2023年10月
TEXT:小川 フミオ
BMWのEV「i7 M70 xDrive」だけに施されたデザインと引き継がれた伝統

前回、「i7 M70 xDrive」をドライブした小川フミオ氏は、改めてこのクルマのデザインを観察する。BMWの最高峰モデルにはどんな工夫が加えられているのだろうか。 特別なクルマに与えられる、特別な仕立て 新しい7シリーズは、大きくいって2つに分かれる。ひとつはガソリンとディーゼルのICE(内燃機関)、もうひとつはピュアEVの「i7」シリーズだ。 ここで紹介している「i7 M70 xDrive」は、2023年にi7のラインナップに加わった、現時点でもっともパワフルなMパフォーマンスモデル。 といっても、基本デザインは同じだ。全長5,390ミリ、全幅1,950ミリ、全高1,545ミリのディメンションをもち、ルーフの前後長は長く見える。 とりわけ個性的なのはフロントマスクの造型。上下幅が薄くて左右に広いヘッドランプと、その下に大きなエアダム。 キドニーグリルは大きいが、クロームを使っているのは輪郭線だけで、これまで縦バーも目立っていたが、今回はブラックアウトされている。その周囲もブラックの部分が多い。 フロントマスクの比較:M70と60ではブラックアウトした面積の違いでイメージもだいぶ異なる ポルトガルのリスボンで試乗車に対面したとき、押出しの強さに圧倒された。従来の「eDrive50」と「xDrive60」は、グリル周囲が車体同色の処理で、かつグリル内の縦バーもしっかり見えるデザインだったのと、かなり差異化されている。 「このクルマは、特別な存在感をもって、周囲の車両とは明らかにちがうと目だたせたいと考えていました」 BMWの乗用車のエクステリアデザインを統括するクリストファー・ワイル氏は、試乗会のときに、そう説明してくれた。 「なので、フロントマスクのデザインはとても重要です。BMWのトップクラスに属する車両には、それにふさわしいフロントマスクが必要と、ダブルレイヤーのヘッドランプまわりのデザインなどを与えました」

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シトロエン・アミ(photo=福田 雅敏)
TEXT:福田 雅敏
「シトロエン・アミ」は日本デビューを待っている。軽規格に固執する意味は?[テクノフロンティアその1]

EVが関係する展示会のラッシュだった2023年夏 「ジャパン・モビリティ・ショー2023」を10月末に控えており、乗用車を中心とした自動車業界が慌ただしくなってきた。メーカー各社からEVの出展がアナウンスされており、いよいよ日本のメーカーも電動化へ歩み出したことを期待したい。 しかしこの夏、ビッグサイトを中心に様々なモビリティ関連の展示が行われ、どの分野でも電動化が目立っていた。たとえば消防車にもEVの波が押し寄せているのだ。 さて、そんな夏真っ只中の7月26日〜28日、東京ビッグサイト<東京都江東区>において、ものづくり関連の展示会「テクノフロンティア2023」「インダストリーフロンティア2023」「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2023」が開催された。ここでレポートをするということは、EV関連の展示があったということ。しかもユニークな内容であった。 特に「テクノフロンティア」は、日本未導入のEVが展示されるイベントだ。因みに2021年には低価格で話題となった中国上汽通用五菱汽車の小型EV「宏光ミニ」が、2022年には中国ニオ製のプレミアムSUV「ES8」が展示され話題となった。今年もユニークな展示がないかと期待して足を運ぶことにした。すると期待どおり、今年後半に発売が予定されている「BYD・シール」がバラバラにされ展示されていたのである。本件に関しては中編で詳細を紹介する。 原付四輪と軽自動車の中間に位置する「シトロエン・アミ」 今回の最大の話題は、シトロエンの日本未輸入のマイクロEV「アミ」の展示であろう。主催者自らが会場への展示を企画した。筆者も「アミ」の実車をどれだけ見たかったことか。会場で念願のご対面となった。 「アミ」の大きな特徴は、属するカテゴリと価格である。そのカテゴリは、日本の軽自動車と原動機付き4輪の中間と言うよりも原付4輪寄りで、ヨーロッパでは「L6e」と呼ばれるもの。フランスでは14歳から運転可能な2人乗り小型EVなのである。 主な諸元値を紹介すると、ボディサイズは全長2,410×全幅1,390×全高1,520mm。重量は485kg。モーターは最高出力6kW(8.1ps)。バッテリー容量は5.5kWhで、70kmの航続距離を持つ。 しかし最高速度は45km/hに制限され高速道路は走れない。発売当初の価格は6,000ユーロ(約65万円、2020年当時)と大きな話題を呼んだ。 この価格の実現は徹底したコストダウンによるもの。樹脂を多用した内外装に加えて、左右のドアに折り畳み式のガラスを使うなど工夫を凝らしている。

