#F-150
TEXT:岡崎 宏司
岡崎宏司の「EVは楽しい!」第13回:もし、ドイツやアメリカに住んでいたら

道路事情や駐車環境は国によって様々。プジョー 「e-208GT」は、日本ではジャストサイズで愛用される岡崎さんですが、時には「ドイツやアメリカだったら」と思いを巡らします。 日本ではコンパクト。ドイツやアメリカだったら……。 僕は常々「コンパクト系が好き!」と言っている。だが、これは、あくまでも日本でのこと。日本の道路や駐車場を中心にした使用環境下ではコンパクト系がいいということだ。 だから、僕がこれまでに所有したLクラス車は3台。テールフィン全盛期のアメリカン2ドアハードトップ……、「デソート・ファイアスイープ」、そして、5.3L V型12気筒を積んだ「デイムラー・ダブルシックス」が2台の、計3台だけだ。 それ以外は、数台のDセグメントを除けば、すべてCセグメント以下。でも、ドイツやアメリカに住んでいたら……車歴はまったく変わっていただろう。 僕の現在の愛車は、プジョー e-208GT。Bセグメントサイズの使い勝手の良さは、大いに気に入っている。 ドイツに住んでいたら、と思えば―e-tron GT ……が、もしも、サイズのことなど考えず、ストレートに「ほしいEV」を選んでいたとしたら……「アウディ e-tron GT」か、「GT RS」が愛車になっていたはず。 つまり、僕が、道路環境も駐車環境もいいドイツに住んでいたら、迷わず「いちばんほしいEVをゲット」していたということ。 アウディ e-tron GTでアウトバーンを……いったいどんな気分なのだろうか。 ヒューンという微かなモーターの唸り、抑制の効いたロードノイズと風音……「素晴らしく心地よくもインテリジェンスなハイスピード クルージング」……といったところが、僕の描くイメージだ。 さらに、ドイツは充電環境の整備も進んでいる。これも、大型で高性能なEVをゲットする垣根を低くする。 充電環境といえば、同じ欧州でも、イタリアなどは遅れている。かつて、ガソリンが無鉛化されたタイミングで、ミュンヘン~シエナを往復する家族旅行をしたが、イタリアでの無鉛ガソリンの供給遅れには困惑した。 ドイツで手に入れた「無鉛ガソリン供給スタンド マップ」では、イタリアでも難なく無鉛ガソリンは給油できるはずだった。だが、現実はまるで違った。多くの丸印付きスタンドでの給油は叶わなかったのだ。 クルマのレンタル先(ドイツ)に電話を入れ、有鉛ガソリン使用の許可を得て旅を続けることはできたが、冷や汗ものだった。

TAG: #e-208GT #e-tron GT #F-150
TEXT:烏山大輔
フォード、F-150 Lightning(ライトニング)の初輸出先をノルウェーに決定。

フォードはノルウェー(2022年の新車販売の79.3%がBEV)国民の圧倒的な要望に応えて、電動ピックアップトラックであるF-150ライトニングをノルウェー市場に投入し、同車を初めてグローバル化すると発表した。 販売されるのは「F-150 Lightning Lariat Launch Edition(F-150ライトニング・ラリアート・ラウンチ・エディション)」。スーパークルーキャブ(5人乗り)のボディスタイルに、アンティマターブルー・メタリックのボディカラーを採用する。台数限定での販売となり、納車は2024年からの予定だ。 また、フォードは急増する顧客の需要に応えるため、ミシガン州ディアボーンのルージュ電気自動車センターで、F-150ライトニングの生産能力をほぼ倍の年間15万台とすると発表した。 なお、現在世界39の市場で販売されている「マスタング・マッハE」は、2021年にノルウェーでベストセラーに浮上し、その後もトップ5入りを続けている。 フォードは2026年までに全世界で500億ドル(約6兆7500億円)以上をBEVに投資し、同年末までに全世界で200万台のBEVの生産を目標としている。同社は、2030年までに世界の自動車販売台数の半分がBEVになると予想しており、2050年までにカーボンニュートラルを実現するための取り組みを進めている。 ※今回スペックの発表がなかったので、参考までにアメリカ仕様のスペックを記す。 F-150 ライトニング(エクステンデッド・レンジ・バッテリー) 全長:5,911mm 全幅:2,032mm 全高:1,989mm ホイールベース:3,696mm 乗車定員:5名 一充電走行距離:515km(EPA) 最高出力:433kW(589ps) 最大トルク:1,050Nm(107kgm) バッテリー総電力量:131kWh モーター数:前1基、後1基 駆動方式:AWD フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン リアサスペンション:セミ・トレーリングアーム フランク容量:400L 車両本体価格:85,974ドル(約1,150万円)

TAG: #F-150 #ライトニング

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