#充電器
TEXT:TET 編集部
どんどんEVが便利になる! 「GoGoEV」が2024年2月のEV充電スタンド設置数を集計したら新規スポットが169拠点も増えていた

国内のEV充電スポット数は2万1561拠点 日本全国のEV充電スタンドが検索できるEV充電スタンド情報サイト 「GoGoEV」は、EV充電スタンド2月の設置数集計レポートを発表。以下、「GoGoEV」に掲載されている充電器数を元に集計したレポートとなる。 2024年2月末時点の日本国内のEV充電スポット数は2万1561拠点(前月比+93拠点)。うち、2月の新規設置スポット数は169拠点だ。なお閉鎖したスポット数は76拠点。 充電タイプ別の設置台数は、CHAdeMO(急速充電)1万402口(前月比:+121)、200V(普通充電)2万6035口(前月比:+81)、100V(普通充電)224口(前月比:+3)、TESLA(テスラ専用)798口(前月比:+14)となる。 日本全国のEV充電スポット数は2023年7月頃に減少して以降、7カ月連続で増加。コンビニへの新規設置や設備入れ替えによる高出力化も進んでいる。 充電器の口数増加とともに重視される充電器の設置場所だが、2024年2月はコンビニやショッピングモールなど、充電中に買い物や休憩ができる場所への設置も多く見られた。また2024年3月現在、1055カ所のコンビニにCHAdeMO充電器が設置されている。

TAG: #充電器 #設置数
TEXT:南陽一浩
2024年にスタートするEV充電アプリの新機能第1号「エネチェンジEVサポーターズ」って何?

のんさんがおすすめするエネチェンジのアプリ 12月上旬、EV充電サービスを手がけるエネチェンジが、東銀座で「エネチェンジEVサポーターズ」の発足と、新CMを発表した。同CMに出演する俳優・アーティストであるのんさんも会場に姿を見せ、城口洋平代表取締役CEOと、EV充電の簡単さやメリットをアピールした。 エネチェンジはEVやPHEV向けの6kW普通充電器をマンションや事業所、あるいはショッピングモールやホテル、ゴルフ場といった施設に設置するインフラサービス事業の会社。これらの充電器を使うために「EV充電エネチェンジ」というアプリを展開しており、今回は充電の際にガソリン代と比較してどれだけ得をしたかを確認できる表示機能を提供するという。つまり、EVユーザーがマイカー情報をアプリに登録してエネチェンジ充電器を使ったら、同じぐらいの出力や車格のガソリン車の平均値と、電費と燃費を比較してくれるというのだ。 というのも、ICEよりEVの方が一定のエネルギー量から高い効率をとり出せるという話は広く知られているが、単純に何km走行につき何kWhの電力を使って、いくらかかったというだけでは、EVユーザーがどれだけメリットを享受したかは感じにくい。そこで、「同程度のガソリン車ならこれぐらいかかったはず」という差額を示してくれるワケだ。 もうひとつのトピック、「エネチェンジEVサポーターズ」だが、これはアプリ上に載っている充電スポット、あるいは載っていないか情報が不十分なスポットの投稿情報を呼びかける仕組みだ。エネチェンジのスタッフだけであらゆる充電器の状態、あるいは実際に使えた・使えないといった情報を確認するのは難しい。そこで、サポーターになったアプリユーザーに、充電スポットの写真やコメントを寄せてもらってアプリの精度を高めつつ、情報を提供してくれたユーザーにはポイントを付与して、オリジナルグッズなどの特典をプレゼントする。 ちなみにサポーター制度は来年11月30日までが1期で、エネチェンジで電気やガス会社の見直し手続きをしてもポイントが付与される。 ステージ上ではのんさん自身が、アプリの地図から充電スポットを見つけ、充電プラグを挿してスマホ画面の上で充電を開始、さらに充電が終わってからプラグを戻すという一連の流れを、実際にシミューレションしてみせた。 彼女が「ロンドン橋」のメロディで「EV充電器導入台数No.1」「アプリ利用者数No.1」「電気代見直しサイト利用者数No.1」と歌う新CMは、公式や動画サイト、来年からはタクシーCMで放映される予定だ。

