2022年11月
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.30]

・HKS、ファミリーマートのバッテリー交換式EVトラックによる配送実証に参画 【THE 視点】日本を代表するチューニングパーツメーカーのHKSが、バッテリー交換式小型EVトラック用のバッテリーパックを開発した。このバッテリーパックは、ファミリーマートが今月から始めた配送実証用の車両(前述のEVトラック)に搭載される。今回のプロジェクトは伊藤忠商事が代表企業を務め、HKSのほかいすゞ、JFEエンジアリング、ファミリーマートの計5社による共同プロジェクトとなっている。  この交換式バッテリーパックは、電池容量40kWhで重量は310kg。バッテリー交換に要する時間は3分程度とされる。一般的なEVの場合、急速充電でも30分でバッテリー容量の80%程度までしか充電できない。それに対して3分程度の作業でバッテリー容量を100%回復するこの仕組みは、特に商用車では大きなアドバンテージとなる。  筆者は2011年にバッテリー交換式のEVタクシーと、バッテリー交換ステーションの開発に携わった。その際のバッテリーパックは、容量17kWhで重量約300kg。今回HKSが開発したバッテリーパックに比べて、重量の割には容量が少なかったことを思い出した。  その昔、3.5LのV型12気筒エンジンを自社開発するなど卓越した技術力を示したHKSだが、その技術力の範囲は今やEVまで拡大している。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・インドの新興企業プラヴァイグ、SUV型のEV「DEFY」を発表……90kWhのバッテリーにより航続距離500km以上、デュアルモーター式4WD、620Nmのトルクにより0-100km/h加速4.9秒 ・ジープ、SUV「ワゴニア」に加わるEV版の車名を公募 ・ブレイズ、「EVトライク」の限定カラーの予約を開始……10台のみでカラーは「ファインオレンジ」、32万7800円(税込) ・プラゴ、首都圏の4つの商業施設に急速充電器「PULGO RAPID」を設置……出力50kWの充電器を連続60分使用で事前予約可能、12月8日から定額サービスも開始 ・リコー、太陽光発電設備にEVとHEVのリユースバッテリーを使用……性質の異なる高出力のHEV用電池と大容量のEV電池の2種類を同時使用しエッジデータセンター向けに実証実験 ・佐賀県小城市、日産と連携して脱炭素化と防災力を強化……「リーフ」等を用いて災害時の電力供給体制を構築 ・ヒョンデ、G20バリ・サミットにEVを提供……「Genesis Electrified G80」と「アイオニック5」を合計393台、「アイオニック5」はインドネシア工場で生産 ・電気料金の値上げ相次ぐ……経産省が四国電力と沖縄電力の料金値上げを認可、来年4月1日から平均28.08%上乗せ

TAG: #HKS #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.29]

  ・三菱、「ミニキャブ・ミーブ」販売再開……243万1000円から 【THE 視点】三菱自動車は、ワンボックスタイプの軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」の一般販売を11月24日より再開した。  「ミニキャブ・ミーブ」は国内唯一の軽商用EVで、2011年12月より配送業などを中心に販売。2021年3月末に一旦生産を終了したが、一部法人向けとして販売を続けていた。  今回の発表は、軽商用EVの需要の上昇を受けて決定したようだ。ベースとなる「ミニキャブ」のエンジン車は1999年登場という古いモデルで、現行の「ミニキャブ」はスズキから供給を受けている。自社製の軽商用車を存続させるためには、EVの「ミニキャブ・ミーブ」を復活させるのが近道と判断したもよう。バン型の商用EVはライバル不在ということも再販を後押ししたのだろう。いずれにせよ、再販を英断した三菱にエールを送りたい。  「ミニキャブ・ミーブ」のモーターの最高出力は30kW(41ps)。総電力量16kWhの駆動用バッテリーを搭載し、充電一回あたりの航続距離は133km(WLTCモード値)となっている。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・日産、「セレナ」をフルモデルチェンジ……「e-POWER」は来春発売予定 ・キャタピラー、建設現場用超大型EVダンプ「793」の試験走行に成功……60km/hで走行可能 ・欧州カー・オブ・ザ・イヤー、日本製EVが最終候補に……「日産アリア」「スバル・ ソルテラ」「トヨタbZ4X」がノミネート ・BMW、ハンガリー工場に20億ユーロ投資……EV用バッテリー組み立て施設を建設 ・政府、税制調査会の総会を26日に開催……道路維持財源確保に向けEVへの課税が課題、首相は前日の予算委員会答弁で「具体的な検討はしていない」 ・ホンダ、自社製電動レーシングカートをお披露目……「ホンダ・サンクスデー2022」で角田裕毅、M.フェルスタッペンらプロドライバーがドライブ ・EVの保有率が増加、前年比3.7%増しの8.2%へ……KINTO調べ、購入検討車のトップは「日産リーフ」 ・HWエレクトロ、小型EVトラック「ELEMO」を活用したコネクテッドサービスを展開……ネットワーク上の情報をもとに迅速な配車が可能、災害支援にも期待 ・ドミノ・ピザ、米本国の配送車にEVを導入……「シボレー・ボルトEV」がのべ800台が数ヶ月以内に配車 ・テスラ、EVトラック「Semi」が航続距離500マイル達成……イーロン・マスク氏がTwitterに投稿 ・四国電力、電気料金を28%値上げ……来年4月から「規制料金」プランに適用すると経産省に申請

