#デイリーEVヘッドライン
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.13]

  スズキ、EVコンセプトモデル「eVX」を初公開…インドで開催中の「オートエキスポ2023」で 【THE 視点】 インド・デリー近郊で開催されている「オートエキスポ 2023」において、スズキのEVコンセプトモデル「eVX」が、スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社のブースで世界初公開された。  「eVX」は、2025年までに市販化を計画しているスズキのEV世界戦略車第一弾のコンセプトモデルという。  スズキは、「グランドビターラ」をはじめ「S-CROSS」といったSUVモデルを世界各国で展開している。EVモデルである「eVX」においても、スズキのDNAである本格4WDの力強さと最新のEVとしての先進性を融合し、ひと目でスズキのSUVとわかるエクステリアに仕上げたという。  全長4,300mm×全幅1,800mm×全高1,600mmのボディに60kWhの電池が搭載される。航続距離は550km(インドMIDCモード測定値)と発表されている。  車両の詳細は不明だが4WDをうたっていること、60kWhと大容量の電池を床下に配置するであろうことから前後2モーターの4WDとなるだろう。インドでの発表だけに、高温下でのバッテリーなどの熱管理が重要となる。  スズキは、提携先のトヨタからEV技術を学ぶともこの会場で発表した。先日はカナダの企業とEV用減速機の技術提携を発表しており、矢継ぎ早にEV戦略を打ち出している。  2025年には発売されるスズキの「eVX」。どんなEVになって発売されるのか今から待ち遠しい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★BYDオートジャパン、納車前点検を行うPDIセンターを横浜大黒ふ頭内に開設……三菱倉庫と業務委託契約し高品位な供給体制を構築 ★トヨタ車体、バギーのようなEV「ファンコム エクスプローラー」を「東京オートサロン2023に出展」……1人乗りの小型EV「コムス」をベースにカスタム ・日産、集合住宅でのEV所有を促進する「+e プロジェクト」を積水ハウスと推進……集合住宅にEVを導入する体験イベントなどを開催[詳細はこちら<click>] ・ジャガー、「I ペース」を本国で改良……スポーティグレード「R-ダイナミック」を追加 ・プジョー、 新型「408 PHEV」をブリュッセルモーターショーに出展 ……「e-208 GT」なども展示しEV時代をアピール ・キア、「EV6」が北米でカー・オブ・ザ・イヤー……受賞内容は「北米ユーティリティ・ビークル・オブ・ザ・イヤー」、50人からなる審査のうえ選出 ・ウィルスマート、「オートモーティブワールド」内「マースエキスポ」に出展……EVのカーシェアリングシステム「ウィル-モビ」など展示 ・オンセミ、シリコンカーバイド(SiC)パワーモジュールがキア「EV6 GT」に採用……直流800Vのバッテリーから交流モーターへ高効率で電力変換 ・東洋テクニカ、「エレクトリック・モータ・エミュレータ」を発売……モーターの動作を再現しインバータ開発の促進に寄与

TAG: #eVX #THE視点 #スズキ #デイリーEVヘッドライン #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.12]

  マツダ、EV用レンジエクステンダーとしてロータリーエンジンを復活 【THE 視点】マツダは1月13日、ロータリーエンジンを発電機として使用するPHEVモデル「MX-30 e-スカイアクティブ R-EV」を、欧州ベルギーで開かれているブリュッセルモーターショーで初公開した。  既存の「MX-30 EVモデル」は、35.5kWhのバッテリーを搭載しているが、同クラスのEVと比較してバッテリー搭載量が少ない。  このたび発表された「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」は、「MX-30」の基本的な価値はそのままに、EVとしての使い方を拡張したシリーズ式のPHEVモデルだ。  その発電機として採用されたのがロータリーエンジン。新たに開発した発電用ロータリーエンジン(型式:8C)は、高出力モーターとジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載されている。必要とされる出力に対してエンジン本体をコンパクト化できるロータリーの特徴を活かしたかたちだ。  このコンパクトなパワーユニットを核に、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50Lの燃料タンクを組み合わせることで、独自のシリーズ式PHEVシステムを実現。EVとしての航続距離は85km(欧州WLTPモード)。もちろん発電によってその距離は延びる。  構造的には「日産ノート e-パワー」の発電エンジンがロータリーエンジンになったようなもの。走行はモーターのみで行う。しかしバッテリーが大容量でプラグイン式(コンセント)で充電も出来る点が「ノート e-パワー」とは違う点だ。  まさかの発電用ロータリーエンジン搭載のPHEVモデルに驚いた。「MX-30 EV」より電池搭載量は減るものの、発電用ロータリーエンジン搭載など車体構造は複雑になる。それらがどのように価格に反映されるのだろうか。今春には発売される予定である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★スズキ、EVコンセプトモデル「eVX」を初公開……デリーで開催中の「オートエキスポ2023」で ★ホンダ、人気の原付を電動化……モペットの「カブ e:」「ダックス e:」「ズーマー e:」を中国で発表 ★ホンダ、水素FCVの商用トラックの実証実験を開始……中国の湖北省で ・東京オートサロン2023でカーボンニュートラルをテーマにした併催イベント「オートサロンテック2023」を開催……「VW ID.4」「三菱 eKクロス EV」など展示 ・ボルボ、「C40 リチャージ」のサブスク第2弾を募集……1月18日から、月額16万5,000円 ・ダイナミックマップ基盤、米国子会社のHDマップが「日産 アリア」北米モデルに採用……「プロパイロット・アシスト2.0」のハンズオフ運転支援機能を実現 ・ユアスタンド、都内UR賃貸物件にEV用充電器を導入……電気代の変動に合わせて充電料金を変更する「ダイナミックプライシング」を採用 ・ダイワハウス、2026年末までに210台の社用EVを導入……全社用車のうち20%を置換、車両は「日産 リーフ」