TAG: #チャージャー #充電器
TEXT:TET 編集部
EV超急速充電器「FLASH」が稼働! ガソリンスタンドのような従量課金制を採用

国内最速級の180kW/h! 2023年12月20日より、テンフィールズファクトリーは充電速度180kW/hの国内最速級の超急速EV充電器「FLASH」を、京都府精華町と奈良県宝来町にて日本で初めて稼働する。 超急速EV充電器「FLASH」は、従来の課金方法である充電量ではなく時間で課金されるシステム(時間課金制度)に疑問を持ち、充電量で課金が行われる方法(従量課金制)を採用。従来のガソリンスタンドのような感覚で利用することができる。これまでのEV充電器のような会員登録も一切不要で、誰しもがクレジットカードのみで充電可能だ。 また、現在EV超急速充電器「FLASH」では、無料設置キャンペーンを実施している。 東京都内はもちろん、全国の商業施設や店舗オーナーなど、一般開放されている駐車場であれば、初期費用及びランニングコスト0円で設置できるとのこと。 今回の「FLASH」の設置場所と詳細は以下。 ・Gaiso Wall & Roof Reform 京都南店 駐車場 住所:京都府相楽郡精華町山田金堀31−2−4 営業時間:24h 定休日:なし 充電タイプ:CHAdeMO(急速) 充電器数:1 出力:112.5kW (最大電流値: 200 A ) 駐車料金:無料 事前連絡:不要 ・奈良宝来ビル 駐車場 住所:奈良県奈良市宝来町928−1 営業時間:24h 定休日:なし 充電タイプ:CHAdeMO(急速) 充電器数:1 出力:112.5kW (最大電流値: 200 A ) 駐車料金:無料 事前連絡:不要

TAG: #FLASH #充電器
TEXT:TET 編集部
Terra Chargeが「BLUE STEAK WONDER HOTELS」3棟にEV充電器の導入を決定

2024年度中に4基のEV充電器を設置 EV充電インフラ事業「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するTerra Motorsは、沖縄県の宿泊施設「BLUE STEAK WONDER HOTELS」の駐車場へのEV充電器の導入を決定した。 2024年度中に「BLUE STEAK WONDER HOTELS」3棟(沖縄県北谷町および読谷村)の駐車場に、全4基のEV充電器を設置する予定だ。 「BLUE STEAK WONDER」シリーズのホテルは、2019年3月読谷村長浜に「BLUE STEAK WONDER NAGAHAMA」、同年7月読谷村瀬名波に「BLUE STEAK WONDER SEAHA」、2020年12月北谷町に「BLUE STEAK WONDER CHATAN」をオープン。 サンゴ移植活動寄付型自販機の設置、地域伝統文化の推進、館内照明のLED化の推進、エコ清掃の推進、プラスチック製品の削減、ペーパーレス化の推進、ゴミの分別と資源化、地元店舗との提携、地域防災への協力、地域の観光協会への参加など、積極的にSDGsに取り組んでいる。 一方で「Terra Charge」は、初期費用・ランニングコスト無料による充電インフラの提供を実現し、日本全国へのEV充電器の設置を進めている。 両社は沖縄県における充電インフラ普及を推進し、沖縄県の自然環境保護と宿泊施設としての魅力度向上を相互に目指していくという。

TAG: #BLUE STEAK WONDER HOTELS #Terra Charge #充電器
TEXT:TET 編集部
新電元工業からEV充電器の新シリーズ「MITUS(ミタス)」が誕生

最初のモデルは急速充電器 2023年11月16日、新電元工業は、EV充電器の新シリーズ「MITUS(ミタス)」を公開した。 MITUSシリーズは、今後、普通充電器やワイヤレス充電器にも展開されるが、First Modelは急速充電器。2025年春の発売を予定している。 First Modelは分離型と呼ばれる複数台構成の充電システムで、なおかつ立ち寄りで期待される充電性能に対応しているという。 MITUSは、ユーザーインターフェイスとケーブルコネクタで独立した機能性を持つ。これにより、提供したい充電サービスや設置場所、充電ケーブルの種類や規格によって、スタイルのバリエーションを広げられるようにデザインされた。 普通充電やワイヤレスといった異なる種類の充電器でも、共通のブランドイメージを損なわないデザインを採用することが可能となっている。 MITUSシリーズはひとつの理想にこだわらず、欲しいところに欲しい充電環境を届けていくという。