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.28]

  ・第28回日本EVフェスティバル開催、最新EV展示・試乗ほかシンポジウムも 【THE 視点】26日「(一社)日本EVクラブ主催 第28回 日本EVフェスティバル2022」が、東京都お台場の東京国際交流館で開催された。  筆者は第一回からスタッフとして参加しており、当初は日本自動車研究所(JARI)の高速周回路で開催されていた。つくばエキスプレスの開通に伴い、高速周回路が廃止された後は筑波サーキット等に移して開催されてきた。JARIや筑波サーキットを訪れるという非日常感も参加者のモチベーションを高めていたように思う。  当初は、手作り改造EV(コンバートEV)やERK(電気カート)の競技も行われ、多くの来場者でにぎわっていた。コンバートEVの多くは公道も走れるよう登録も行うものも多かった。その後は電池などの安全性の強化で、公道を走るための認証要件が高くなるにつれ、参加台数(製作台数)も減少してきたことから、ここ数年は都内に場所を移し、お台場の東京国際交流館での開催となっている。  お台場では競技は実施できずコンバートEVは展示のみになったが、自動車メーカーのEVやPHEVの試乗や展示が開催された。他にも環境に関するシンポジウムや充電インフラの展示、EVの普及に熱心な自治体の展示など様々なイベントを体験見学できる。  試乗車は、日産「サクラ」「アリア」、ホンダ「Honda-e」、三菱「ekクロスEV」、VW「ID.4」、BMW「iX」の6台。事前予約なしで試乗でき、受付時間前から希望者が大勢並んだ。  発表されたての「ID.4」は瞬く間に枠が埋まり、次にBMW「iX」。その後は日本車の順で人気が高かった。試乗体験者の話では、輸入車には興味津々だがディーラーで試乗するにはハードルが高いという。だからこそ試乗は大盛況だったのだろう。  私も「ID.4」と「iX xDRIVE50」に試乗した。どちらもEV専用のプラットフォームを持つ車両だけに完成度は高かった。このようにEVフェスティバルは、最新EVにいち早く試乗できることや、最新のEV動向を知ることができる。来年も開催される見込みで、事前情報をこの場でお知らせする。  そういえば最新EVを見ていて感じたことがある。私はサンルーフ付きが好きなので、購入希望車に装備があれば選択している。しかし最近、日本車ではサンルーフが激減しているように感じる。  ところが海外のEVを見ると装着されている車を多く見かける。最近の国産EVも「アリア」や「bZ4X」などに装着されているが、輸出を考慮しての採用かもしれない。重量面や価格面で不利なはずだが、ステータス性を高めるためなのだろうか。そう感じている今日この頃である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・ファミリーマート、バッテリー交換式EVトラックによる配送の実証開始……3分でバッテリーパックを交換可能、EVトラック普及とCO2削減を目指す。 ・中国車載電池の国軒高科、ベトナムのビングループとのバッテリー工場を建設……2023年末までに稼働予定。 ・東大発のEV充電ベンチャー「Yanekara」、1.6億円の資金を調達……太陽光発電器1基で複数台のEVに充電および充電の遠隔制御ができるクラウドシステムを開発。 ・Yanekara、郵便局のEV配送車への充電管理システムの実験で経費削減効果……電力ピーク時の充電を避けることで38kW(約45万円/年)のコストダウンを確認。 ・ビンファスト、SUVモデル「VF8」999台を米国に輸出……22年末までに顧客のもとへ。 ・プジョー、新型EV「Peugeot Inception Concept」をCES2023で公開へ……完全新設計のEVコンセプトカーを発表。 ・アイシン、電動ユニット「eAxle」開発を世界展開へ……国内と米中その他へそれぞれ1000億円の投資、25年に450万基生産体制を構築。 ・環境省、EV使用にポイント付与検討……CO2の削減量に応じて算定、ポイントは小売店や飲食店で利用可能 ・ZF、コンパクトなEアクスルシステムを発表……モーターからギアボックス、インバーター、ソフトウェアをモジュラー化、メーカーの電動車開発を促進 ・ボルボ傘下のDW、トレーラー用EVトラクターに1000kWhの電池を搭載……世界最大の電池容量、航続距離576kmへ

