#BMW
TEXT:烏山 大輔
BMWジャパン、5シリーズ初の電気自動車「i5」を発売、価格は998万円から

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は7月13日、新型5シリーズの電気自動車(BEV)版「i5」を発売した。納車開始は2023年第4四半期以降を予定する。これまでもTHE EV TIMESでは、ドイツ本国での発表とその詳報、日本での初回限定車の予約受付についてをお伝えしてきた。今回いよいよ正式に発売された。 価格は、RWDの「eDrive40」が998万円、AWDの「M60 xDrive」が1,548万円だ。 「eDrive40」はExcellenceとM Sportの2グレード展開だが仕様表を見る限り、M Sportグレードのステアリングが、M スポーツ・ステアリング・ホイールになるなど内外装デザインの差のみとなるようで、サスペンションやバッテリー、モーターなど走行性能に関わる部分は共通だ。 新型5シリーズは、2Lの直列4気筒エンジンを搭載するガソリンモデルとディーゼルモデルもラインナップされるが、現時点でパフォーマンス面でも価格的にもトップグレードである「M60 xDrive」は、601ps、820Nmのパワートレインで、0-100km/h加速3.8秒(ヨーロッパ仕様値)を誇る。 「バイエルン“エンジン”製造会社」の名にかけて、新型のM5がどこまで「M60 xDrive」に迫る、もしくは上回ってくる性能としてくるのかが楽しみだ。 i5 eDrive40 全長:5,060mm ※ 全幅:1,900mm ※ 全高:1,515mm ※ ホイールベース:2,995mm ※ 車両重量:2,205kg ※ 乗車定員:5名 一充電走行距離:477-582km ※ 最高出力:250kW(340ps)※ 最大トルク:430Nm ※ バッテリー総電力量:81.2kWh ※ モーター数:後1基 駆動方式:RWD フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン式 リアサスペンション:マルチリンク式 フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク リアブレーキ:ベンチレーテッドディスク タイヤサイズ:前後245/45R19 荷室容量:490L ※ 車両本体価格:998万円 0-100km/h加速:6.0秒 ※ ※:ヨーロッパ仕様値 i5 M60 xDrive 全長:5,060mm ※ 全幅:1,900mm ※ 全高:1,515mm ※ […]

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TEXT:生方 聡
コンパクトSUVセグメントをリードするのは「iX1」かもしれない [BMW iX1試乗記]

強豪揃いのコンパクトSUVセグメントに戦いを挑む「BMW iX1」。走らせてわかったのは、その高い完成度。このセグメントのベンチマークといえる出来映えである。 車重を感じさせない軽快な走り エンジン車の「X1」とEVの「iX1」は、いずれも前:ストラット式、後:マルチリンク式のサスペンションが採用されている。このうち、X1のM Sportと、iX1の全グレードに「アダプティブMサスペンション」が搭載されている。標準に対して車高が20mm下がるとともに、長距離ドライブでの快適性やスポーティなハンドリングに貢献するという。 iX1のアダプティブMサスペンションは、電子制御ではなく、機械的にダンピングを変化させるため、走行モードを切り替えてもその特性は変わらない。標準サイズの18インチアルミホイールと225/55R18タイヤが装着される試乗車は、やや硬めの乗り心地に躾けられるぶん、高速走行時の姿勢変化は少なく、安定感はバッチリ。一方、一般道を比較的低い速度で走行する場面では軽いショックを伝えてきたり、目地段差を通過した際のハーシュネスをいなしきれなかったりすることも。それでも、街乗りで十分許容できるレベルの快適さを確保している。 前1,030kg、後1,000kgとほぼ均等な前後重量バランスと、床下にバッテリーを積む低重心の設計のiX1は、車両重量や背の高さを感じさせない軽快感あるハンドリングを示す。このあたりのスポーティな味付けは、さすがBMWと感心させられるところだ。

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TEXT:生方 聡
「BMW iX1」に“駆けぬける歓び”はあるか? [BMW iX1試乗記]

