしてみたいものである。だいぶ話が脱線した。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) これだけは知っておきたい本日の注目ニュース ★★ホンダ、「CR-V」ベースのFCEV(燃料電池車)を2024年に発売予定……水素エネルギー施策を推進 ★★ホンダ、燃料電池システムの施策を強化……FCEV(燃料電池車)・商用車・定置電源・建設機械の4つを軸として、2020年半ばには外部への販売も目指す ★Gachaco(ガチャコ)、ウーバー・イーツと協業……Gachaco対応の「ジャイロ・キャノピー e:」10台で実証実験 ★Terra Motors(テラモーターズ)、本田圭佑氏率いるファンド「KSK Angel Fund LLC」から資金調達……充電インフラ事業の拡大とグローバル化を加速 ★HW ELECTRO(HWエレクトロ)、愛知県豊橋市で販売網を強化……現地の石油販売の老舗マルシメと提携を協議 ★カーシェアリングのAnyca(エニカ)、神奈川県相模原市の公用EVを民間に解放しシェアカーに……稼働しない閉庁日に貸出し ★小型EV製造・販売のブレイズ、「大阪オートメッセ2023」(インテックス大阪、2月10〜12日開催)に出展……「ネクストクルーザーEV」等を展示 ★大和ハウス、社用車に「日産サクラ」を導入……2027年3月までに全社用車をEV化、事業所内に再生可能エネルギー由来のEV用充電器を設置 ★エネチェンジ、複合リゾート施設「NEMU RESORT」(ネム・リゾート)にEV用充電器を設置……最高出力6kWの普通充電器「EV充電エネチェンジ」を2基 ★日産、熊本県上天草市と連携協定を締結……「電気自動車を活用した持続可能なまちづくり」を目指す

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TEXT:TET 編集部
EVモーターズ・ジャパン、「第二回スマート物流EXPO」で商用EVトラックをアピール……デイリーEVヘッドライン[2023.02.02]

EVモーターズ・ジャパン、「第2回スマート物流EXPO」(1月25〜27日・東京ビッグサイト)に「1トン積EVトラック」および同2トン車等を出展 【THE 視点】EVモーターズ・ジャパンは、2023年1月25日から3日間、東京ビッグサイトで開催された「第2回スマート物流EXPO」にて「1t積EVトラック(E1)」「2t積EVトラック(E2)」「EVトライク」の3車種を出展した。3車種すべて今回の物流展では初披露だという。  「E1」「E2」は、基本ボディは同じで、全長と積載量が違う。「E1」は積載量1トン、「E2」が2トンとなっている。バッテリー容量と航続距離は、「E1」が59.52kWh/240km、「E2」が78.72kWh/200kmだ。  この車両の特徴は、床下にバッテリーを配置した前輪駆動である点。そのため荷室が低床フラットで、運転席から荷室へのウォークスルーや、外から荷室へのウォークインが可能となった。  同じようなコンセプトのEVトラックは、すでに日野自動車がヤマト運輸に納入している。駆動方式は前輪駆動だ。実は海外も含めて新興メーカーを中心にEVトラックの前輪駆動が増えてきている。主に宅配など近距離の配送に使われる車両が採用している。  トラックは後方に荷物を搭載する。このため後輪駆動を採用すると、後輪にトラクションと荷重が掛かるため、坂道などで走りやすい。しかしEVの場合、前輪駆動でもバッテリーの搭載位置次第で前輪にも荷重を掛けられるようになったこと、回生ブレーキの効率も良くなることに加えて、先に述べたウォークスルー等の使い勝手の点から、小型EVトラックは前輪駆動が今後の主流になるのではないだろうか。  このEVモーターズの「E1」「E2」は、これまでに何台ものEVトラックを開発してきた筆者の想いを具現してくれたようなデザインだ。  今回会場には行けず実車を見られなかったのが大変残念でならないが、またの機会にぜひ拝見したい。発売は今年の夏頃となっている。  EVモーターズは、他社に先駆けて観光型のEVバスを発表するなど矢継ぎ早にラインナップを拡張している。現在、北九州に工場も建設中で今後が期待できるEVメーカーである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★日産、「アリア」のオフロード・コンセプト・モデルを発表……北極から南極まで距離約2万7,000kmのツアーに使用 ★ヒョンデ、「Aピット・オートバックス・京都四条 」(京都府京都市)に「ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ京都四条」をオープン……「アイオニック5」の試乗ほかヒョンデ車両の点検整備などのサービスを展開 ・マツダ、新型SUV「CX-90」を北米で初公開……FRベースで2.5L直列4気筒ガソリンエンジンのPHEV「e-スカイアクティブPHEV」を採用[詳細はこちら<click>] ・パーク24、カーシェアリング「タイムズカー」に「トヨタbZ4X」を導入……2月1〜8日にかけて東京都内のステーションに先行配備 ・台湾のホンハイ、関 潤氏をEVの責任者に起用……日産自動車最高執行責任者・日本電産代表取締役などを歴任したエキスパート ・大阪ガス、商用EV開発のフォロフライと資本業務提携……自動車リース事業への商用EV活用ならびに車載蓄電池のリユースで連携 ・千葉県松戸市でEVのレンタカーサービスが3月2日に開始……EV専門のレンタカー店「カースタレンタカー松戸馬橋店」開設、「日産リーフ」から順次増車予定 ・テラモーターズ、大和ハウスパーキング運営のコインパーキングにEV用充電器を導入……「Ⅾパーキング港南台7丁目第1」(横浜市港南区)ほか今後新設の一部のパーキングに ・北九州市、EV充電スタートアップ企業の「ヤネカラ」と連携……エネルギー重要逼迫時に、遠隔操作でEVを電源化する実証実験を開始 ・日産と積水ハウス、集合住宅へのEV導入訴求「+eプロジェクト」のムービーをYoutubeで公開……高橋愛・あべこうじ夫妻が「リーフ」をドライブ ・電動二輪のベクトリクス・ジャパン、「第15回オートモーティブワールド」(1月25日〜27日・東京ビッグサイト)に出展……キャビン付きの三輪EVスクーター「I-カーゴ」を展示