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TEXT:桃田 健史
EVの走行中給電を東大が日本発の公道実証実験へ 。普及が進まない背景にも迫る

東京大学大学院と民間企業各社が共同で進める「走行中給電システム」の研究が大きな転換期を迎えた。東大・柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)で日本初の「公道での実験」を開始すると、2023年10月3日に発表された。今回は量産化に向けてどのような可能性があるのか? 約5年の研究を経て社会実験へ 今回の実証は、東京大学、柏市、その他の関係機関と「柏ITS推進協議会」の枠組みによる「電気自動車の走行中給電技術開発の取り組み」として実施されるものだ。 関係機関とは具体的に、ブリヂストン、日本精工、ローム、東洋電機製造、小野測器、デンソー、三井不動産、SWCC、カーメイト、そして千葉大学の研究室を指す。 2018年から、これら関係者と東大が走行中給電システムを開発してきた。 また、2019年からは国土交通省の「スマートシティモデル事業(先行モデルプロジェクト)」の選定を受けている。 こうした共同研究開発の流れを受けて、今回の実証は国土交通省「道路に関する新たな取り組みの現地実証実験(社会実験)」として採択され、2023年10月から2025年3月まで、柏の葉キャンパス駅西口至近の市道で実施するものだ。 3つのポイント 本実験のポイントは大きく3つある。 ひとつ目は、様々な車両で使えること。EVでも、プラグインハイブリッド車でも使用可能なシステムとした。 二つ目は、標準化を目指すこと。例えば、待機電力を極力小さくして車両検知を短時間で行う新しい車両検知システムを開発している。 そして三つ目は、コイルと路面を一体化したプレキャストコイルの耐久性を検証することだ。 こうした走行中給電の実用化に向けた新しい試みには大いに期待したいところだ。 一方で、走行中給電や、EV等の電動車における非接触給電については、2010年代前半から中盤頃と比べると、近年は実用化に向けた話題が日本国内ではあまり聞かれなくなった印象がある。 その背景には何があるのか? まず、EV等の電動車における非接触給電については、2000年代末から2010年代頭に三菱「i-MiEV」と日産「リーフ」登場した後に、各種のベンチャー企業が独自に、または大手自動車メーカー各社と共同開発する形でプロトタイプを公開した。 当時、日米欧の各地でそうした非接触給電プロジェクトについて詳しく取材した。 標準化の議論についても、米自動車技術会(SAE)の関連シンポジウムに定常的に参加して、その動向を追った。 だが、EV自体の普及がグローバルでなかなか進まない中、非接触給電の量産効果が見込めないという時代がしばらく続く。 その後、2010年代後半になり、グローバルでESG投資(環境、社会性、ガバナンスを重視する企業経営や投資に対する考え方)が拡大したことで、EV需要が一気に高まったものの、EVの搭載バッテリー量の大型化に伴い、充電については急速充電器の高出力化に重きが置かれるようになった。 直近では、2023年になってから、複数の日系自動車メーカーの電動化システム関係者に対して非接触充電の普及の可能性を聞いたところ「コストメリットと利便性において、従来の充電方式と併行して、またはとってかわって広く普及するには、まだかなり時間がかる」という回答だった。 非接触型と接触型での走行中給電 一方で、走行中充電については、非接触型と接触型の大きく2通りがある。 前者については、2010年代前半から、韓国の国立大学であるKAIST(韓国科学技術院)が精力的な研究開発を進めていた。実際、同大学の担当研究室を取材し、技術的な詳しい話を聞いた。 だが、現時点で韓国では、同技術の本格的な普及には至っていないのが実状だ。 また、接触型の走行中給電では、スウェーデン政府関連機関が高速道路の一部でパンタグラフ式装置を使った大型トラックで実証実験を行ったり、ホンダは日本国内の自動車関連施設でホンダ独自の方式で研究開発を進めているところだ。 こうした各方面での走行中給電システムに、今回の柏の葉での実証実験が加わることで、走行中給電の社会受容性の検証と、規格標準化による実用化が促進されることを大いに期待したい。

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バスワールド2023より(photo=福田 雅敏)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
世界のバスはEVがトレンド……ベルギーで開催中の「バスワールド」では出展車の半数が電動車[2023.10.10]