TAG: #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #日本EVフェスティバル #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.25]

    ・ピニンファリーナ、EVハイパーカー「バッティスタ」が各性能値を公表……200km/hまで4.75秒など世界新記録 【THE 視点】アウトモビリ・ピニンファリーナは、量産EVハイパーカー「バッティスタ」の公式テストを行い、加減速性能において5つの量産車世界新記録を打ち立てた。  記録は「0-100km/h加速:1.86秒」のほか「0-96km/h加速:1.79秒」「0-193km/h加速:4.49秒」「0-200km/h加速:4.75秒」。また「100km/hからフルブレーキでの停止距離:31m」。これらはの数値は、量産EVの世界新記録だという。  この記録の達成には、4モーター方式の4WDという機構が大きく影響している。最高出力1900hp(1417kW/1926ps)、最大トルク240.6kgmを引き出す高性能ぶりで、最高速は350km/hに達する。  ちなみにブレーキにはブレンボのカーボンセラミック素材のものが用いられているほか、エアブレーキ機構も搭載されている。  バッテリーは、クロアチアのリマック アウトモビリから供給を受け、総容量は120kWh。1回の充電での航続距離は480km。充電は180kWの急速充電システムを使用可能で、25分でバッテリー容量の80%を満たせる。  ボディ構造は、カーボンファイバー製のモノコックに、同じくカーボンファイバー製パネルを組み合わせたもの。さらに車体前後にアルミ素材を用いて衝突時の衝撃を吸収する構造も採用されている。このモンスターマシンの性能と構造に、ただただ驚くばかりである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMESエグゼクティブ・アドバイザー) ・国土交通省、「エコカー減税」の1年延長を要望……与党税制調査会に求める方向で調整 ・HKS、バッテリー交換式EVトラックによる配送実証開始……伊藤忠商事などと共同で埼玉県内のファミリーマート約80店に ・BYD、モロッコの「AUTO NEJEMA」とパートナー締結……新エネルギー車販売へ ・JTB、イタリアの超小型EV「BIRO」でドライブ観光の実証実験……神戸市内を先導付きでドライブ、12月9日から ・イベント、「第8回 バステク in 首都圏」が22日に開催……「EVモーターズ・ジャパン」などEVバスも展示 ・イベント、「輸入車電動スタイルフェア」開催……12月10、11日吹上ホール、「テスラ」「ヒョンデ」「BYD」等出展 ・EVリユースバッテリーを用いた太陽光発電システムの実証実験が開始……日東工業株式会社、太陽光パネルもリユース品を活用し環境配慮へ

TAG: #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #バッティスタ #ピニンファリーナ
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.24]