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TEXT:TET 編集部
BYD、SUV型のEV「ATTO3」(アット3)が国内販売開始……デイリーEVヘッドライン[2023.02.01]

BYD、SUV型のEV「アット3」(ATTO3)が国内販売開始……1月31日から 【THE 視点】BYDの日本法人であるBYDオート・ジャパンは、1月31日よりミドルサイズSUVのEV「アット3」を発売した。  同社は今後、正規ディーラーを全国に順次オープン。1月31日より商談や試乗の案内が可能な開業準備室を全国20店舗で営業を開始。2月以降はさらに全国12ヵ所の開業準備室をオープン予定で、2月2日にはショールームを備えた店舗の日本1号店となる「BYDオート東名横浜」をオープンするという。  筆者は先日の東京オートサロンで、「アット3」の実物を初めて見た。最大の特徴は最新の「e-プラットフォーム3.0」が採用されていること。BYD製のバッテリー(LFP)モジュールを板状に構成した「ブレードバッテリー」を核に、バッテリーパックをベースとしたEVプラットフォームを構築している。バッテリー容量は58.56kWhで航続距離は485km(WLTC)となっている。  デザインは好みもあるが、特に幅が広くなりがちの最近の車にしてはちょうど良いサイズと感じた。外装のクオリティも高かった。室内も十分な空間が確保されていて、ガラスサンルーフも標準装備なので開放的に思えた。  インストルメントパネル周りは円筒型をモチーフにしたのだろうか、丸形で構成されるエアコンのダクトやシフトレバー等が印象的だった。ユニークに思ったのはセンターディスプレイで、パネルの中のスイッチをタッチすると90度回転し横型にも縦型にもなる。こういった遊び心を兼ねた実用面が考慮されていることは好印象だった。  やはり驚きは税込440万円という販売価格。EVの値上げが伝えられている中、先日の発表通りの価格で発売された。実物も見て「アット3」がすべてにわたり価格を超えるパッケージを有していると感じている。早く試乗もしてみたいものである。[関連記事はこちら<click>] (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★「BYDオート東名横浜」(横浜市緑区)を2月2日にオープン……BYDのショールームを備えた日本1号店 ★フォード、米本国でEVの「マスタング・マッハ-E」を値下げ……生産も増強[詳細はこちら<click>] ・トヨタ、トルコで新型「C-HR PHEV」の生産を開始……PHEV用バッテリーの組み立てではヨーロッパ初 ・ネクステージ、BYDオート・ジャパンとディーラー契約を締結……2023年夏頃に、池袋エリア(東京都豊島区)にショールーム開設、2月1日より開業準備室を稼働 ・ABB E-モビリティ、EV用充電器の世界販売台数が100万台に……日本国内では2022年までに450台のDC充電器を導入、2023年度に倍増を目指す ・BBS、「東京オートサロン2023」でEV向け新型ホイールを発表……アルミ合金の新素材「フォルテガ(FORTEGA)」を使用[詳細はこちら<click>] ・テラモーターズ、不動産企業「プロパティエージェント」と業務提携……管理物件に充電インフラ「テラ・チャージ」を導入 ・日産、奈良県宇陀市と連携……EV普及に向けた啓発活動のほか、災害時に「リーフ」などから電源を供給 ・折りたたみ電動バイクシェアの「シェアロ」、シェアリング・ステーションにソーラーを設置……外部電源に頼らない運用をテスト ・日本EVクラブ、「電気カート組み立て教室」を2月4日に開催……東京国際交流館(東京都江東区)にて、小学4〜6年・中学生対象

