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ただ今知名度アップ中。スペインの「クプラ」が電動SUVクーペ「タバスカン」を披露


TEXT:TET 編集部
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フォルクスワーゲンアウディの兄弟車より強力なスペック

ただし、スポーティブランドだけあってタバスカンの最高出力は前後デュアルモーターの最上級グレード「VZ」では340ps(250kW)に設定されており、ID.5のスポーツグレードGTX(303ps/223kW)などと比べても極めてハイパワー。なお、VZグレードの0-100km/h加速は5.6秒とアナウンスされる。

また、タバスカンはインテリアにクプラブランドとして最大の15インチスクリーンを採用し、AR(拡張現実)技術を応用したヘッドアップディスプレイも装備。車線変更アシストや遠隔操作での駐車機能など運転支援システムも非常に充実している。

最後に、生産体制で非常に注目されるのは、タバスカンが中国の安徽工場で生産され世界に向けて輸出されるということ。現状タバスカンを中国国内で販売する予定はないため、完全に輸出向けとして中国国内のEV工場が稼働することとなる。このことは、先進国で通用する最新のEVを中国で大量生産できるようになったことを意味しており、今後中国が世界的なEV生産の中心地になる可能性が高まった。

様々な面で要注目のクプラ・タバスカン。国内導入の可能性は小さいが、世界で注目される可能性は十分にある。また興味深い情報が得られた際にはご報告したい。

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