    ・アバルト、「フィアット500e」のスポーツバージョン「Abarth 500e」を本国で発表……出力114kW(155ps)、トルク235Nm、35分で8割充電 【THE 視点】アバルト500eは、フィアット「500e」がベースで、強化されたモーターは、最高出力が87kW(約118ps)から114kW(155ps)へ、最大トルクが220Nmから235Nmへ増加した。  バッテリーは総容量が42kWhとベースとなる500eと同じ。充電は欧州では85kWの急速充電システムに対応する。  日本での販売時期、価格などは未定だ。日本に導入される際には、フィアット500eが急速充電が出来ないとされる原因である、急速充電アダプター(CHAdeMO変換)問題が解決されることを祈る。  また、フィアット500eはリース販売のみとされてるが、現金購入やローン等購入の選択肢も増やして欲しいものである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMESエグゼクティブ・アドバイザー) ・中国産車載電池のシェアが46%に、日経シェア調査……中国依存度の高さ鮮明に ・ステランティスジャパン、エネオスの新急速充電サービス「ENEOS Charge Plus」を正規ディーラーに導入……59店舗で利用可能 ・ポールスター、セダンモデル「Polestar 2」の生産台数が10万台に……2年半で達成 ・ヤマハ、ジュビロ磐田メモリアルマラソンに電動スクーター「E01」を提供……救護班はじめ警備、広報関係者の移動に ・藤沢市、湘南アイパークで自動運転の実証実験……「医療×移動」をテーマに車内で心電図や血圧などの計測を実施 ・神戸市、小型EVバスを用いた社会実験を実施……六甲山周辺で23日から27日までの5日間 ・東京ガス、ホンダの熊本製作所に太陽光発電およびリチウムイオンバッテリー設置へ……国内工場向け最大規模、20MWhのリチウムイオンバッテリーおよび屋根置き型1,200kW・カーポート型800kWの太陽光発電設備 ・EVバイクの「aidea」、配達向けモデル「AA-wiz」および新聞配達向け「AA-wiz PRO」を発表……52万8000円から、50ccクラス、125ccクラスを用意、1回の充電で123km走行

TAG: #500e #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #フィアット
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.23]

    ・VW、新型EV「ID.4」日本発売……499万9000円からで2グレード展開、上位機種の最大航続距離は561km 【THE 視点】フォルクスワーゲンジャパン(VW)は、電気自動車(EV)専用アーキテクチャーを採用したEVブランド「ID.」シリーズのブランド初となるフル電動SUV「ID.4」を、11月22日より販売を開始した。  試乗記などは他に譲るが、グレードは2種類用意され、125kW(170ps)モーター/52kWhバッテリーの「ライトローンチエディション」、150kW(約204ps)モーター/77kWhバッテリーの「プロローンチエディション」となる。  この2種類のバッテリーモジュールは、リリースには珍しく重量が記載されていたので触れておく。日本市場に導入する「ID.4」に搭載される2種類のバッテリーは、それぞれ寸法と重量が異なり、52kWhバッテリーの重量は344kg、77kWhのバッテリーシステムの重量は493kgである。エネルギー密度は、モジュールで約150Wh/kgとなる。  このバッテリーは、8年間または走行距離16万km走行(どちらか先に到達した方)後もオリジナルの充電容量の70%を維持することを保証するとしている。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMESエグゼクティブ・アドバイザー) ・2022年10月の主要国EV販売台数は90.4万台……マークラインズ発表、前年同月比51.5%増(日本含む主要11カ国+北欧3カ国から集計) ・VW、「ID.4」体験スペースを東京ミッドタウンにオープン……「ID.SQUARE」として12月12日(月)〜25日(日)まで ・VW、150kWの急速充電網「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」に加入……アウディ、ポルシェと相互利用可、国内約210拠点、220基のネットワーク ・アウディ、「e-tron」のレーシングカー「Audi S1 Hoonitron」のスペック公開……ツインモーター4WDで出力500kW/トルク640Nm、ケン・ブロック選手のデモラン動画が450万再生 ・アウディ、「Q4 e-tron」発売記念のイベント「Audi Q4 e-tron ドローンショー」を開催……500機のドローンが国立競技場上空に「Audi Q4 e-tron」を描く ・KGモーターズ、開発中の超小型EVの第1弾ティザーを公開……1人乗りで空調付き、東京オートサロン2023に試作車展示 ・マツダ、2030年までにグローバル販売のEV比率を最大40%に……3フェーズに分け電動化、第2フェーズで中国ほかグローバルにEV専用車導入 ・マツダ、電動駆動ユニットで国内7社と協業……合弁会社「MHHO Electric Drive株式会社」を設立 ・マツダ、バッテリー大手「エンビジョンAESC」からEV用電池を調達……国内向けEVに搭載予定、調達含む投資規模は1兆5000億円との報道 ・NEC、ENEOSの急速充電サービス「ENEOS Charge Plus」に決済システム提供……マルチ認証・決済エッジ端末の開発・導入、マルチ認証・課金クラウドサービスまでをトータルに ・自民党、自動車議員連盟が「モビリティを軸に成長する未来社会を考える会」設立……経団連や政府と連携し産業政策を立案・提案していく ・BMW、EVのコンパクトSUV「iX1」がドイツ本国でラインオフ(11月11日)……レーゲンスブルク工場のEV化推進 ・LG化学、米にバッテリー用素材「カーソド」の工場建設……30億ドル以上を投資し年間12万トンのカソードを生産