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TEXT:TET 編集部
「ルノー4」など旧型車をEV化するキットをメーカーが公式発売……デイリーEVヘッドライン[2023.01.31]

  「ルノー4」などヴィンテージ車をEV化するキットをルノーが本国で公式発売 【THE 視点】ルノーは、R-FIT社と提携してEVコンバージョンキットをフランス本国で発売すると発表した。このキットは、いまだ人気のある「ルノー 4」、「ルノー 5」、および初代「トゥインゴ」向けに用意される。  マニュアル・トランスミッションはそのまま使用し、モーター、バッテリー(LFP)、充電器などを取り付け、それらの改造費を含んでの価格は「ルノー4」用で1万1,900ユーロ。日本円でおよそ170万円だ。これに2年の保証が付き、2月1日から本国で発売される。 詳細な性能は不明だが、前後の重量配分などはエンジン車と同等で、容量10.7kWhのバッテリーをおよそ3時間で充電でき航続距離80kmの走行が可能という。  EV化でCO2の排出がなくなることから、都市部など旧車が乗り入れられない地域も走行可能となる。当然公道を走行するための認証も受けており、補助金も基準に合えば受けられるという。  筆者も、90年代にアメリカからEVコンバージョンキットを輸入し販売した経緯がある。現地のEV用の部品を扱うショップから購入していた。アメリカではこういったショップが、90年代にすでに存在していたのだ。  当時のEV化キットは、旧式のブラシ式モーターに鉛電池だった。価格は100万円程度からであり割安感はあった。それに比べて今回のルノーのキットは、ブラシレスモーターとリチウムイオン・バッテリー、改造費合わせて170万円程度とは驚きだ。ルノーのお墨付きで2年の保証も付く。  これは私の失敗談ではあるが、日本にも古いディーゼルエンジンのトラックなど都市部で乗れない車両があり、それをEVに改造すれば、今回のフランスと同じように乗れるようになると考えた。それで10年ほど前にトラック用のコンバージョンキットを開発した経緯もある。しかし金額が新車価格をはるかに超えてしまい、ひとつも売れなかった。  このルノーの取り組みは、日本でもエンジン部品の欠品で不動となった車両の復活や、純粋にEV化して楽しみたいユーザーなどに刺さるものだろう。ニーズは少なからずあると思う。日本でも是非展開してほしいものである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★日産、ルノーグループが設立するEV企業「アンペア」に出資……ルノーとは対等に15%の株式保有など、アライアンスに関する声明を発表 ・武蔵精密工業、ケニアのEV企業「ARCライド」に電動駆動ユニットを供給……ARCライド製のEVバイクに採用、ケニアを含む東アフリカにて2023年9月より販売開始 ・日産、警視庁と災害連携……第七方面区内の9警察署と連携し災害時に「リーフ」等から電源供給 ・エネチェンジ、EV用充電器「EV充電エネチェンジ」を「箱根仙石原プリンスホテル」に設置……最高出力6kWの普通充電器を2基 ・リゾート運営のリソルグループ、「スパ&ゴルフリゾート久慈」(茨城県常陸太田市)にソーラーカーポートを設置……EV充電器併設も視野 ・日産、「フォーミュラE 第3戦ディルイーヤ」で初ポイントを獲得……サッシャ・フェネストラズ選手が8位入賞

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TEXT:福田 雅敏
[THE視点]現役エンジニアが見抜いた「日産サクラ」JNCAPファイブスター獲得の要因