全出展台数の半数がEV&FCEVバスという大増殖ぶり 日本が思う以上に世界の公共交通の電動化は進んでいる 【THE 視点】世界的なバスのモーターショー「バスワールド2023」が、10月7日(土)〜12日(木)まで、ベルギー・ブリュッセルで開催されている。出展社数は過去最大となる525社。出展品目は1290品と同じく過去最大となる。通常は隔年の開催だが、コロナの影響で2021年が中止となった。今年の開催は2019年以来4年ぶりということで、6日(金)のプレスデーに足を運んだ。 2019年の来場者数は約4万人。世界143の国と地域から参加のあったほど大規模なイベントである。今年のバスの出展台数は発表されいていないが、2019年の309台を大きく上回るものと思われる。当時も足を運んだのだが、EVバスはおよそ40台程度だったと記憶している。しかし今年は、出展台数の約6割がEVバスもしくはFCEVバスのような体感。世界各国からEVバスが大集合した形だ。 日本の規格で言えば、マイクロバス程度の大きさのタイプから、長さ24mある3連接のタイプ、ダブルデッカーでオープントップのタイプなど、様々なEVバスが展示されていた。さらに10台以上のFCEVバスも展示されており、連接タイプや観光バスタイプまで展示されていた。特にヨーロッパ各社のEVバスへの意気込みを大きく実感した。 車両の展示だけでなくバスの部品も展示されている。近年は、モーターやバッテリーパックなどのEVバス向け部品の展示も目立つようになっている。先日のデイリーでもお伝えしたが、ZFの駆動システム「CeTrax2 dual」も、このバスワールドで発表した[詳細はこちら<click>]。 ちなみにEV以外では、CNG車両やバイオフューエル車両などの展示もあった。ヨーロッパのバス会社が中心だが、遠くはブラジルや中国からの出展も見られた。 日本でもEVバスの導入は着々と進んでいるが、「バスワールド」を見るとまだまだと言わざるを得ない。FCEVバスも日本ではトヨタ一強のように思うが、ヨーロッパではすでに様々なメーカーが開発をしている。 このバスワールドのEVバスの詳細は、別途レポートする予定であるが、まずは、開催のなかった4年間でEVバスが想像以上に増えていたことをお伝えしておく。普及の加速中だ。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★メルセデス・ベンツ、セダンの「EQS 450+」に限定車 ……特別仕様車「EQS 450+ Edition1」を発売した。日本国内では30台の限定販売となる。予約は正規ディーラーで受け付けている。専用のペイントやナッパレザーの内装などを採用。 ★★ダイハツ、軽商用EVのコンセプトモデルを発表へ ……ダイハツは、「ジャパン・モビリティ・ショー」への出展概要を発表した。すでに発表しているEVの「ハイゼット」とは違った商用EVをのコンセプト「ユニフォーム・トラック」「ユニフォーム・カーゴ」を出展する。また軽乗用EVとして内外装部品をモジュール化した「ミーモ」も出展する。 ★★BMW、「iX2」をジャパン・モビリティ・ショーで世界初公開へ ……「ジャパン・モビリティ・ショー」の出展概要を発表した。「ビジョン・ノイエ・クラッセ」の出展は発表済みだが、今回の追加発表ではSUVの「iX2」をワールドプレミアするほか、FCEVの「iX5・ハイドロジェン」などを出展する。 ★★ボルボとルノーがEVの合弁会社を設立 ……商用EVバンを開発するための合弁会社を設立した。低コストでさまざまなボディタイプをもつ新型のEVバンを共同開発するという。 ★ニデック、「e-アクスル」冷却用のオイルポンプを開発 ……ニデック(旧日本電産)は、インバーターやモーターを一体にした駆動装置「e-アクスル」冷却用のオイルポンプを開発した。モーターを直接冷却する油冷システムを構成する要となる部品で、現行の量産品に対して質量を50%削減したという。 ★蓄電池型超急速充電器が初設置 ……アウディの正規ディーラー「Audi 八王子」<東京都八王子市>に設置した。自動車メーカー向けとしては第1号だという。充電の最高出力は150kW/台、2台同時充電の場合は、120kW/台で合計出力は240kW[詳細はこちら<click>]。 ★ジェネシス、急速充電規格に「NACS」を採用 ……ヒョンデの高級ブランドのジェネシスは、アメリカとカナダ向けのモデルに、テスラ方式の急速充電企画「NACS」を採用すると発表した。2024年9月〜12月期に発表するモデルから導入するという。 ★ユアスタンド、EVトラックの導入支援を強化 ……ユアスタンドの急速充電器を購入・設置する法人に対し、普通充電器を最大5台まで無償設置する施策を行なう。対象充電器は最高出力3〜5kWとなる。 ★北海道岩見沢市で自動運転EVバスが運行 ……マクニカと岩見沢市が共同で、持続可能な交通体系の構築などを目的に実証実験を行なう。運行場所は、10月6日(金)〜13日(金)がJR岩見沢市〜北海道教育大学岩見沢校間、同15日(日)〜20日(金)が北村地域内循環となる。 ★日野、「ジャパン・モビリティ・ショー」にEVトラックを出展 ……同イベントへの出展概要を公表した。小型EVトラック「デュトロ Z EV」の「ウォークスルーバン」と「アルミバン」、そして燃料電池車の大型トラック「プロフィア Z FCV・プロトタイプ」を出展する。 ★スウェーデンでEVトラック向けの充電インフラが普及へ ……2023年〜2024年にかけて、スウェーデン国内に130ヵ所の充電ステーションが開設予定。ボルボ・トラックは運営企業のひとつで、EVトラックのドライバーがステーションを発見・利用しやすくするサービスを展開するという。 ★ポールスター、2023年6月〜9月期の納入が増加 ……この期間中に約1万3,900台を納入。前年同期比50%の増加だという。クーペスタイルのSUV「ポールスター2」の改良型の販売が好調だった。 ★「メルセデス EQ 青山」が10月7日(土)にオープン ……輸入車販売のヤナセは、メルセデス・ベンツのEV専門店「ヤナセ東京支店 青山ショールーム」<東京都港区青山2-3-1>をオープンした。東京都内、そしてヤナセ初のEV専門店である。 ★「BYD AUTO […]