TAG: #ID.4 #THE視点 #VW #デイリーEVヘッドライン #電気自動車
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.22]

    ・東京都、ZEV-Tokyo Festival開催……フォーミュラEがデモラン 【THE 視点】東京をフォーミュラEが走った! 19日(土)に東京都庁前で開催された「ZEV-Tokyo Festival」、20日(日)にはお台場での「JAF MOTORSPORT JAPAN 2022」において、フォーミュラEのデモランが行われた。  東京都の小池都知事は、「ZEVの普及を一気に進めるということで、電気自動車のF1とも言われるフォーミュラEを、2024年の春に東京で開催するという協定を大会主催者と結んだ」と語った。  ようやく日本にも来たか! といった感じだが、東京で走る車両は、これまでのGen.2から大幅に性能がアップされるGen.3となる予定だ。  モーターの最高出力は250kWから350kWに、ドライバーを含んだ最低重量も900kgから840kgへと低減され、最高速度は280km/hから320km/hへと大幅に性能が向上した仕様となる。 開催は1年以上先だが、EV好きやモータースポーツ好きにとっても今から楽しみなイベントだ。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMESエグゼクティブアドバイザー) ・第28回日本EVフェスティバルがお台場で開催……「日産・サクラ」「VW・ID.4」など展示 ・自民党、税制規制議論開始で走行距離課税に焦点……12月中旬に大綱まとめる ・フォーミュラE、シーズン9のスケジュール発表……レギュレーション変更で1レース45分から周回数カウントに ・韓国、エコカー登録150万台の中EV比率が73%増……EV登録36万5000台 ・テスラ、米国で32万1000台リコール……尾灯が断続的に明るくならない可能性 ・フィアット、1台限りの「500e」をLAモーターショーで公開……ジョルジオ・アルマーニ仕様のワンオフ ・フィスカー、新型EV「オーシャン」生産開始……航続距離547kmのSUV、23年生産分は完売 ・VW、EV商用車「ID.Buzzカーゴ」を引き渡し……ドイツの家電ブランド「ミーレ」に ・ベトナムのビンファスト、米レンタカー会社から大量受注……5人乗りSUV「VF8」と9人乗りSUV「VF9」の計2500台 ・キア、豪でカーオブザイヤーに……「EV6」が「BMW・iX」、「テスラ・モデルY」など抑え ・トルコ、初の国産常用EVの試験生産開始……来年3月までにSUVタイプ発売予定 ・エネオス、新充電サービス「ENEOS Charge Plus」開始……22年度中に170基の急速充電器設置、SSネットワークほかコンビニなどにも

TAG: #THE視点 #ZEV-Tokyo Festival #デイリーEVヘッドライン #フォーミュラE #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.11.21]

