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トヨタ製電気自動車の試金石!? モビリティショーに出展するコンセプトカー2台を発表


TEXT:烏山 大輔 PHOTO:トヨタ
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FT-3eのデジタルサイネージ

FT-3eで最も特徴的なのは「サイドボディの下部からドア上部に沿ってデジタルサイネージを配置し、ドライバーがクルマに近づくと、バッテリー残量や車内温度、車内の空気の質などを表示します」という点だ。

トンネル内を走っている風の画像には、フロントドアの前端あたりに、南京錠がかかっているようなマーク(ドアを施錠しているの意味だろうか)とバッテリー残量と思わしき「96%」が確認できる。

一番上は「CO-PILOT」と書かれているように見える。トヨタの自動運転システムが作動中であることを表しているのだろうか。

車外からでもクルマの状況を確認できるという意味では、ソニーホンダモビリティーの「アフィーラ」も車両前後のメディアバーでその機能を実現しようとしている。

数年後、街は外側にもディスプレイを装備したクルマで溢れるようになっているのだろうか。

ドライバーと共に育っていくクルマ

FT-Seの特徴で一番興味深いのが「ソフトウェアアップデートにより、ドライバーと共に育っていくクルマ」という点だ。

ドライバーの運転スキルは個々に異なるはずで、ソフトウェアアップデートによる性能の底上げは、ドライバーのスキルを追い越してしまう場合もあるだろう。それともドライバーがレベルアップした分だけクルマも性能を向上させるのだろうか。

なお、FT-Seは「直感的な操作を可能にする次世代コクピットを採用し、運転への一層の没入感を提供する」ともある。

「GR」のロゴ入りのステアリングは、テスラ「モデルS」のヨークステアリングのような形状でボタンなどは無いように見える。

ドライバー正面のディスプレイとは別で、左右にあるスマホのようなディスプレイも同車の特徴だ。しかしドアミラーは通常のミラータイプなので、この左右のディスプレイはドアミラー機能はないと思われる。

次世代コクピットとはどんな機能を持っているのか、ジャパンモビリティショーのトヨタブースで答えは明かされるだろう。

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