「T」を冠するEVトラックを計画
バッテリー製造機能も持つ巨大工場
【THE 視点】フォードは、米テネシー州スタントンに巨大なEVトラック用新工場を建設し、次世代のEVトラックを製造する計画を発表した。
「ブルーオーバルシティ」は第2世代のEVトラック製造の本拠地となるメガキャンパスで、バッテリーの製造工場も兼ねる。生産能力は年間50万台。フォードは2035年までに世界中のすべての自社工場に、再生可能エネルギーを利用したカーボンフリーの電力を供給することを目指している。同工場はフォード初のカーボンニュートラルな車両製造・バッテリーキャンパスになるという。
この計画のプロジェクトコードは「T3」と冠され、2025年に完成するという。T3とは、「Trust The Truck」の略だが、「T3」の「T」の文字はいにしえの「T型」フォードをも思い起こさせてくれる。フォードの強い意気込みが感じられる巨大工場である。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)
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