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海外でのインターンシップも予定する教育課程
教育の概要は、「基礎科目」「職業専門科目(工学基礎・専門基礎・専門発展・専門選択)」「展開科目」「総合科目」に大別し、講義と実習を行う。
自動車のエンジニアとして必要な工学の基礎から始まり、EV専門エンジニアとして、EVを構成するパーツ(バッテリー・モーター・インバーター・車体・自動運転)などを専門的に学んでいく内容となる。ちなみに研究室には1年次から入ることになる。
インターンシップも行われる。すでにヨーロッパの数社から引き合いがきているとのことで、充実した内容になることは間違いないだろう。
大学の目標はEV専門の整備士を養成することではない。「誰もがいつでもどこでもいけるクルマ作り」ができる能力を開発し、育成するという。
専門整備士ではなくEVビジネスを創出できる人材を育成
EVは、特に日本においては従来の自動車のようなビジネスモデルが確立してはいない。EV市場は未開拓に近い領域である。逆にさまざまなビジネスを創造可能だ。
「電動モビリティ大学」の究極の目標はここにある。自ら考え、作り、EVビジネスを創造する。成熟し飽和状態の従来の業界では実現困難な新しいモビリティ社会の基盤を作れる世界的な人材を育てるのだ。
さらに言えば、この大学を発展させるのは学生の役割と言えよう。まだ色が定まっていないからこそ、自由な研究開発ができるのではないだろうか。
そんな人材を育てる環境を大学はしっかりと整備している。後編は、大学にある施設などを紹介したい。
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