「衝突安全性能評価」「予防安全性能評価」の最高評価に加えて、「事故自動緊急通報装置」を備える必要がある「ファイブスター賞」 日産自動車株式会社は1月24日、自動車アセスメント(JNCAP)で、「衝突安全性能」と「予防安全性能」等を統合して評価する総合評価「自動車安全性能2022」において、「サクラ」が最高評価「ファイブスター賞」を獲得したと発表した。兄弟車の「三菱eKクロスEV」も同様に獲得した。 「サクラ」の「ファイブスター賞」獲得は、「デイズ」(2020年度)、「ルークス」(2021年度)に続き軽自動車として3車種目で、軽自動車EVとしては初の受賞である。ガソリン車も含めて日産の軽自動車の安全性の高さを改めて示したことになる。 JNCAPは、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により自動車の安全性能を評価・公表するもの。最高評価となる「ファイブスター賞」は、「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の両評価で最高ランクを獲得し、かつ「事故自動緊急通報装置」を備えた車両のみに与えられ、審査は大変厳しいものとなっている。 「サクラ」は、「高強度安全ボディ(ゾーンボディ)+歩行者傷害軽減ボディ」と「7つのエアバッグ」による普通乗用車にも匹敵する衝突安全性能に加え、検知対象を人が乗車している自転車にも拡大した「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」などの先進安全装備で構成される「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」を採用している。 さらに「リーフ」の開発で培った技術を投入することで「衝突後の感電保護性能評価」もクリアし、軽EVの安全性の高さを実証した。 バッテリーパックの衝突安全基準が「サクラ」を頑丈なボディにしたか 日本の軽自動車は、車体の外寸が限られるなかで室内寸法を最大限に広げるという設計のものが多く、衝撃吸収部分がどうしても少なくなりがち。その中での評価獲得には、重くなりがちなEVでも高い安全性を確保するという日産の軽自動車に対する安全性の取り組み、そして開発陣の高い志があったのだろうと評価できる。

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TEXT:TET編集部
オフロード対応のEV「アウディ・アクティブスフィア・コンセプト」発表……デイリーEVヘッドライン[2023.01.30]

アウディ、クロスオーバーコンセプトEV「アクティブスフィア」を発表 【THE 視点】アウディは2023年1月26日、「スフィア」のコンセプトカーの集大成となる4番目のモデル「アクティブスフィア・コンセプト」を発表した。  今回発表されたモデルは、多彩な目的に対応するボディデザインを備えた4ドア・クロスオーバー・クーペだ。単なるラグジュアリースポーツカーではなく、オフロードの走破性を高めるために最低地上高を大きくとり22インチの大径ホイールを備えているのが特徴である。  ルーフの後部はボタンひとつでオープンし、カーゴベッドとして利用可能。簡単に言えばボタンひとつで簡易的なピックアップトラックに変わり、自転車などのスポーツ用具を積むことが可能となる。  ボディサイズは全長4,980×全幅2,070×全高1,600mmで、ホイールベースは2,970mm。容量約100kWhのバッテリーを搭載し、前後輪に配置されたモーターは、合計最高出力325kW(442ps)、最大トルク720Nm(73.4kgm)を発生。航続距離は600kmを超えるという。  充電は急速800Vのシステムに対応し、最高出力270kW・10分の充電で300km以上の走行エネルギーを確保することが可能だ。  そのほか自動運転機能も採用されており、自動モードで走行しているときはステアリングやペダル類は格納され、車内がまるでラウンジのようになり快適に移動ができるという。  この「アクティブスフィア・コンセプト」は近未来的なデザインを採用しながら、「テスラ・サイバートラック」のように実用以上の積載性を確保している。非常にユニークなコンセプトのクロスオーバーEVだ。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★日産、「ゼロ・エミッション・ビークル」の新型コンセプトカーを2月2日に公開予定……グローバル・ウェブ・サイトなどでテール部分を公開 ★日産、EVの電源でエレベーターを駆動する実証実験を実施……日立ビルシステムと「V2X」システムの普及に向けて協創 ★プジョー、最大航続距離700kmのSUV「E-3008」の登場を予告……2023年後半に発表、「E-5008」も直後に続く ・愛媛県の伊予鉄バス、大型EV路線バスを納入し1月26日より運行開始……EVモーターズ・ジャパン製の車両で川内線 (松山市駅~川内・さくらの湯間)に投入 ・ルノー、ヴィンテージモデルのEV化キットをフランスで発売……初代「トゥインゴ」などに対応 ・パナソニックのEVチャージャーシェアリングサービス「エブリワ」の本人確認業務がスムーズに……eKYC本人確認サービス「トラストドック」を導入 ・東京都中央区とNTTドコモが展開する「中央区コミュニティサイクル」にEVトラックを導入……シェアサイクルの運搬車にEVを使用する実証実験 ・東京センチュリーと関西電力、EVの使用済みバッテリー・リサイクル事業で提携……リサイクル・バッテリーを定置型蓄電池化、系統用電池などに活用 ・高田松原津波復興記念公園(岩手県陸前高田市)内の自動運転EVバスが2023年2月から運行開始……2025年度本格運用を目指す ・フォーミュラE第2・第3戦ディルイーヤ終了、パスカル・ウェーレイン選手(タグホイヤー・ポルシェ)が連勝……2位は両戦ともにジェイク・デニス選手(アヴァランチ・アンドレッティ)でポルシェのパワートレイン組がワン・ツー・フィニッシュ ・三菱、PHEVオーナーズミーティングを開催……2023年2月25日に三菱自動車岡崎製作所にて限定100組

