イベント
share:

EVのチューニングカーに新車とトピックが目白押し! 東京オートサロン2025を彩ったEVたちを一挙公開


TEXT:斎藤充生 PHOTO:斎藤充生
TAG:

ヒョンデ・アイオニック5 怒涛の3連発

今回のオートサロンで勢力を増したEVのなかでも、ヒョンデ・アイオニック5およびアイオニック 5 Nの存在感は頭ひとつ抜けていた感がある。ここからはチューニングの度合が異なる3台を紹介したい。

A PIT AUTOBACS 「アイオニック5 Ver.AUTOBACS」

東京オートサロン2025 オートバックスブースに展示されたヒョンデ・アイオニック5 Ver.AUTOBACSの外観

「EVでも楽しくドレスアップやカスタマイズ」をコンセプトに、EV用にオリジナルパーツブランド「A PIT EV PEFORMANCE」を立ち上げているオートバックスが展示していたのは、ヒョンデのアイオニック5 ラウンジ AWD リミテッドエディションをベースに製作した車両だ。

オリジナルのオーバーフェンダーとフロントスポイラーを装着してスポーティさを演出。2.2トンに達するアイオニック5の車重に合わせ、専用チューニングされたHKSのハイパーマックスSで走りの性能を高めている。ホイールはアドバンのGTビヨンドで前後19×8.5J、タイヤはアドバンスポーツV107をチョイスし、ドレスアップとドライビング性能を両立させている。

東京オートサロン2025 オートバックスブースに展示されたヒョンデ・アイオニック5 Ver.AUTOBACSのインテリア

インテリアはアイオニック5専用のKARO・シザルのフロアマットがインパクトを与える。なお、マットは前後席とトランク用も商品化されており、KAROの豊富なラインアップから好みで素材やカラーをチョイスすることが可能だ。

ヒョンデ・アイオニック 5 N DK エディション

東京オートサロン2025 ヒョンデブースに展示された「IONIQ 5 N DK Edition」

ヒョンデのダイナミクス性能を極めた高性能ブランド「N」にとって、初のEVモデルである「アイオニック 5 N」が2024年6月に日本で発売開始されると同時に、ドリキンこと土屋圭市氏の監修のもと、オートバックスとヒョンデNが専用のパフォーマンスパーツを共同開発するとアナウンスされた。そしてそれがついに披露された。

アイオニック 5 Nオーナーが、公道やサーキットでさらなるパフォーマンスの向上を愉しめることを目的に開発されたパーツは、Winmax製6ピストンモノブロックブレーキシステム、TWS製21インチ軽量鍛造ホイール、H&R製ローダウンスプリング、それにフロントスプリッター、サイドスカート、リヤディフューザー、ウィング形状のリヤスポイラーから成る「N Performance エアロキット」がラインアップされた。

東京オートサロン2025で発表されたヒョンデとオートバックスによる共同開発パーツ 土屋圭市氏が監修を行った

これらのパーツを装着したモデルとして、土屋氏のニックネームである「Drift King」に由来する「DK Edition」が、2025年末までに韓国および日本市場で発売を予定していることがヒョンデから発表された。

土屋氏のイメージカラーであるグリーンが車両のいたるところにアクセントとして取り入れられているのも特徴だ。また、さらなる海外展開も視野に入っているという。

ヒョンデ アイオニック 5 N DK エディションのデカール

アイオニック 5 N DK Editionはヒョンデのブース以外にも、パーツの開発パートナーであるオートバックスのブース内にも展示され、こちらはフロントホイールが外され、よりパーツの装着イメージがわかりやすい工夫がなされていた。

東京オートサロン2025 オートバックスブースに展示されたヒョンデ アイオニック 5 N DK エディション Winmax製6ピストンモノブロックブレーキキャリパーは土屋圭市のイメージカラーに合わせて緑色を採用

なお、このパーツはオートバックスでは取り扱わず、ヒョンデ「N」ブランドのショールーム「N Space」での取り扱いとなる。

ヒョンデ×MINI GTコラボ アイオニック 5 N

東京オートサロン2025 ヒョンデとMINI GTがコラボして製作されたアイオニック 5 Nのフロント

ヒョンデとミニカーブランド「MINI GT」がコラボし、実寸大のヒョンデ・アイオニック5を過激にカスタマイズしたショーカーが展示された。

東京オートサロン2025 ヒョンデとMINI GTがコラボして製作されたアイオニック 5 Nのサイドデザイン

同日に発表されたN Performance エアロキットとも異なるエアロをまとい、ド派手なMINI GTカラーで装飾されたこのクルマ、まさに東京オートサロンの場にふさわしいチューニングカー然とした出で立ちは、多くの来場者の注目を浴びていた。

東京オートサロン2025 ヒョンデとMINI GTがコラボして製作されたアイオニック 5 Nのリアデザイン

さて、東京オートサロン2025のEV関連トピックを可能な限りお届けしたが、勘の鋭い方はお気づきのように、今回の記事ではまったくテスラについて振れていない。展示台数が一気に増えたテスラに関しては、また別の記事で「一挙見せ」したいと思うので、そちらもお楽しみに。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
南房総エリアの入口拠点に高速道路初の従量課金制ハイパーチャージャーを設置!  「ハイウェイオアシス富楽里」に150kW級の超急速充電ステーションがオープン
EVからEVに急速充電で可能性は無限大! 「V2V」を実現する移動式急速充電車「MESTA Pro」が誕生
日本初のEVマイクロバスとEV大型観光バスがついに姿を見せた! EVモーターズ・ジャパン「V8-Micro Bus」と「F8-Coach」がバステクで初公開
more
コラム
いずれEV時代がくるならモータースポーツも全部EVになる? 現時点では「荒唐無稽」といわざるを得ないワケ
これがトヨタの本気だぜ! 新型bZ4Xの日本導入が待ち遠しい!!
EV時代は変速機が不要になるからトランスミッションメーカーが危ない……は間違い! EV時代に重要になる「精密な歯車」の技術
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択