BMWなら、どんなモデルであってもスポーティな走りを期待する人は多いはずだ。EVの「iX1」でも“駆けぬける歓び”を感じ取ることはできるだろうか? 乗り手次第でジェントルにもスポーティにも “ドライバーオリエンテッド”なコクピットに収まり、さっそくブレーキを踏みながらスタートボタンを押すと、iX1は“走行スタンバイ”、すなわち走行可能な状態に。まずは基本のパーソナルモードのままDレンジにシフトし、ブレーキペダルから足を離すと、クルマはいわゆる“クリープ”の状態でゆっくりと動き出した。 軽くアクセルペダルを踏むぶんには穏やかな動きを見せるiX1だが、さらに右足に力をこめると、2,030kgのボディを軽々と加速させる頼もしさで、この時点でiX1のスポーティな性格が予感できる。ここからアクセルペダルを深く踏み込むと、iX1は期待以上に勢いよく加速し、“駆けぬける歓び”がこのクルマにも標準装備されていることが確認できた。 ここでステアリングホイールの左にあるパドルを手前に引くと、“スポーツ・ブースト”機能が起動し、10秒のカウントダウンが始まった。すぐにアクセルペダルを奥まで踏み切ると、より伸びのある加速が味わえる。 「My Mode」でパーソナルモードからスポーツモードに切り替えると、パーソナルよりもアクセル操作に素早く、かつ、力強く反応。一方、エフィシェントモードではより穏やかな反応を示す。いろいろ切り替えてみたが、最終的には扱いやすさと加速を両立するパーソナルモードに落ち着いた。

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TEXT:生方 聡
コンパクトなボディに最新のBMWを凝縮 [BMW iX1試乗記]

フルモデルチェンジにより、精悍さが際だつフロントマスクを手に入れたX1とiX1。BMWカーブド・ディスプレイを採用するコクピットも、iX1の先進性を象徴している。 キドニーグリルの大型化だけじゃない! BMWのデザインを特徴づけるアイテムといえば、フロントマスクに佇む“キドニーグリル”。最近ではキドニーグリルの大型化が進められ、最新のX1(とiX1)も先代に比べるとより存在を主張するデザインへと変化している。それでも、フラッグシップSUVの「iX」のような“やりすぎ感”がないのがいい。特徴的な形状のLEDデイタイムランニングライトや大型のロワーエアインテークなど、先代から大きく様変わりしているにもかかわらず、ひと目でBMWとわかるのは、伝統のキドニーグリルのおかげである。 キドニーグリルの大型化とともに、ドアハンドルのデザイン変更も、最近のBMWの特徴である。従来のグリップタイプを改め、ドアパネルと一体化したフラッシュハンドルは、見た目のエレガントさに加えて、空力特性の向上に貢献しているのはいうまでもない。 エクステリア以上に進化を感じるのが、「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用するコクピット。デジタルメーターがあたりまえのいまの時代、メーターパネルとセンターディスプレイをどう融合するかを各メーカーが模索しているが、BMWはこのふたつを単に一体化させるだけでなく、曲面にしてドライバーに向けることで、見やすさと操作性を向上させている。もともとBMWのコクピットはセンタークラスターを少しドライバー側に傾けた“ドライバーオリエンテッド(ドライバー指向)”のデザインを特徴としており、BMWカーブド・ディスプレイもまたそのコンセプトに基づいているのだ。

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TEXT:生方 聡
BMWから待望のコンパクトSUVスタイルの電気自動車が登場! [BMW iX1試乗記]