  ・自工会、EV走行距離税反対表明……地方在住者や物流業者の負担増加など課題「電動車普及にブレーキをかけてしまう」 【THE 視点】内燃機関の自動車税は、乗用車を例にすると排気量に応じて軽自動車を含め11段階の税率が設定されている。  軽自動車は、内燃機関もEVも同じ税額の1万800円となるが、それ以外は内燃機関の排気量に応じて2万5000円~11万円となる。現在はEVの場合排気量の設定がないため、一律最低税率の2万5000円となっている。  これからEVが普及すると、自動車税やガソリンに課せられる発油税などの減収が予想される。そこで考えられるのが、出力に応じた自動車税率である。  カタログ等では、最高出力で表現されることが多いが、実は車検証に記載されているのは定格出力。おそらく税率もこの定格出力で税率が設定されるだろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMESエグゼクティブ・アドバイザー) ・「ジャパンモビリティショー」、2023年に開催へ……東京モーターショー改め ・平田機構、株価一時6%高……EV関連の大型受注影響、受注金額75億円超え ・LAモーターショー開幕、トヨタのbZコンセプトなどEV多数出展……27日まで一般公開 ・三菱ふそう、EVトラック「eCanter」をG20に出展……サミット併催のEV展示会で ・レクサス、EVモデル「RZ」をLAモーターショーに出展……米国仕様はフロントモーター204PS、リアモーター109PSの仕様に ・トヨタ、新型「プリウスPHEV」の航続距離増加……従来比50%以上増加の40km ・VW、EモデルV「ID.エアロ」をLAモーターショーに出展……航続距離620kmのEVセダン ・VW、ID.シリーズが世界販売50万台達成……「ID.4」は年内の国内導入控える ・北九州市で太陽光発電から直接EVに充電する実証実験開始……一度に4台同時充電 ・GM、EV事業を25年に黒字化……連邦補助制度で利益率を内燃機関車並みに ・三菱、「ミニキャブミーブ」の一般販売再開……軽EVの商用車、補助金利用で約200万円 ・欧州と中国でEVシェアが20%超えへ……2022年上半期集計 ・ジェネシス、EVのコンセプトカー「Xコンバーチブル」を公開……4人乗りのEVオープンカー ・日本電産、EVの駆動装置をメキシコで生産……1000億円投資で現地工場建設 ・中国、リチウム電池供給網の監督を強化……買い占めなどの不公正な取引を抑制 ・電動三輪バイク「PXiD F2」登場……モーターガレージグッズがクラウドファンディング開始、後輪二輪が車体とともに傾く ・フォーミュラEが東京都庁前をデモラン……ZEV-Tokyo Festivalで ・中国・上海に自動運転高速道路が開設……上海初の設備で実証を加速 ・埼玉のマルチテナント型物流施設の送迎バスにEV導入……大和ハウス、東京センチュリー、日本カーソリューションの3社協力で23年3月から

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TEXT:TET編集部
トヨタ、新型EV「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」を公開……デイリーEVヘッドライン[2022.11.18]

  ・トヨタ、新型EV「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」を公開……コンパクトSUV型のEV、LAモーターショー2022に出展 【THE 視点】本車両は、EV専用ブランドであるTOYOTA bZシリーズの中で、日常生活で扱いやすい小型サイズのSUVとして開発されているモデル。2022年11月19日から開催されたLAモーターショーにコンセプトカーとして出展された。  ホイールを四隅に配置したアグレッシブなスタイリングと環境負荷の少ないサステナブルな素材を積極的に採用したインテリアが特徴。bZ4Xに比べコンパクトかつ軽量なエントリーSUVとして、より幅広い層をユーザーに取り込むことが想定されている。   動力性能、航続距離、価格等は不明だが、bZ4Xの弟分となるモデルとして、若い顧客層に受け入れられるだろう。更なる情報は、2023年以降に発表予定とされ、少し待たなければならない。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・総務省、EVの税制を見直し出力別課税を検討……自動車業界と経産省は反発 ・フィアット、LAモーターショー2022で米国向けEVを発表……ティザーサイトに「500e」のヘッドライト公開 ・損保ジャパンと日本総研、中古EV電池の品質保証へ……事業化検討に向け実証を開始 ・テスラ、上海での累計生産が昨年を上まわる……1〜10月累計55万4778台、上海の生産工場「ギガファクトリー」で ・中国電池大手のCATL、ベトナム振興のビンファストと提携……スケートボード型フラットフォームを採用したEVを共同開発 ・「AKIRA」のようなバイクを発表……電動モビリティブランド「Horwin」がイタリアのEICMA2022で ・地方財政審議会、経年HVへの課税強化求める……総務省に意見書 ・11月19、20日にフォーミュラEがお台場でデモラン……ZEV-Tokyo Festivalで「日産リーフNISMO RC」も走行 ・ABB、 来季のフォーミュラEの新充電システムを発表……最大160kWで2台の同時充電 ・米ルッシード、新型電動SUV「グラビティ」を2024年に発売……3列7人乗りでBMW・iX、テスラ・モデルXなどに勝負 ・リマック、EVスーパーカー「ネヴェーラ」が412km/hを達成……世界最速の量産EVへ ・メルセデス・ベンツ、中国でのEV価格を値下げ……「EQE」と「EQS」の一部モデルに適用 ・福島楢葉町に国内初の水酸化リチウム工場完成……豊通リチウムがバッテリーの原料を国産化 ・MINI「クーパーS Eレゾリュートエディション」に新色……欧州用にホワイトを追加 ・ヒョンデ、「アイオニック6」を2023年に北米導入……LAモーターショーに出展