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TEXT:小川 フミオ
BMWは電気自動車「i7 M70 xDrive」でライバルに挑戦状を叩きつける

ポルトガルで行われたi5の国際試乗会では、「i7 M70 xDrive」もジャーナリストに委ねられていた。この「i7」のトップグレードに乗った小川フミオ氏のレポートをお届けする。 i7はBEVに新しい世界を拓いた BMWは最高峰セダン「7シリーズ」にBEV(バッテリー電気自動車)の「i7」を設定し、2022年7月から日本でも販売している。ICE(内燃機関)のバージョンもすごいけれど、i7のナチュラルな操縦感覚はBEVに新しい世界を拓いた印象すらある。 さらに、2023年には、従来の「i7 eDrive50」と「i7 xDrive60」に加えて、よりスポーティな「i7 M70 xDrive」を追加。ビー・エム・ダブリュー株式会社の手によって、日本でも5月29日から発売された。 「BMW 7シリーズ初の M ハイ・パフォーマンス・モデル電気自動車」と日本法人がプレスリリースで紹介するi7 M70 xDrive(以下M70)は、現在、i7のラインナップで最高性能を誇る。 性能をみても、「50」が650キロの走行距離と335kWの最高出力(それでもすごい)、「60」が走行距離は同じだが400kWであるのに対して、M70の走行距離は570kmとやや短くなるものの、マックスパワーは485kWにまで上がる。 「もっとも速く、もっともパワフルな、BMWのBEV」と、BMWではプレスリリースに記している。 Mの名を冠しているM70は、後輪用モーターの電圧を2倍に上げ、電力密度も過去最高の値にまで引き上げたという。これを、5世代目になるBMWのeDriveシステムに組み合わせたのが特長。

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TEXT:小川フミオ
BMW「i5」には、ユーザーインタラクションシステムにも、次世代へと移行する本気度がある