いまもっともホットなコンパクトSUVセグメントに、BMWが投入したEVのニューモデル「iX1」に試乗。走り出す前に、まずはこのクルマの特徴をチェックしておこう。 3代目「X1」とともに日本上陸 BMWのSUVである「Xモデル」のなかで、もっともサイズが小さいのが、プレミアムコンパクトSUVの「X1」だ。日本でも人気のこのモデルがフルモデルチェンジにより3代目に進化したのを機に、新たに追加されたEV仕様が「iX1」である。 同じセグメントの「日産アリア」や「フォルクスワーゲンID.4」が、EV専用プラットフォームを採用するのに対し、iX1はエンジン車のX1と共通の「UKL2プラットフォーム」をもとに成り立っている。ちなみに、コンパクトなFWDモデル向けのこのプラットフォームは、同社の「2シリーズアクティブツアラー」や「ミニ・クロスオーバー」、「ミニ・クラブマン」でも使われている。 X1のいちバリエーションであるiX1は、4,500mmの全長、1,835mmの全幅、そして、2,690mmのホイールベースはX1と共通。見た目もX1と区別がつきにくいが、フロントグリルの「i」のバッジや、各所に配されるブルーのアクセントにより、かろうじてEVのiX1であることがわかる。 驚いたのはボンネットを開けたときの眺め。何も知らされずに、エンジン車のような立派なカバーを見せられたら、多くの人はEVとは気づかないだろう。「Bayerische Motoren Werke(バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ)」、すなわち、ドイツ語で“バイエルン州のエンジン工場”という名の自動車メーカーだけに、こうした演出にも納得がいく。

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TEXT:岩尾 信哉
BMWグループ 年次総会を開催 新型5シリーズに電気自動車仕様「i5」を導入

BMWグループは3月15日(現地時間)、独ミュンヘンにおいて「BMWグループ・アニュアルカンファレンス2023」を開催、財政状況の報告とともに、今後のモデル展開などについて明らかにした。ここでは電気自動車についての話題を中心にまとめてみる。 電気自動車の納車台数は増加 2022年のBMWグループ全体での総納車台数は、前年を4.8%下回る239万9,632台だった(前年同期:2,521,514台)。半導体部品の供給難、サプライチェーンの混乱、新型コロナによる中国のロックダウンなどの影響を受けたとされ、このうち電気自動車(バッテリーEVとプラグインハイブリッド:PHEV)は、合計で納車台数の18.1%(433,792台/前年比32.1%増)を占めた。BMW AG取締役会会長であるオリバー・ツィプセは「2023年は電気自動車(BEV)のさらなる成長を目指しており、総販売台数の15%を占めると見込んでいます」と述べた。 BMW「i5」など、各ブランドのBEV導入予定 注目の新型車導入スケジュールについて、BMWグループは2023年10月に新型5シリーズ・セダンを発表することを明らかにした。さらにPHEV、48V仕様エンジンの各モデルを設定するとともに、BEVとして「i5」を新たに導入する。i5はパフォーマンスモデルを担当するBMW M社が開発を手がける。なお、新型5シリーズにはステーションワゴンである「ツーリング」が2024年春に発表予定とされ、i5にも設定されることになる。i5はiXと合わせて、ドイツ・ディンゴルフィング工場で生産される。加えて、近い時期に発表予定のBEVの新型車としては、2023年末にコンパクトSUVの「iX2」が市場に投入される。 10年以内に電気自動車のみのブランドとなることが明らかにされているMINI とロールス・ロイスについても触れておこう。2030年代初頭にはオールEVブランドになるとされるMINIでは、ミニ・カントリーマン(日本市場名:クロスオーバー)が、ICEモデルとともにBEVを導入予定だ。さらに昨年発表された「エースマン・コンセプト」の量産型が新たなシリーズモデルとして今年加わる。ロールス・ロイスでは、2022年に発表された同ブランド初のBEVである新型車「スペクター」が今年マーケットに提供される。 BEVラインナップのさらなる増強 BEVの販売強化は欧州の自動車メーカーとして必須の課題だ。BMWグループはすでに12種類のBEVをラインナップしているが、今後数年間はBEVが急成長を遂げると予測。2024年にグループ内において新たに5車種のBEVを発表するとしている。 BMWグループとしてのBEVの総納車台数は、昨2021年から倍以上となる21万5,000台を達成。2023年には総納車台数の15%がBEVで占められ、2024年には少なくともグループでの新車の5台に1台がBEVとなり、2025年には同じく4台に1台、2026年には3台に1台程度がBEVになると見込んでいる。2030年に向けて、同年までに通算1,000万台のBEVを顧客に納入することを目指す。