TAG: #MITUS #ミタス #充電器
TEXT:烏山 大輔
環境エネルギー・リユース事業を手掛ける永輝商事、EV用充電器を販売へ

環境エネルギー・リユース事業を展開する永輝商事は、EV(電気自動車)市場の拡大を背景にEV用充電器の需要が増加することに着目し、EV用充電器の販売事業への参入を発表した。展開するのは、仏IES Synergy社製の充電器だ。 取扱充電器とその特徴 IES Synergy社は、フランスで1992年に設立されたEV用充電器メーカー。先進的かつ多用途、ユニバーサルなモビリティソリューションを標榜し、製品展開を行なっている。 永輝商事によると、耐久性と持続可能性を兼ね備えたIES Synergy社EV用充電器は、日本市場に適した製品であるとしている。 取り扱う充電器は3つあり、いずれもOCPP1.6対応でSmart charge(従量課金対応可)とのこと。 Wallbox G3_CHAdeMO 24kWの急速充電器。壁掛けも可能なコンパクト構造で、独自開発のフィルターなしの設計でメンテナンスフリーな充電器。 インテリジェントACチャージ 左:スタンダード(NEO-07-C,4inch LCDパネルタイプ) 右:プレミアム(NEO-07-P,7inch タッチパネルタイプ) 6kWの普通充電器。デザイン・操作ともシンプルで、屋外使用に適した堅牢な設計が特徴。APPで充電予約や深夜充電、充電停止などの遠隔制御が可能。 180kW Station Dual_CHAdeMO 180kWの急速充電器。デュアル口で同時に2台の車の充電ができる。また、超急速で充電時間の短縮が可能。 バーチャルパワープラント市場へ 永輝商事は、急速充電器からEV用充電器市場に参入し、その範囲を普通充電器市場にも拡大していく計画だ。長期的な目標として、バーチャルパワープラント※(VPP)市場への足がかりを確立することを目指す。 (※再生可能エネルギーや蓄電池、電気自動車など小規模なエネルギーリソースを、IT技術を用いて制御し、ひとつの大きな発電所のように機能させる技術のこと) EV充電器の市場拡大を図るうえで、各地の自治体や企業との連携も積極的に進めていくという。

TAG: #IES Synergy #充電器 #永輝商事
TEXT:TET 編集部
「EVsmart」と「EV充電エネチェンジ」アプリが統合し「EV充電エネチェンジ」へと進化。ユーザー評価機能も 

脱炭素テック企業のENECHANGE(エネチェンジ)株式会社は6月27日、同社が運営する充電スポット検索アプリ「EVsmart」と「EV充電エネチェンジ」アプリを統合すると発表した。2つのアプリはEVユーザーにとってより便利な統合版「EV充電エネチェンジ」アプリへと生まれ変わり、「検索する」「充電する」「記録する」のすべてが1つのアプリで完結する。 充電器のユーザー評価の機能がプラス これまでエネチェンジ社が運営してきた「EV充電エネチェンジ」は、充電スポットの検索のほか、充電器利用時の操作やキャッシュレス決済にも対応したアプリ。エネチェンジ社は東京証券取引所グロース市場に上場するベンチャー企業で、同社の6kW倍速充電器は既に全国の商業施設等へ3,000基以上の導入が決定している。そして、「EV充電エネチェンジ」アプリを利用するEVユーザーは、各地の同社充電器の検索から、支払いまで行えるようになっていた。 これだけでも十分利便性は高かったが、さらなる使い勝手が図られることとなった。「EVsmart」アプリ統合により、新機能の「稼働状況の口コミ記録」が追加された。具体的には、気軽に利用報告ができる「使えた」「使えなかった」の評価ボタンや、コメント機能の他、お気に入りスポットの登録が利用可能となる。 既にグルメサイトなどでお馴染みだが、こうしたユーザーによる口コミ機能はサービスの質を高めていくうえで役立つ。特に充電設備の場合、行ってみたら故障で使えなかったという問題や、利用施設から遠く離れた場所に設置されていて利便性が低かったなど、事前に知りたい情報が多い。 また、周辺に他の充電器がない場所で、行ってみたら充電器が使えなかったとなれば、バッテリー残量の不足といった事態にもなりかねない。そのため、口コミの持つ重要性は高いと言えるだろう。 >>>次ページ 新アプリへは自動移行。さらに使えるアプリへ