BMW「i5」のユーザーインタラクションシステム開発責任者に、小川フミオは、人とクルマのインターフェースについてを問う。そこには、ドイツ伝統のデザイン思想があることを語りはじめた。 インターフェースも、次世代へ BMWがいよいよ本格的に電気自動車の時代に突入したと感じさせられた、新型5シリーズの「i5」。なにしろ、BMWのラインナップにおける中核というセダンに設定されたのだ。 BEV(バッテリー電気自動車)のi5は、BMWがいかに車両の電動化に本気で取り組んでいるかの、またとない証明ともいえる。 ドライブトレインに加えて、室内のコミュニケーションシステム、いわゆるコネクティビティやインフォテイメントシステムも、いま、次世代へと移行しつつある。これも大きな注目点。 リスボンで開催された試乗会で、私は、このモデルにかかわった、多くのキーパースンと会うことが出来た。 プロダクトマネージャーのオリバー・ムンダー氏に加え、ユーザーインタラクションシステムの開発責任者のラインハルト・ザイデル氏は、デジタライゼーションに力を入れる新世代のBMW車において重要な存在だ。 「透明性」を重要視 以下は、ザイデル氏との一問一答。 −−担当している仕事の範囲を教えてください。 「車内のコントロールシステム全般で、そのなかには、カーブドディスプレイと操作類をどう結びつけるか、ソフトウェアのエンジニアを指揮してのインターフェイスの構築も含まれています」 −−i7とそれに続く今回のi5では、インターフェイスも新しくなっていますね。 「ひとつは、i7から採用した”インタラクション・バー Interaction Bar”ですね。ダッシュボード全域にわたって設置した帯状のコントローラーで、タッチコントロールでグラブボックスを開けたり、エアコンのベンチレーションの開閉が行えます。それに、カラーも変わります。ドライバーとの接点としては、ヘッドアップディスプレイが、速度だけでなく、状況を伝えるために重要な装備です」 −−ドライバーと車両とのインターフェイスで、もっとも重要視している点はどこですか? 「透明性です。走行中に周囲の状況が明確にわかるようにすること。運転支援装置がどのように働いていているかにはじまり、自車の前後左右の交通状況も把握できれば、ドライバーは車両を信頼できます。それを重要視しています」 −−システムが出来ることがより増えれば、操作もより複雑になっていくのは世の常ですが。 「そのとおりです。そこで、私たちはいま“クイックセレクト Quick Select”という機能をインフォテイメントシステムに搭載しています。ナビゲーション、電話、音楽再生など、ひんぱんに使う機能はトップ画面に出せて、深く”掘って”いかなくても、簡単な操作ができるのです」 −−BMWは、会話型ボイスコントロールシステムに、まっさきに着手したし(発表はちょっと遅れましたが)、さかのぼれば、2001年のBMW iDrive(アイドライブ)にはじまり、ユーザーエクスペリエンスの面で、世界に先んじてきました。その熱心な取り組みには、いかなる背景があるのでしょうか。 「たしかに私たちは、ダイヤルの回転とプッシュによって操作できるBMW   iDriveを開発しました。長いあいだ、ナビゲーションや音楽再生といったハードウェアの操作が主目的でした。ただし、ユーザーが何を求めているか、市場調査を欠かしたことはなく、その結果を、できれば先回りしてシステムに反映しているつもりです。そのため、2025年発売予定の新世代セダン“ノイエクラッセ”では、さらに進化したiDriveを搭載します。これを組み込んだダッシュボードは、目立った操作類はほぼなく、かなり斬新です。もちろん、操作性が最重要課題で開発しています」 いまもっとも先進的な(印象の)インテリアは?と考えると、BMWのiシリーズがまっさきに頭に浮かぶのは事実。 ただし、デザインのためのデザインでなく、グッドデザインは機能を表現したもの(Form Follows Function)というドイツの伝統的なデザイン思想の具現化がそのコアにある。そのことが、ザイデル氏へのインタビューからうかがい知れた。 現在「ビジョン・ノイエクラッセ」というコンセプトモデルで見るユーザーインターフェイスのコンセプトはかなり斬新。でも、リスボンで体験したi5もまた、機能性や操作性で、先んじている印象だった。 <了>

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TEXT:生方 聡
2台同時の超急速充電が可能! パワーエックス社「ハイパーチャージャー」をアウディ八王子が市場初導入

2023年10月6日、移転リニューアルオープンした「アウディ八王子」に、パワーエックス社「ハイパーチャージャー」の市場第一号機が設置された。 単独で最大150kW、2台同時でも120kWの超急速充電が可能 アウディ ジャパンでは、EVを取り扱う正規ディーラーに150kWの超急速充電器「アウディ ウルトラチャージャー」の設置を進めている。これまではABB社の急速充電器を採用してきたが、今回初めてパワーエックス社の「ハイパーチャージャー」をアウディ ウルトラチャージャーとして採用した。一方、パワーエックス社にとっては、ハイパーチャージャーの市場導入はこれが第一号となる。 ハイパーチャージャーには蓄電池容量179kWhの「コンパクト」と、358kWhの「スタンダード」があり、アウディ八王子が導入したのは後者のスタンダード。充電ポートが2個あり、1ポートだけなら150kWで10分間充電できるブーストモードが機能する一方、2ポート同時充電でも120kWの連続充電が可能である。 「ハイパーチャージャーの強みは、スピードが150kWと国内最速級であることと、2基同時に充電しても120kWで使えることです。充電中に隣にEVが来ても、スピードが半分にならないので、常に短時間で快適に充電できます。そして、蓄電池型ということで、再生可能エネルギーが利用できるのも特徴のひとつです。50kWの商用低圧契約で運用できるため、設置の容易性もメリットといえます」と、パワーエックス社でEVチャージステーション事業部部長を務める森居紘平氏がその強みをアピールする。 大容量の蓄電池を備えるハイパーチャージャーは、50kWの商用低圧契約での運用が可能となり、「キュービクル」と呼ばれる高圧受電設備も不要となることから、他の90kW超級の急速充電器よりも設置や運用のコストを抑えることができるという設置者側のメリットがある。 今後の展開について森居氏は「(アウディディーラーとは別に)来年の早い時期までには都内10カ所にハイパーチャージャーを設置する予定です。来年には100カ所まで直営で増やしていく考えです」と意気込みを語った。

