コラム
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かわカッコ良さのヒントがここに。アバルト500eのデザインスケッチから知るデザイナーのこだわり


TEXT:TET 編集部
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インテリアも随所にサソリが生息

もちろん、アバルトの魅力はエクステリアだけにとどまらす、ドライバーが運転中に目にするインテリアにも複数のサソリが生息している。まず、ベースモデルの2本スポークに対し、3本スポークに変更されたステアリングホイールは、リム上部とスポークでグリル等と同じくサソリの両ハサミをイメージ。中央にはアバルトのブランドロゴも与えられ、デザイナーによればサソリの攻撃性をアピールすることが狙いという。

ちなみに、3本スポークステアリングは往年のラリーマシンをイメージしたディテールというから、歴史あるブランドらしく伝統への言及にも余念がない。

また、ヘッドレスト一体型のレーシーなフロントシートは、ホールド性の高いサイドサポートと張り出したヘッドレスト部分が、サソリを逆さにした形状をイメージしているという。なるほど言われてみれば、幅の広いシートバックがショルダー部でグッと絞られ、そのままヘッドレスト上部へ窄まっていくデザインは、突き出した大きなハサミ、脚の張り出した胴体、そして鋭く尖った尾部の毒針へと次第に細くなっていくサソリそのものに見えてくる。

パッと見から「今までにないスポーティなEV」という鮮烈な印象のアバルト500eだが、その秘密はサソリを随所に盛り込んだデザイナーの丁寧な仕事だった。今回のアバルトのリリースは、まさに「目からウロコ」の衝撃だ。

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