TAG: #エネチェンジ #充電インフラ #充電器
TEXT:山本 亨
タイの未来の電動車戦略について、タイ電気自動車協会クリサダ会長インタビュー その2

その1では、タイ電気自動車協会のウタモテ・クリサダ会長に、これまでのタイのEVに関する話を聞いた。その2ではタイ政府の電動車割合の目標、充電ステーションの充実化、電力インフラにいたるまで将来の展望を語ってもらった。 2035年に電動車100%を目指す 山本局長:タイ政府は2021年から2035年に向けて3つのフェーズのEV計画を発表しています。この3つのフェーズを分かりやすく教えてください。 クリサダ会長:まず、その3つのフェーズはマイルストーンと言った方がいいかもしれません、2025年、2030年、2035年までの3段階となります。それぞれの年に登録台数・生産台数の2つの目標値を設定しています。 まず登録目標値ですが2025年に全く二酸化炭素を出さないバッテリーEVとPHEVを乗用車・ピックアップトラックで登録台数の30%、目標数値は約221,000台。バイクは20%、35,000台。バスは20%、18,000台。トゥウクトゥクは85%、500台。船は12%、130隻。列車は70%、620台です。 2030年の登録台数は2025年より高い数値をあげています。乗用車・ピックアップトラックは30~50%。バイクは20~40%。バスは20~40%。トゥウクトゥクは85~100%。船は12~35%。列車は70~80%。最後の2035年ですべての項目で100%です。 次は生産台数です。生産台数は登録台数が100%に対して2035年は約50%。国内で生産する乗用車とピックアップトラックは50%だと135万台です。タイ国内で生産する車は国内用・輸出用の2種類あります。輸出にはICE(内燃機関)の需要があることを見込みこの数値をあげています。あとはいろいろなサプライヤーがいるので、まだこの先もICEがあることを示して、サプライヤーなどの皆さんがパニックにならないようにと配慮しています。 急速充電は欧州式のCCS2が主流化 山本局長:2035年までにEV・PHEVの登録台数を100%にするにあたり、重要になるのが国内の充電インフラだと思いますが、国内の充電インフラの現状と今後の計画を教えてください。 クリサダ会長: 例えば充電ステーションの1つのユニットには2つのコネクターがありますが、そのチャージするコネクターの数を申し上げます。2022年までの数値は3,739で、充電ステーションは1,239箇所です。充電方式の種類は普通充電と急速充電の2種類です。普通充電は時間がかかるのでショッピングモールや料理店などに設置しています。急速充電の方は料金が高くなります。この急速充電のコネクターには2種類あり、日本式のチャデモとヨーロッパ式のCCS2です。数値はCCS2が1079。日本式は263です。これからはヨーロッパ式のCCS2の普及が急速に広まっていくのではないかと推測します。 山本局長:充電施設にも、先ほどのマイルストーンのような将来的な目標数値はありますか。 クリサダ会長:ステーションの目標数値は個数ではなく割合だと考えています。どういう割合で計算するかというと、EV車の割合とコネクターの割合ですが、タイでは今までの合計台数はPHEVでは42,415台。EVは13,805台。この数値を合わせて、さきほどのコネクターの数で割ると、1つのコネクターあたり15台ほどとなります。私たちが考える理想的な数値は、1つのコネクターに10台です。現在のタイの数値は1つあたり車約15台ですから、あまり理想的ではありません。これからの目標としては、充電インフラの増加をキープしていこうということです。 山本局長:2022年12月にトヨタがCP(チャロン・ポカタン)財閥の配送トラックで、メタンガスを含めた取り組みの発表をしましたが、その提携したCPグループとトヨタの取り組み、それに対するタイ政府の取り組みはありますか。 クリサダ会長:聞いたところでは国のサポートはありません。2022年12月に豊田章男社長がタイに来て、CPグループの社長と会い、バイオ水素を作るというトヨタとCPグループ、民間企業の協同のプロジェクトを公表しました。CPグループは家畜の飼育に強みがあり食品工場もたくさんあるので、家畜の糞尿や食品廃棄物を資源にしてバイオガスを作ることに繋がっています。 山本局長:先ほどのチャデモの話ではないですが、充電インフラはヨーロッパに向いているようなのですが、この先はタイ政府と日本メーカーの関わりはどのようになると思いますか。 クリサダ会長:まずタイ政府は日本の自動車メーカーがタイでEV車両を生産する投資をものすごく歓迎しています。なぜなら、EV車は40%の関税を半分の20%にしていますが、日本とタイとの貿易協定があり20%が0%になるからです。日本製の車両はタイで税金なして販売できますが、将来的にはタイで生産してもらえるよう待っています。例えばトヨタに関してはこれからEVに参入していく姿勢が感じられます。フルEVの車を出すとも聞いています。 山本局長:bZ4Xはタイ生産になりますか。 クリサダ会長:おそらくbZ4Xはタイ国内で生産されます。ただタイ政府にひとつのスキームがあり、200万バーツ(約780万円)以下の車ならどんな車を作ってもいい。ただし200万バーツ以上なら申請したスキーム通りの車両を生産しないといけません。 山本局長:bZ4Xは200万バーツ以上のスキームに沿ってということですか。 クリサダ会長:おそらくbZ4Xは200万バーツ以下のスキームでいこうとしています。 山本局長:今後タイで生産するEVを日本に輸出する計画はありますか。 クリサダ会長:現在タイで生産する車の輸出先はオーストラリア・中東が中心です。日本に輸出していると聞いているのは、ピックアップトラックくらいです。EVに関しては、タイ政府の目標は国内で生産して国内で消費するという考えです。