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TEXT:小川フミオ
BMW「i5」はビジネスアスリート!プロダクトマネージャーが語る5シリーズ初BEVの背景

スポーティであり、快適であり、惹きつけるデザインであり、初代から50数年経つ5シリーズにみる才色兼備なセダンへのこだわりを小川フミオが聞き出す。 ビジネスアスリートであるために 2023年9月おわりに国際試乗会が開催された「BMW i5」。5シリーズとして初のBEV(バッテリー電気自動車)を開発した狙いはどこにあるのか。 製品開発を担当するプロダクトマネージャーを務めたBMWのオリバー・ムンダー氏と、ユーザーインタラクションシステムの開発責任者(Head of Development User Interaction System)であるラインハルト・ザイデル氏にインタビュー。背景を語ってもらった。 まずは、ムンダー氏との一問一答から紹介する。 −−今回の8代目5シリーズ、そしてi5を開発するにあたって、当初のコンセプトはいかなるものでしたか。 「私たちは、製品発表前に一般顧客対象に調査(クリニック)を実施しました。その結果、あらためてわかったのは、多くのユーザーが、5シリーズを仕事で使っているということでした。たしかに先代5シリーズを私たちは”ビジネスアスリート”と定義しました」 −−ビジネスアスリートであるための要件とはなんでしょうか。 「スポーティな運動性能と同時に、長距離ドライブが出来る快適性をそなえていることです。じっさい、5シリーズのユーザーはかなり長い距離を走るというケースが多いようです。この2つの特徴を兼ねそなえているのは、1972年の初代5シリーズ以来の伝統で、当時は競合なんてありませんでした」 −−今回の8代目の5シリーズは歴代のなかでもかなり大胆なスタイリングをもっているように思えます。ビジネスアスリートとしても、ある種の進化が必要だったということですか。 「デザインは、5シリーズの購買層にとって、かなり重要な要素です。購買を左右するものです。新型5シリーズは、欧州はもちろん、北米、中国、アジアと広い地域で販売します。広い市場で受け入れられるデザインが必要で、この調整はけっこう大変でした。たとえば、北米市場の志向はちょっと保守的で、アジアは反対にもうすこし先進的で、一目を惹くようなデザインが好まれるようです」 −−SUV、BMW的にいうとSAVが市場ではトレンドですが、セダンをあきらめなかったのですね。 「やっぱり、セダンは私たちの核にあるものですから。市場調査をしても、5シリーズの潜在的購買層が誰しも、SAVを求めているわけではないとわかりましたし。i5はプリズムバッテリーを床下に搭載していますが、それでもSAV的なプロポーションはとらず、あくまでセダンとして市場に送り出すことにしたのです」 新たな業種が加わって、新世代BMWとなっていく −−i5の国際試乗会では、インフォテイメントシステムの、とりわけエンターテイメントコンテンツの充実を、さかんに喧伝しましたね。これから、OSのアップデートとともに、豊富な車内での娯楽を提供していくというのは、興味ぶかかったです。 「デジタルコンテンツも、アジアの市場ではたいへん重要視されます。そこで、新しい5シリーズでは、その面でもしっかり力を入れているつもりです。ポルトガルに作ったソフトウェア開発会社クリティカルテックワークス Critical TechWorksも、欧州向けのコンテンツを開発してくれています」 これまでなかったような業種も加わり出来上がるのが、新世代のBMWなのだという。 <Vol.2へ続く>

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TEXT:西川 淳
ロータス「エメヤ」にとにかく早く乗りたい!エンジン?モーター?動力源はどうでもいい!

