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白ばっかりだったテスラだが今度はグレーだらけになるハズ! アメリカのEVテスラのボディカラーが偏るワケ


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:テスラ/TET 編集部
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テスラは標準色にパールホワイトマルチコートを採用

街なかでテスラを見かけると、その多くが白色であることに気づく。これは偶然ではなく、テスラが標準色としてパールホワイトマルチコートと呼ばれる白を採用していることが大きな要因であろう。ちなみに、標準色は追加費用がない。

なので、機能に差がなく、色にこだわりがない人は標準色を選ぶ理由もよくわかる。とくにテスラのホワイトは高級感のある美しい色味で、追加料金を支払ってほかの色を選ぶ必要性を感じない購入者が多いことは確かだ。

テスラ車のイメージ

<世界的に見ても白い自動車が好まれる>

クルマの色は、ホワイトが世界的にも人気を集めている。ガラス・塗料メーカーの米PPG社の調査によると、2022年に販売された新車の34%がホワイト系の塗装を施されており、2位のブラック(18%)を大きく引き離している。

その理由はいくつかある。

まず、ホワイトは汚れや傷、塗装の劣化が比較的目立ちにくい。また、夏場の暑さ対策としても有効で、ほかの濃色と比べて車内温度の上昇を抑える効果がある。これはとくに電気自動車において重要で、エアコンの使用を抑えることでバッテリーの消費を節約できる。

テスラ車のイメージ

さらに、ホワイトは中古車市場での売却時に高値がつきやすいという利点もある。人気色であるホワイトは、中古になってもなお人気が持続し、平均的な色と比べて高いリセールバリューをもつ。そういった理由からここ数十年間ずっと日本の自動車市場でもホワイトがもつ清潔感や高級感が重要視されていた。

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