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フォード、F-150 Lightning(ライトニング)の初輸出先をノルウェーに決定。


TEXT:烏山大輔
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フォードはノルウェー(2022年の新車販売の79.3%がBEV)国民の圧倒的な要望に応えて、電動ピックアップトラックであるF-150ライトニングをノルウェー市場に投入し、同車を初めてグローバル化すると発表した。

販売されるのは「F-150 Lightning Lariat Launch Edition(F-150ライトニング・ラリアート・ラウンチ・エディション)」。スーパークルーキャブ(5人乗り)のボディスタイルに、アンティマターブルー・メタリックのボディカラーを採用する。台数限定での販売となり、納車は2024年からの予定だ。

また、フォードは急増する顧客の需要に応えるため、ミシガン州ディアボーンのルージュ電気自動車センターで、F-150ライトニングの生産能力をほぼ倍の年間15万台とすると発表した。

なお、現在世界39の市場で販売されている「マスタング・マッハE」は、2021年にノルウェーでベストセラーに浮上し、その後もトップ5入りを続けている。

フォードは2026年までに全世界で500億ドル(約6兆7500億円)以上をBEVに投資し、同年末までに全世界で200万台のBEVの生産を目標としている。同社は、2030年までに世界の自動車販売台数の半分がBEVになると予想しており、2050年までにカーボンニュートラルを実現するための取り組みを進めている。

※今回スペックの発表がなかったので、参考までにアメリカ仕様のスペックを記す。

F-150 ライトニング(エクステンデッド・レンジ・バッテリー)
全長:5,911mm
全幅:2,032mm
全高:1,989mm
ホイールベース:3,696mm
乗車定員:5名
一充電走行距離:515km(EPA)
最高出力:433kW(589ps)
最大トルク:1,050Nm(107kgm)
バッテリー総電力量:131kWh
モーター数:前1基、後1基
駆動方式:AWD
フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン
リアサスペンション:セミ・トレーリングアーム
フランク容量:400L
車両本体価格:85,974ドル(約1,150万円)
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