2017年に中国・ジーリーの傘下に入りロータスは新たな歩みを始めた。その方向性は明確に電動化を目指すものだ。そして、ここにきて「エヴァイヤ」「エレトレ」「エメヤ」とフル電動モデルのデビューを迎えた。この“歩み”を支えたテクノロジーについて西川淳氏が語る。前編はこちら。 “古いけれど新しい”ブランドの必勝法 ハイパーSUVの「エレトレ」を日本でも発表したのち、矢継ぎ早にハイパーGTセダンの「エメヤ」をニューヨーク、続いてパリにて披露した。既存のモーターショーや英国という場所、つまりは伝統的な要素に縛られることなくライフスタイルブランドとしてグローバルに堂々と展開していこうという、それは覚悟の現れだ。近い将来にはコンパクトSUVが、2026年には満を侍して新たな電動スポーツカーも登場する。このスピーディさこそ“古いけれど新しい”ブランドにとって電動化時代というチャンスの荒波を乗り切るための必勝法というわけだ。 ジーリーはボルボやスマート、プロトンなど世界中のブランドに影響力を広げてきた。メルセデス・ベンツの筆頭株主にもなったし、ルノーとの協業も発表した。今最も注目すべき自動車会社の一つだろう。彼らの目指すところは自動車ビジネスの質的転換だ。メーカーからサービスプロバイダーへ。だからこそさまざまな形で影響力の及ぶ範囲を広めようとしている。 電動化はそのための最も大きな柱の一つ。なかでも2020年に発表したSEA(サスティナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャ)と呼ばれる新EVプラットフォームの役目は重要だ。世界初のB2B・B2Cのオープンソースハードウェア。AセグメントからEセグメントまで対応可能な800Vスケートボードスタイルのアーキテクチャである。ロータスがエレトレやエメヤで初採用したEPA(エレクトリック・プレミアム・アーキテクチャー)もまた、SEAをベースにロータスの技術陣が専用に開発したもの。ちなみにエレトレ及びエメヤの生産拠点は武漢に新設された最新式のファクトリーで、スポーツカー系のみ英国となる。 SEAにはモーターやバッテリーシステムといったハードウェアはもちろんのこと、コネクテッドや自動運転など近未来のBEV(バッテリー電気自動車)に付随するソフトウェア(サービス)のさまざまも含まれている。今後、SEAを積極的に活用する会社が増えることだろう。そのためにも格好の宣伝材料となるボルボやロータスの商業的成功は必須だ。つまり今度こそロータスはちゃんと育ててもらえる、と筆者は見た。

TAG: #エメヤ #スーパースポーツ #ロータス
ホンダ・N-VAN e:(photo=本田技研工業)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
日本での商用EV争いは軽自動車が熾烈に……ホンダ、「N-VAN e:」をWEBで先行公開[2023.10.06]