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.11]

  スズキ、EV用ギアボックス開発へ……カナダのインモーティブと共同で 【THE 視点】スズキは1月10日、変速機の開発を手掛けるカナダのインモーティブ(Inmotive Inc.)と「EV向け二段変速機」の共同開発契約を締結したと発表した。  インモーティブは、EV向け電動駆動ユニットの性能向上に寄与する独自設計の軽量・小型・高効率な二段変速機「インギア(Ingear)」を開発している。  今回スズキが発表したEV向け二段変速機の共同開発は「効率のよいモーター駆動による航続距離の延長」、「電動駆動ユニットの小型化によるコスト抑制」、「幅広い走行シーンでの走行性能の改善」などにつながる可能性があるという。  これまでEVには変速機不要論もあったが、トヨタもEV用マニュアルトランスミッションを開発中と報じられており、今後多様化に向けて多段ギアを採用したEVも増えてくると思われる。この二段変速機の構造にも興味あるが、変速時の走行フィーリングなど一度試乗してみたい。  インモーティブは、2010年にカナダのトロント市で設立されたスタートアップ企業で、「手頃なゼロエミッションモビリティの世界的な発展を加速させ、気候変動の緩和に重要な役割を果たすこと」をビジョンに掲げている。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★マツダ、ロータリエンジン復活……「MX-30 R-EV」にレンジエクステンダーとして搭載し「ブリュッセルモーターショー2023」で公開へ ★三菱、カスタムカー「ミニキャブ・ミーブ・ビーレジャー・スタイルⅡ」を東京オートサロンに出展……給電機能を活かして移動オフィス&レジャーを提案 ★トヨタ、新型「プリウス HEV」発売……PHEVは2023年3月頃の予定 ・KGモータース、超小型EV「ミニマムモビリティ コンセプト」をオートサロン2023に出展……2025年発売を目指す1人乗り車両 ・ボルボ、「EX90」にgoogleの新HDマップを採用……自動運転を含めた高い運転支援機能の実現へ ・パワーエックス、27億円の資金を新たに調達……蓄電池工場「パワーベース」(岡山県玉野市)の研究開発などに充当 ・ウィラー、お台場で小型自動運転EVバスの体験イベントを開催……1月28日〜2月6日 ・レベルブリッジ、EVの完成車・部品調達代行サービスを開始……EVのアフターマーケットに特化した情報サービス「アルゴス」が1月10日にオープン ・テラモーターズ、不動産企業のプロパティエージェントと業務提携……管理マンションに充電設備「テラ・チャージ」を設置

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.10]