TAG: #BMW #i5 #iX2 #iX5
TEXT:曽宮 岳大
MINI初のオープンEV「クーパーSEコンバーチブル」製品詳報

BMWは電気自動車の「クーパーSEコンバーチブル」を欧州において999台限定で発売することを発表した。現在欧州におけるMINIの電動モデルのラインナップは、ハッチバックの「クーパーSE」と、プラグインハイブリッドの「クロスオーバーPHEV」(現地名カントリーマンPHEV)の2種類で、これに限定モデルとしてオープン版の「SEコンバーチブル」が加わる格好だ。さらに2023年中に新たなEVが披露される予定もある。 クルマ好きを刺激する4シーターオープンEV ミニがEVの「ミニクーパーSE」を発表したのは2020年。クーパーSのEV版ということで「SE」の呼称が与えられた3ドアハッチバックは、欧州で堅調に台数を伸ばし2022年には2万7000台を販売。ミニ全体の22%を占めた。 今回の「クーパーSEコンバーチブル」の設定は、こうした欧州におけるEVの需要の高まりに応えるもの。オープン+EVというニッチな仕様を仕向地のニーズに応じて展開できるのは、生産ラインが柔軟な生産体制に対応できることを示している。なおクーパーSEコンバーチブルはオランダの工場においてミニコンバーチブルと同じ生産ラインで組み立てが行われる。 クーパーSEコンバーチブルは、ブラックとシルバーの2種類のボディカラーが設定され、ドアハンドルやサイドガーニッシュ、ライト周りにはブロンズの装飾が施される。また、ドアシルのトリムとサイドガーニッシュには限定車であることを示す「1 of 999」の文字が入る。 ホイールは、「エレクトリックパワースポーク」と呼ばれる2トーン仕様の17インチ専用アルミホイールが採用される。こちらは循環素材を用いるとともに、製造時にグリーン電力を用い環境に配慮したものとなっている。 インテリアは、ヒーター機能付きのナッパレザー製スポーツステアリングホイールや、シートヒーター付きのスポーツシートなど、スポーティ感と快適性を共に高めた仕様となる。他にもピアノブラックの加飾やアンビエントライト、EVのみのイエローのカラーアクセントにより、特別感が高められているのが特徴。また、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールや、ミニドライビングアシストなど運転支援機能も備えている。

TAG: #BMW #MINI
TEXT:TET 編集部
「MINI Cooper SE Convertible(ミニ・クーパーSE コンバーチブル)」を本国で限定発売、日本では「MINI Comcept Aceman(ミニ・コンセプト・エースマン)」を公開……デイリーEVヘッドライン[2023.02.20]