軽商用バンの大ヒットモデルがいよいよ参戦でシェア争いは熾烈に 「ジャパン・モビリティ・ショー」は軽商用EVの初公開ラッシュ 【THE 視点】本田技研工業(ホンダ)は、軽商用EV「N-VAN e:」を公式WEBで先行公開した。 エンジン車の「N-VAN」が持つ積載製などの機能性をEVでも継承している。荷室のフロア下に搭載するバッテリーを薄型化し、床は低くフラットとし天井は高くすることで大容量な荷室空間を実現しているという。エクステリアは、従来のデザインを踏襲しつつ、使用済み自動車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」を採用。 「N-VAN e:」の最大の特徴と言えるのは走行性能だろう。EVならではのスムーズな走り出しに加えて、荷物の重量を感じさせないパワフルさ、低重心化による走行安定性を実現しているという。 ブレーキ操作に対してリニアに反応する「電動サーボブレーキ」(回生ブレーキと油圧ブレーキを協調するもの)を軽商用バンとして初採用した。スムーズにブレーキが掛かることで車内の荷崩れの防止につながる。さらにブレーキローターのサイズを大きくし、Dレンジと比べて減速度を大きくするBレンジも設定した。低重心な車体なので、より安心・安全な減速ができるだろう。 パワーユニットの詳細は明らかにされていないが、電動アクスルの小型化に加えて大容量かつ薄型化したバッテリーの採用や高電圧部品の集中配置により、商用車に必要な荷室空間と実用的な航続距離を確保することを目標としている。航続距離は確定していないが、配送業務に十分対応できるよう航続距離210km(WLTC値)を目標に開発しているとのこと。エアコンの消費電力を抑え、航続距離の延長が期待できる「ECONモード」も設定しているようだ。 充電は急速充電に加え、倍速の普通充電となる最高出力6kWタイプに対応している。充電時間は最長5時間とのことで、電気料金の安い夜間帯の中で満充電が可能だ。充電リッドはフロントフェイスに配置し、ケーブルを接続したままの乗降がしやすいよう配慮もしている。 「AC車外給電用コネクター」を使用すれば、1500Wの範囲内で電気製品を駆動することが可能。さらに可搬型外部給電器「パワーエクスポーター e:」を使用することで最大9kVAの高出力給電が可能となり、出力の高い冷蔵庫や冷暖房器具などの駆動が可能となる。緊急時に役立つ機能である。なお、スマートフォンアプリ「ホンダ・コネクト」を使用して、指定時間充電/最大電流量/充電待機時間などの設定を遠隔で行うことが可能だ。 ようやく車両の詳細が公表された「N-VAN e:」は、今年6月からヤマト運輸での実証試験も行なわれるなど、すでに実稼働面での開発が進められている。かねてより「2024年春に発売」と公表していただけに、開発は順調のようだ。 今回驚いたのは、6kWの普通充電に対応していること。電池容量は公表されていないが5時間でフル充電と考えると、最大容量25kWh程度のバッテリーと推測できる。バッテリーの性能にも自信があるようだ。ただ、最大積載量はエンジン車よりも50kg少ない300kgとなっているので注意が必要だ。 気になるのは価格だが、補助金を使えば100万円台に抑えられるとの噂があるので、最も高いグレードでも200万円台後半になるのではないか。 ちなみにホンダは「ジャパン・モビリティ・ショー」で、「新型軽商用EVプロトタイプ」を出展すると発表している。「N-VAN e:」と見て間違いないだろう。先日、スズキは同じ軽商用EVバンに属する「eエブリィ ・コンセプト」の出展を発表している。「eエブリィ」はダイハツからのOEM供給モデルなので、本家もEVの「ハイゼット」を出展するのではないだろうか。 先日のデイリーで「欧州で商用EVバン戦争勃発」と報じたが、日本では「軽商用EVバン戦争勃発」と言えるだろう。日本が得意とする分野で存分にシェア争いを繰り広げて開発を加速してほしい。 商用車としての機能はすべて満たしていると言える作りと装備を持つ「N-VAN e:」への期待は、筆者のみならず配送業者や個人でも高まるだろう。2024年春の発売が待ち遠しい。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★北米トヨタ、LGとバッテリー供給を契約 ……韓国のバッテリーメーカーのLGエナジーソリューションと長期供給契約をした。アメリカで生産するバッテリー式EVにLGのリチウムイオン・バッテリーを搭載する。LGはアメリカ・ミシガン工場に約30億ドル(約4,466億円)を投資しラインを新設・稼働するという。 ★★ジェネシス、SUVの「GV60」を改良 ……ヒョンデの高級ブランドであるジェネシスは「GV60」の改良型をアメリカで発表した。主要な改良点は走行距離。後輪駆動モデルで最大294マイル(約473km)の航続が可能となった。価格は5万2,000ドル(約774万円)から。 ★★HWエレクトロ、リースプランを開始 ……事業者向けに商用EVを定額で提供する「HWEカーリース」を10月1日より開始した。軽規格のEV「エレモ-K」の場合、自社リースの代金と補助金を合わせて9,800円/月で利用が可能になる。なお、本サービスは環境省の補助金がなくなり次第終了するという。 ★お台場のEVカート用サーキットが10月28日(土)にオープン ……トムスが運営する「シティサーキット東京ベイ」のプレオープンが決定した。11月22日(水)まで「プレオープンフェスティバル」を開催。10時から22時までの6部制で、EVレーシングカートおよびシミュレーターが乗り放題となる。 ★いすゞ、横浜市と連携協定 ……「横浜市内の商用車部門におけるカーボンニュートラルの実現に向けた連携協定」を締結した。商用EV・FCVといった車両の普及や、それらを利用した輸送の効率化などに協働で取り組むという。 ★ベルセデス・ベンツ、トラック「eアクトロス600・プロトタイプ」が無充電で530kmを走行 ……40トンのウエイトを積んだプロトタイプのトレーラーで、530kmの無充電走行に成功した。充電1回で1000km以上を走行できることが実証されたという。 ★日本発超小型EVの新星が「ジャパン・モビリティ・ショー」に登場 ……特装車架装のトノックスと超小型EV技術研究組合(METAx)は、「マイクロ・ユーティリティ・ビークル」を共同開発する。開発車両は「ジャパン・モビリティ・ショー2023」の会場で公開する予定だ。 ★プラゴの充電インフラがYahoo!のマップサービスで検索可能に ……LINEヤフーと連携し、「Yahoo!カーナビ」「Yahoo!マップ」「Yahoo!ロコ」などで検索が可能になる。充電ステーションの場所はもちろん、充電器の出力や台数も表示されるという。 ★ジゴワッツ、最高出力6kWの充電器が補助金対象に ……倍速の普通充電が可能になる最高出力6kWタイプの「JW-EVSE-6KI」がJARIの認証を受けた。これにより従来の3kWタイプと同様に補助金の対象となる見込み。 ★国内自動車関連業のEV事業参入意向が5割以下 ……帝国データバンクが「EV普及の影響/参入企業の実態調査(2023年)」の結果を公表した。EV普及によりマイナスの影響を受けている企業は49.2%。「参入済みもしくは参入予定」と回答した企業は44.1%だった。 ★ボルボ、2023年9月のEV販売台数は9,205台 ……前年同月(6,072台)比52%の増加。1月〜9月の販売台数は8万629台で、前年同時期(3万2,369台)比149%増となった。 ★「BYD AUTO 名古屋北」が10月6日(金)にオープン ……BYDオート・ジャパンの正規ディーラーとして開業。ショールームを備えた店舗としては、国内12ヵ所目になるという。運営は双日が担当する。10月7日(土)〜10月31日(火)までオープニングフェアを開催する。 ★日立アステモ、二輪向けEVシステムをJMSに出展 […]

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