  ZF、EV用加熱式シートベルト「ヒートベルト」を発表【CES2023】 【THE 視点】ZFはCES2023において、EV用のヒーター付きシートベルト「ヒートベルト」を初公開した。  この技術は、シートヒーターなど他の接触式のヒーターと組み合わせることで、暖房に必要なエネルギーを削減する。寒冷時使用の際にはEVの航続距離を最大15%拡大させる効果があるという。  このヒートベルトは、厚さを最小限にする統合型発熱体を使用した特殊なウェビングをベースにしており、乗員が均一で体温に近い温かさを感じられるよう設計されている。統合ヒーティング機能により、運転開始直後から36~40℃の体温に近い温度になるという。既存のモデルへの採用も容易とのこと。  EVにおいては、冬場の従来の空調システムの使用による航続距離の減少が問題となっているが、このシステムにより15%航続距離が延びるというのは、非常に大きなインパクトを与えると考える。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★テスラ、「モデル3」と「モデルY」を値下げ……最大82万円[詳細はこちら<click>] ★ラム、ピックアップトラック「1500レボリューション BEVコンセプト」を初公開……2024年発売、ツインモーターAWDと四輪操舵機能搭載、350kW/800V充電10分で100マイルの走行が可能【CES2023】 ★プジョー、「インセプション・コンセプト」を初公開……680ps(500kW)のツインモーターAWD、充電1回あたりの航続800km【CES2023】[詳細はこちら<click>] ・BMW、車両制御を司り表示もカスタムできる新型ヘッドアップディスプレイ「BMW アイ・ヴィジョン・ディー」を発表……2025年から「ノイエ・クラッセ」に搭載【CES2023】 ・メルセデス・ベンツ、高性能コンセプトモデル「ビジョンEQXX」を公開……充電1回1200kmの航続が可能【CES2023】 ・メルセデス・ベンツ、北米で高出力充電網を2027年までに整備……ヨーロッパや中国、その他主要都市にも展開予定【CES2023】 ・ヴィンファスト、クロスオーバーの「VF6」と「VF7」の予約を2023年3月から開始【CES2023】 ・ポールスター、「ポールスター3」にGoogleの新HDマップを採用……将来の自動運転技術を容易に【CES2023】 ・米新興アスカ、空飛ぶクルマ「ASKATM A5」を公開……レンジエクステンダー搭載のEV/eVTOL機で約400kmの飛行航続距離【CES2023】

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.06]

  ZF、自動運転バスをCES2023で公開 【THE 視点】ZFは、米国のモビリティ・サービス・プロバイダー「ビープ」と戦略的パートナーシップの締結を「CES2023」で発表。同時に両社の協業で開発した次世代EVシャトル「ナウ」を発表した。  「ナウ」は2種類のモデルを用意する。専用車線で使用するタイプと、都市の中で一般車に混じって使用されるタイプを用意し、数千台規模の車両を提供するという。  車両にはZFの最先端のセンサー技術が採用される。50〜100kWhのバッテリーが用意され、最大約130kmを航続でき、最高速度は40~80km/h。乗車定員は最大15席で22人だという。  ZFはこれまで部品サプライヤーの位置付けだったが、このシャトルをきっかけに立ち位置が変わり、完成車メーカーに変貌する可能性がある。大変興味深い今回の発表である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ソニー・ホンダモビリティ、EVブランド「アフィーラ」のプロトタイプを世界初公開……2026年北米発売をCES2023で発表[詳細はこちら<click>] ★ZF、EV用電熱シートベルトを開発…… 冬場のメインバッテリーの消耗を低減 ・クライスラー、EV向け次世代コクピットのコンセプト「シンセシス」をCES2023で発表……仲間とのコミュニケーションなど、タブレット端末のような機能を搭載 ・ダッヂ、EVマッスルスポーツ「チャージャーデイトナSRTコンセプト」を2023年3月公開……米国ラスベガスで開催予定のイベント「ダッヂ ラストコール」で ・ブリッツ、日産「アリア」のカスタマイズカーを「東京オートサロン2023」に出展 ・ステランティス、航空機製造へ進出……「アーチャー」社と協力してeVTOL(電動垂直離着陸)機を製造 ・エヌビディア、クラウドゲームサービス「GeFORCE NOW」を車載化……ヒョンデ、BYD、ポールスターが採用 ・パナソニックオートモーティブ、EV用オーディオシステムを開発……消費電力を67%削減しながら高音質を実現、聞き手の位置に合わせてサウンドをチューニング ・鶴岡高専、貴金属を使用しない燃料電池を開発……卒業生が筑波大学などと共同研究、論文を発表

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.05]