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TEXT:TET編集部
トヨタ「プリウス」をフルモデルチェンジ……デイリーEVヘッドライン[2022.11.17]

  ・トヨタ、「プリウス」をフルモデルチェンジ……デザインを一新、PHEVは2023年春頃発売 【THE視点】環境に優しい車の代名詞とされた「プリウス」の5代目が発表された。同時にPHEVも発表され発売は来春となる。  新型では、PHEV用エンジンの排気量をこれまでの1.8ℓからトヨタ初となる2.0ℓに変更、モーター出力もアップされシステム最高出力は164kW(223PS)となり従来型に比べ圧倒的な動力性能を得た。  バッテリーも新型に変わり従来型のおよそ2倍のEV走行が可能とされ、呼称もPHVからPHEVとなり大きく変わった印象がある。  プリウスは97年の発売以来、全世界で計約505万台が販売されたトヨタの旗艦車種だが、先代の4代目は販売面で苦戦を強いられていた。5代目ではデザイン性や走りの楽しさを強くアピールして巻き返しを図ると思われ、PHEVの販売も大きく伸びるであろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・豊田通商、電動バス事業をケニアに展開……グループ会社のCFAOとともに現地の電動バスリース事業者に約1億5000万円を出資 ・豊田通商、リチウム製造工場が福島県楢葉町に竣工……リチウムイオンバッテリーの原料「水酸化リチウム」を国産化し安定供給へ ・東光高岳、新開発のEV用急速充電器第1号を設置……ホテルニューオータニに120kWの設備を1台 ・カールツァイス、EVへ進出……バッテリージャパン2022に出展 ・ヒョンデ、「アイオニック6」のファーストエディションが完売……11月9日の予約受注開始から24時間で2500台 ・日産「サクラ」が「日本自動車殿堂カーオブザイヤー」受賞……三菱eKクロスEVとともにクラスを超えた力強い走りと質感が評価 ・ボルボ傘下のEVブランド「ポールスター」、売上高倍増……2022年1〜9月決算で前年同月比およそ2倍 ・テスラ、米国で低評価……米消費者情報誌「コンシューマー・リポート」発表、EVよりもPHEVに関心 ・BYD、半導体部門の国内上場計画を中止……投資と生産能力の拡大に注力 ・BMW、「i7」を含む7シリーズを値上げ……2023年3月生産分より、「i7 xDrive60 エクセレンス」は1710万円に ・DS、新型フラッグシップ電動SUVを2024年末までに発売……ベアトリス・フーシェCEO明かす ・経産省、エコカー減税を1年に限り延長する方針……現行基準を据え置き ・テスラ、中国での納期を短縮…「モデル3」と「モデルY」の納車待ちを最低1週間に ・兵庫県三田市、小型EVでの移動サービスの実証実験を開始…運転手含む4人乗り20km/h以下で地域内を細かく周回

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電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
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試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
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イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
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