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EVを大きく進化させる技術に期待、日本発の技術の展示会「スマートエネルギーWeek春」


TEXT:烏山 大輔
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日本電気硝子、「第14回 国際 二次電池展 バッテリージャパン」に出展

日本電気硝子は主要部材のすべてに結晶化ガラスを用いた「全固体ナトリウムイオン二次電池」の実物展示や電池の特長やそれを実現した技術を開発者のプレゼンテーションにより紹介する。

主な出展内容

有機系電解液を超えるナトリウムイオン伝導性と広い作動温度域を持つ結晶化ガラス製の固体電解質を開発した。現行のβアルミナから置き換えることで、電池の主要部材のすべてに結晶化ガラスを用いた全固体ナトリウムイオン二次電池を世界で初めて実現した。

電池の主要部材(正極、負極、固体電解質)をすべて結晶化ガラスに統一することで、日本電気硝子の独自技術であるガラスの軟化流動を用いた強固な一体化を実現。非常に良好なイオン伝導パスをもつ蓄電素子を形成した。また1つの電池内に蓄電素子を容易に集積することができ、電池設計の自由度向上にも寄与している。

資源枯渇の心配がないナトリウムを使用するメリットはもちろんのこと、発火や爆発のリスクがないなど、現行の優れた特性は維持しつつ性能を向上させた。安全かつ大容量の蓄電デバイスの実用化に向けて引き続き積極的に開発を進めていく。

会場では集積電池の実物や動作デモ、電池を構成する超薄型蓄電素子を見ることができる。そして開発者がプレゼンテーションにより電池の特長やそれを実現した技術を紹介する。

出展小間番号:No.30-35

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