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ヒョンデ、電気自動車の充電作業を全自動化するロボットを開発……デイリーEVヘッドライン[2023.03.31]


TEXT:福田 雅敏、ABT werke
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カバーの開閉までロボットが全自動
駐車スペースと充電機器の効率化が可能

【THE 視点】ヒョンデ・モーター・グループは3月29日、EV用の自動充電ロボット「オートマティック・チャージング・ロボット(ACR)」を開発した。「ACR」は、ロボットが自らケーブルをEVの充電口に差し込み、充電が完了すると再びケーブルを取り外すことができるロボットである。

YouTubeにて、その機能と充電シーンを紹介する動画も公開している。その内容は「アイオニック6」がEV充電ベイ(駐車枠)に自動駐車するシーンから始まる。車両が停止すると、「ACR」は車両と通信して充電口を開き、内部に搭載したカメラで正確な位置と角度を計算する。

そしてロボットが充電器を手に取って車の充電用ポートに固定することで充電が開始される。充電が完了するとロボットは充電器を取り外して元の場所に戻し、車両の充電口のカバーも閉じてくれる。

この自動化の効果は大きく、重いケーブルを持たずに充電ができることや、雨の日に濡れながら作業する煩わしさから解放されることが期待できる。

例えばだが、充電ベイが幾つかあるも充電器が1台しかない場合などに、1台の充電が終わったらロボットが移動するなどして次の充電も自動でできるようになれば、充電完了後の車両移動の必要がなくなり、そのまま駐車できるメリットがあるのではないだろうか。

「ACR」の実用化が広まれば、駐車するだけで充電できる非接触充電とコストなどで比較されそうである。いずれにせよ、このようなユニークな機器の開発・実用化が進めば、EVユーザーの充電に対する不満の解消につながるのではないだろうか。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)

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