世界で勢いづくBMWグループおよびMINI 【THE 視点】BMW傘下のMINI(ミニ)は、初のEVオープンモデル「MINI Cooper SE Convertible(ミニ・クーパーSE コンバーチブル)」を欧州で発売すると発表した。999台の限定モデルとなる。日本においても「MINI Concept Aceman(ミニ・コンセプト・エースマン)」を初公開予定で、BMWにおいてはコンパクトSUVの「iX1」を発売。先週末はBMWグループのトピックが目白押しだった。 「ミニ・クーパーSE コンバーチブル」の発売は今年4月を予定。2022年夏に試作車が公開されてから、わずか8ヵ月で量産にこぎつけたことになる。現在のミニの販売台数の5分の1がEVモデルで、好調な販売台数が開発に拍車をかけ今回のオープンモデルの発売につながったようだ。 パワートレインは「MINI Cooper SE(ミニ・クーパーSE)」と同様に「BMW i3」から流用されたもの。最高出力135kW(184ps)と最大トルク270Nm(27.5kgm)のモーターで、0-100km/h:8.2秒の俊足さを誇る。一充電の航続距離は201km(WLTC)と発表されており、「ミニ・クーパーSE」から30km程度短くなることから、バッテリー容量は同じ32.6kWhと推定できる。 この性能はスポーツモデルである、「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」に匹敵する。オープンカーとなったこのモデルでも、ミニがうたう「ゴーカート」感覚をそのまま満喫できることになる。 限定モデルであることから、ドアシルトリムとサイドスカットルに「1 of 999」のシリアルナンバーが刻印され特別感も演出される。 ちなみに筆者は現行型の「ミニ・クラブマンJCW」(エンジン車)を所有していたことがある。その操縦感覚は、まさにゴーカートそのものだった。静かで排ガスが出ないEVのオープンモデルは、まさにEVカートそのままの感覚ではないだろうか。オープンで峠道を走れば爽快そのもののはずだ。ミニ好きにとっては、欧州だけとは言わず、是非とも日本にも導入して欲しいモデルである。 一方日本では、3月2日(ミニの日)を記念したイベント「MINI ELECTRIC FUTURE.(ミニ・エレクトリック・フューチャー)」を、「The ICEBERG(ジ・アイスバーグ:東京都渋谷区)」にて3月3日(金)から5日(日)まで期間限定で開催する。 会場では先進テクノロジーが生み出す遊び心あふれるデザインや、ミニの未来をいち早く体感できるコンテンツを用意する。 中でも注目は昨年7月に発表した「MINI Concept Aceman(ミニ・コンセプト・エースマン)」の日本初公開だ。このコンセプトカーは、ミニ初のクロスオーバー・タイプのEVである。 またミニの親会社であるBMWから「iX1」が発売された。これでBMWはEVだけで5車種のラインナップとなった。ミニも含めてBMWグループのEVが勢い付き面白くなってきた。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★「MINI Concept Aceman(ミニ・コンセプト・エースマン)」日本初公開……3月3日から ★★BMW、EV「iX1」を日本発売……ブランド初のコンパクトSUV[詳細はこちら<click>] ★BMW、EV向け「BMWiライフ・パッケージ」を開始……EV専用リース、「iX1」から開始 ★テスラ、米本国でリコール……「モデルS」「モデルX」「モデル3」「モデルY」が対象[詳細はこちら<click>] ★日野、小型EVバス「ポンチョZ EV」の発売凍結……BYDのOEM車 ★西武バス、BYDの大型EVバスを2両導入……2月27日から新座営業所を拠点に運行開始、営業所内に太陽光パネルを設置し発電・電力供給も ★自動運転EV開発のチューリング、自社工場「TURING Kashiwa Nova Factory(チューリング・カシワ・ノバ・ファクトリー)」(千葉県・柏市)を開設……2025年中に販売開始予定の自動運転EV開発拠点[詳細はこちら<click>] ★日本駐車場開発、タイ・バンコクで「EVトゥクトゥクタクシー」の観光ツアーを開始……バンコク在住の日本人含む外国人旅行者向けに ★NTT西日本、バッテリー交換式EVコンバージョンカー(CEV)を活用したエネルギーマネジメント実証事業を開始……再生可能エネルギーでCEVを運行、災害発生時には電力供給 ★エネチェンジ、JAいちかわ本店と田中支店(千葉県市川市)にEV用充電器を設置……最高出力6kWの普通充電器を計5基 ★MG、インドネシアで「MG 4 EV」を予約開始……SUVの新型EV

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TEXT:田中 誠司
BMWがスモール・コンパクトSAV「iX1」を日本に導入