TAG: #充電器 #電気自動車
TEXT:TET 編集部
アサヒ衛陶、従量課金型のEV用充電器事業を推進……デイリーEVヘッドライン[2023.02.24]

テンフィールズファクトリーと業務提携、従量課金型システムの開発・普及を目指す 【THE 視点】アサヒ衛陶株式会社は2月17日、テンフィールズファクトリー株式会社との間で、EV用充電器に関する課金システムの共同開発と同製品の拡販に関する業務提携に合意。業務提携基本合意書と販売代理店契約を締結したと発表した。 アサヒ衛陶は、中国のEVメーカー「NIO(ニオ)」の子会社である「武汉蔚来能源有限公司と深圳市健网科技有限公司(Shenzhen Jianwang Technology Co., Ltd.)」および「深圳市鹏辉创业合伙企业(有限合伙)」による合弁会社「迅捷能源(Fast Energy:ファスト・エナジー)」が製造するEVスタンド機器等の日本市場における独占販売権を有している。 現在、日本国内でのEV用充電器は時間課金(充電時間に応じて課金される)が中心で、充電速度が遅い場合などは充電料金が割高になるケースが生じる。例えば充電時間30分の場合、料金はその時間に対して発生しており、バッテリーに実際に充電された電力は料金に関係ない。 テンフィールズは独自の技術で従量課金システムを開発。充電速度ではなく充電した電力に対して料金を支払うシステムで、アサヒ衛陶が扱う高速充電器にその課金システムを装備し、日本市場向けの機器を共同開発することになった。この機器は2023年4月1日に販売開始予定とのこと。 前述のとおり、これまでは充電速度の遅い充電器も、充電容量が小さいバッテリーなども、設定された時間で課金されてきた。しかしこの「従量課金システム」は、ガソリンの給油と同じような課金となる。例えば充電時間が30分と決められていても、料金は実際に充電された電力に対しての課金となる。実現すれば充電料金の不公平さが解消される。 筆者としては、この課金システムは合理的と思っているが、ほかの充電インフラのネットワークと連携できるかは不透明。その解決がこのシステム普及のカギとなりそうである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★三菱、スマホを活用したスマート充電の実証実験を開始……英Kaluza(カルーザ)と提携、専用アプリで充電スケジュール等と設定可能 ★★住友商事、米MP Materials(MPマテリアルズ)製レアアースの日本向け独占販売代理店に……電気モーター用永久磁石の原料「ネオジム・プラセオジム」などを供給 ★韓国LGとフォード、バッテリーセル生産の合弁会社を設立……年間生産能力は25GWh以上 ★EVモーターズジャパン、モリタホールディングスから2億円の資金を調達……消防車両用EVシャシーの共同開発で提携 ★ベントレー、本社に「ローンチクオリティセンター」と「エンジニアリングテクニカルセンター」を新設……初のEV(2026年登場予定)に向けての施設 ★ステランティス、2022年のEVの販売台数が28万8,000台……前年比41%増[詳細はこちら<click>] ★豪電池のマグニス、テスラにバッテリー用負極材を提供……2025年2月から3年間固定価格で ★東京都、マンションへのEV用充電器設置に関する無料相談会を開催……3月21日(火・祝)、ベルサール三田(東京都港区)にて ★国交省、「電気自動車等用充電機器の道路上での設置に関するガイドライン(案)」についてパブリックコメントを実施 ★「第20回 国際オートアフターマーケットEXPO 2023(IAAE2023)」開催……3月7日(火)〜9日(木)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて、EV・電動モビリティ試乗会も開催 ★NEXCO西日本、吉備SA(山陽自動車道・上下線)にEV用急速充電器を増設……合計10口の増設、6口同時給電可能な設備も ★ブレイズ、小型モビリティ「EVクラシック」が第3回「蔦屋家電+ 大賞」に入賞……1920年代の大衆車を彷彿とさせるデザインのミニカー

TAG: #THE視点 #アサヒ衛陶 #デイリーEVヘッドライン #テンフィールズファクトリー #充電器 #福田雅敏

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