ニュース
share:

BEVになってもジープの頼もしい走りは健在! コンパクトボディで“入門”にもピッタリなブランド初EV「アベンジャー」発売


TEXT:CARトップ編集部 三澤正充 PHOTO:ステランティス
TAG:

ジープらしい悪路走破性能を有するEV

一方で、スッキリとした水平基調デザインのインテリアは機能性を重視。ハンドバッグが入るほど大きいセンターコンソールなど、26Lもの容量を誇る(ちなみにピンポン玉580個分だそう……)。ラゲッジルームも355Lと十分な容量を備えており、スクエアな開口部デザインによる1001mmの開口幅、726mmに抑えたトランクシル高により、使い勝手を高めている。

ジープ・アベンジャーのインテリア

プラットフォームはステランティスの小型用新世代プラットフォーム「eCMP2」で、これは先日発表されたフィアット600eと共通。しかし、ジープらしい走破性を実現するために、600点もの部品が専用開発されている。

また、パワーユニットはステランティスとニデック(旧日本電産)による合弁会社「Emotors」による「M3パワーユニット」を採用。115kW/270N・mを発生する。バッテリーは54kWhで、一充電航続距離(WLTCモード)は486km。前後シートとセンタートンネルの下にレイアウトされ、オフロード走行で気になる下からの衝撃については、アンダーボディのスキッドプレートで保護されるという。

ジープ・アベンジャーのパワーユニット

ちなみにオフロード性能では、ジープのFF車として初めて、6つの走行モードから選べる「セレクテレイン」と、「ヒルディセントコントロール」を標準装備。「セレクテレイン」はノーマル/エコ/スポーツ/スノー/マッド/サンドが用意される。

車両本体価格は580万円で、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)は65万円。10.25インチタッチパネルを備えたカーナビやレザーシート、フロントシートヒーター、ハンズフリーパワーリフトゲート、アダプティブクルーズコントロールを初めとする各種運転支援機能は標準装備となる。

また、新型モデル導入記念として、「ジープ アベンジャー ローンチ エディション」を150台限定で発売。パワーサンルーフ、18インチアルミホイール、ブラックペイントルーフ、イエローダッシュボードの特別装備4点に加え、本物を忠実に再現した1/43サイズのダイキャストなど、総額約33万円相当の装備が付いて595万円というお得なモデルになっている。

ジープ・アベンジャー・ローンチエディションのフロントスタイリング

さらに、アベンジャーの成約者には、全国の充電スポットで使える「Jeep Charging カード」を先着500名にプレゼント。カード発行料手数料に加え、普通・急速充電が使える月額会員料金および月180分相当の充電料金が6ヵ月間無償で提供される。ちなみにカードは、ジープオーナー間のコミュニケーションに使われている“アヒル”をモチーフにした「Jeep Duck」が描かれたオリジナルデザインとなる。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本は3年連続「日産サクラ」がトップ! じゃあ中国・欧州・アメリカで一番売れてるEVってなにか調べてみた
電気自動車って「お金的に」得? エンジン車と諸々の費用を比べてみた
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
more
ニュース
「BEVですか?」→「マルチパスウェイです」を徹底するトヨタ! EVにこだわらない姿勢で今後も世界で支持される予感がビンビンに伝わってきた【ジャパンモビリティショー2025】
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
トヨタの新型モビリティでお台場周辺が一気に便利になる! 「eパレット」と「C+walk」が街全体の活性化にも貢献
more
コラム
作る電力と走らせる電力を何で生み出すか? EVのエコ度は国と地域で大きく変わる!
1000馬力オーバーもザラなEVだけどそれって本当に必要な価値? 馬力じゃなくて本当に見るべき性能とは
早くも大幅進化を遂げたBYDシール! ガチライバルのテスラと徹底比較してみた
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
見どころはスーパーワンプロトタイプだけじゃない! 全メーカー中でもっともモビリティショーしていたホンダは陸・海・空に加えて宇宙にも進出か【ジャパンモビリティショー2025】
スーパーオートバックスかしわ沼南に90台のEVとオーナーが集合してゆる〜く懇親! 「EV MEET 2025 AUTUMN」を開催
EVらしさをなるべく廃したスタイリングで乗り換えを自然に! スズキが軽EVコンセプトカー「Vision e-Sky」で考えたのはEVであることを気づかれないことだった【ジャパンモビリティショー2025】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択