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TEXT:TET 編集部
乗車予約不要な自動運転EVバスの実証実験が開始……デイリーEVヘッドライン[2023.01.27]

自動運転EVバスに自由に乗れる実証実験が愛知県日進市で始まる 【THE 視点】愛知県日進市は、仏ナビヤの自動運転EVバス「アルマ」を用いて定常運行を見据えて公道での実走実験(本実証)を実施する。期間は2023年1月26日〜2月28日まで。  本実験は、2022年12月に設立した産官学自動運転実装コンソーシアムの6団体(日進市・ボードリー・名鉄バス株式会社・株式会社セネック・株式会社マクニカ・名城大学)が連携して実施。フェーズ1として自動運転レベル2で自動運転バスを運行する。  2023年度以降は、フェーズ2として信号機と自動運転バスが通信により連携する信号協調を検証し、自動運転レベル4への移行を目指すという。2024年に日進市の既存のコミュニティバス「くるりんばす」の全面ダイヤ改正で、自動運転路線バスダイヤの構築が目標だ。  この実証実験の特徴は、期間中は誰でも予約不要で自由に乗車できること。これまでは事前予約など敷居が高かったが、本試験は1日6便と便数も多く、実証期間もおよそ1ヵ月と長いため気軽に体験ができる。筆者もボードリーの前身であるSBドライブ時代、この自動運転バスが国内で初めてナンバー登録した2019年に行われた実証試験(東京都汐留地区で開催)で乗車させて頂いた。このときの運行コースは300m。試乗も予約制だった。  あれから約3年半をかけて各地で実証試験を行ってきただけに、自動運転のソフトウエアもアップデートされたりと相当な運用ノウハウが蓄積されたため、より現実に近い形での実験に至ったのではないだろうか。  ちなみに今回の運行ルートは5.7kmと、自動運転としては長い。加減速のスムーズさや車内騒音の抑制といったEVとしての特徴や、車内事故防止機能といった自動運転車両としての課題点もはっきり見えてくると思われる。  自動運転に興味ある人なら乗車を強くおすすめしたい。そして筆者も再度乗車し5.7kmに及ぶ自動運転技術の進化を体感したいと思った。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★スズキ、2030年までのEV戦略を発表……四輪は6車種、二輪は8車種を投入[詳細はこちら<click>] ★エネオス、小型EVシェア拠点「マルチモビリティステーション」を東京都世田谷区に開設……「ループ」の電動キックボード、「オープンストリート」の小型EV、「ガチャコ」のバッテリー交換ステーションなどを設置[詳細はこちら<click>] ★エネチェンジ、充電出力別の料金制度を導入……軽EVなどの出力3.2kWのみ対応車は適正料金へ ・アルファ・ロメオ、「トナーレ・プラグインハイブリッド・Q4」を欧州で発売……後輪をモーターで駆動するAWD、街乗りで航続距離約79kmを超えるEV走行が可能 ・ヒョンデ、「アイコニック5」に高性能モデル「N」を追加……2023年中に欧州で発売 ・埼玉県入間市、導入予定の公用EVの一部を市民向けのカーシェアリングに供用……日産の「リーフ」「サクラ」各1台を公用とカーシェア併用車両に ・小型EVのブレイズ、飯野ビルディング(千代田区)内に「ブレイズ東京ショールーム」を開設……自社商品で「ラスト・ワン・マイル」移動を訴求 ・南海電設、EV充電サービス「チャージコネクト」にキャッシュレス課金サービスを開始……PayPay等でのQRコード決済が可能 ・ルネサス、1200Vのパワーデバイスに対応した半導体を開発……EVのインバータに搭載するIGBTやSiC駆動用ゲートドライバIC ・オンセミ、VWと提携強化……1200Vのトラクションインバータパワーモジュールの供給など ・トヨタ、社長交代……現ガズー・レーシング・カンパニーの佐藤恒治プレジデントが社長就任、豊田章男現社長は会長へ

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