BMWジャパンは2月17日、同社のスモール・コンパクト・セグメント初の電気自動車(EV)として「iX1」(668万円)を販売開始した。納車は2月下旬を予定。 「iX1」は「X1」プラス112万円で提供 「iX1」は同時に発売されたガソリンエンジンモデルの「X1」と基本構造を共用する。BMWジャパンのBMWブランド・マネジメント本部長を務める遠藤克之輔氏は、「Xモデルは現在8つのラインナップを持ち、BMWジャパンの年間販売3万台のうちの3分の1を占める」と期待を込める。 ガソリンエンジンモデル「X1 xDrive20i」(150kW/300Nm)との価格差は112万円。前後アクスルそれぞれにモーターを備える「iX1 xDrive30」はシステム総合出力200kW/494Nmのパフォーマンスを誇り、よりパワフルな上位モデルと位置づけられる。 66.5kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、航続距離は465km(WLTCモード)。車重はX1より390kg重い2,030kgに達するが、停止から100km/hまで5.6秒で加速できる。 8kWのBMWウォールボックスを使った普通充電の場合、残量10%から80%まで6時間半で到達する。90kWの高速充電では同じく10%から80%まで47分、10%から55%までは30分で蓄電できる。 iX1の発売に合わせて、BMWは公共充電施設やディーラーでの充電費用、メインテナンス、車検サポートなどを含む包括的リースプランである「iライフ・パッケージ」の展開を開始する。“充電無制限”が含まれるリース・パッケージは日本市場において業界初の試みであるという。4年契約/年間規定距離6,000kmのプランで月額57,700円とされる。

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TEXT:TET 編集部
BMW、「i4」にエントリーグレードを設定……デイリーEVヘッドライン[2023.02.16]

航続距離532kmで後輪駆動、価格は698万円 【THE 視点】ビー・エム・ダブリュー株式会社は、プレミアム・コンパクト・クラスの4ドア・クーペ・モデル「4シリーズ・グラン・クーペ」のラインナップに、EVの「i4 eDrive35(アイフォー・イードライブサンゴー)」を追加した。BMWオンライン・ストア上のみでの扱いで2月15日より販売を開始。価格は698万円。納車は本年3月以降を予定している。 「i4 eDrive35」は最高出力210kW(286ps)、最大トルク400Nm(40.8kgm)を発揮する電気モーターで後輪を駆動する。床下に配置されているバッテリー容量は70.3kWhで、一充電での走行可能距離は532kmとなる。参考までに先に導入済みの「i4 eDrive40」は、最高出力250kW(340ps)、最大トルク430Nm(43.9kgm)、バッテリー容量は83.9kWhという性能だ。 今回のモデルは40よりひとつ下のエントリーモデルとなり、価格が約100万円低い。しかし日本初認可を取得したハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を標準装備し、十分な先進安全支援機能などを持つ。最高出力210kW、最大トルク400Nmという値は、ひと昔前で言えばR34型のころの「日産スカイラインGT-R」に匹敵する性能であり、航続距離も532kmとEVとして十分な性能を持つ。 性能と車格を考えれば価格は抑えめの設定だ。車両価格の値上げが相次ぐ中、価格を抑えたモデルを出すには企業としてもそれなりの工夫が必要だ。オンライン・ストアのみの販売とすることでワンプライスを実現し、定価を抑えたのではないかと考えられる。 筆者は「i4 eDrive40」に試乗した経験がある。床下にバッテリーを積みながらも、エンジン車と同じく低く構えたスタイリングに仕上げた。しかもBMWの得意とする後輪駆動で、スローガンの「駆け抜ける喜び」を体現するEVとしてヒットするのではないだろうか。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★MINI(ミニ)、「MINI Cooper SE Convertible」(ミニ・クーパーSE・コンバーチブル)を欧州で発売……999台限定のオープンモデル[詳細はこちら<click>] ★★フォード、米国ミシガン州にLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリー製造工場を建設……2026年稼働、「マスタング・マッハ-E」から搭載開始 ★BYDジャパン、大型EVバス「K8」2台を西武バス(新座営業所)に納入……「清瀬駅北口~けやき通り~旭が丘団地」を結ぶ路線系統に導入 ★日本電産、中国大連市にモーターの新工場を開業……車載用モーターを製造、「e-アクスル」の製造も見込む ★オープンストリートなど、シェアモビリティ「HELLO MOBILITY(ハロー・モビリティ)」を神奈川県川崎市で展開……キングスカイフロントLiSE駐車場(LiSE 川崎生命科学・環境研究センター:川崎市川崎区)にマルチモビリティ・ステーションを開所 ★コンチネンタルタイヤ、EVと相性の良い「ComfortContact CC7(コンフォート・コンタクト CC7)」を発売……静粛性を高める「ノイズ・ミューター」技術を採用

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