  VW、新型セダン「ID.7」のプロトタイプを「CES 2023」で公開 【THE 視点】フォルクスワーゲンは新型EVセダン「ID.7」のプロトタイプを発表した。実車は1月5日、米国ラスベガスで開催する「CES 2023」で初公開される予定。  「ID.7」は、「ID.4」などと共通する「MEBプラットフォーム」初のEVセダンモデルで、2026年までに発売予定の10車種のニューモデルのひとつだという。  バッテリー容量は不明だが、「ID.AERO」と呼ばれる空力性能に優れたボディにより、最大約700km(WLTPモード)の航続距離を持つ。  室内では、ユーザーエクスペリエンスを向上させた多くの革新的装備が搭載されるという。15インチの新しいディスプレイ、拡張現実ヘッドアップディスプレイ、インフォテインメントシステムと一体設計された空調コントロール、照光式タッチスライダーなどを採用するとしている。  「ID.4」が発売されたばかりの日本だが、ID.シリーズ全体では既に世界で50万台が納車されているという。「ID.7」も日本への導入が待ち遠しい一台だ。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ソニー・ホンダモビリティ、初のEV「アフィーラ」プロトタイプをCES2023で公開……2025年前半に先行受注開始[詳細はこちら<click>] ★ボルボ、「EX90」をCES2023で初公開……7人乗りのSUV、グーグル内蔵のインフォテインメントシステムを搭載[詳細はこちら<click>] ★豊田自動織機、トヨタ「RAV4 PHEV」ベースのカスタマイズモデル3台を「東京オートサロン2023」に展示……「アドベンチャー」「オフロード」「スポーティ」がコンセプト ・ヒョンデ、自動運転のロボタクシーがラスベガスを走るイメージ映像を公開……「アイオニック5」がベース ・「ADAC オペル e-ラリーカップ 2023」の最終戦がWRCと併催決定……「コルサ eラリー」によるワンメイクラリー ・エヴァラティ、ポルシェ「911」(964型)を純EV化……507psのモーターを搭載、既存のエンジン車を換装 ・フィアット、メタバースストアを本国で開設……「500e」も購入可能 ・ボッシュ、電動パワートレインの「イーアクスル」をCES2023に出展……メインとしてもサブとしても使用可能な高効率機 ・メルセデス・ベンツ、工場の設計や計画に「エヌビディア」の仮想空間プラットフォーム「オムニバース」を採用……AIによる生産技術を共同開発 ・エヌビディア、台湾の「フォックスコン」とパートナーシップ締結……自動運転に対応するECUなどを提供

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.28]

  ニオ、新型SUV「EC7」と「ES8」を本国で発売 【THE 視点】中国のニオ(NIO)は、EVのフラッグシップクーペSUV 「EC7」とEVのフラッグシップSUV「ES8」を発売した。いずれのモデルもニオの第2世代プラットフォームを使用、デザイン、パフォーマンス、快適性、インテリジェンス、安全性の高さが期待される。 「EC7」は、300kW(408ps)と180kW(245ps)のモーターを搭載し、わずか3.8秒で0から100km/hまで到達する。 空気抵抗係数(CD値):0.230と低く、標準で 「アクティブアジャスタブルリアウィング」が装着され、空気抵抗の低減とともにダウンフォースが向上する。 「ES8」は6人乗りのSUVで「EC7」同様、合計で最高出力480kW(653ps)のモーターを搭載する。加速性能は、 0-100km/h加速で4.1秒となる。 いずれのモデルもバッテリー容量は、75kWh、100kWhと150kWhから選択でき、500kWの超急速充電とバッテリー交換式にも対応している。 デリバリーは2023年の5月以降となる。欧米にも輸出されているニオの日本上陸も期待したい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・トヨタやいすゞなどが出資する「CJPT(コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ)」、福岡県と燃料電池車両導入拡大に向け協力……トラック、商用、公用車へFCモビリティの導入企画と実行 ・キャデラック、往年のシンボル「ゴッデス」を旗艦EV「セレスティック」に設定……「飛ぶ女神」をハンドメイドで再現 ・TBS、水素中継車をニューイヤー駅伝に導入……トヨタと共同開発、マイクロバス「コースター」に「ミライ」用FCスタックを搭載した世界初の燃料電池中継車 ・エネチェンジ、三井住友銀行などから15億円を調達……充電インフラ事業へ投資し普及を加速 ・ベクトリクス、「第15回オートモーティブワールド」に出展……小型3輪商用BEV「I-カーゴ」を展示

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.27]

  MKタクシー、BMW「i7」と「iX」をハイヤー車両として導入 【THE 視点】MKタクシーを運行する京都MKと東京MKは、貸切専門のハイヤーとして京都MKがBMW「i7」10台と「iX」5台、東京MKが「i7」20台を導入し、12月23日より順次稼働を開始したと発表した。 BMWグループは、2030年までに全世界の販売台数以上をEVにするという目標を掲げて、「i3」を2013年に発売以降、EVとPHEVを展開してきた。昨年は「iX3」「iX」、今年は「i4」「i7」とEVモデルも増加している。 京都MKは2025年に保有車両の30%をEVとし、2030年までに全車EV化を目標に掲げている。東京MKは2025年までにドライバー疲労軽減を目的に、全車、自動運転レベル3〜4相当の機能を持つ車両を採用することを目指している。 今回、より多くの人々に最先端のEV体験を提供したいとの思いから、「i7」「iX」の導入を決定したという。 筆者は「i7」の試乗はまだだが、「iX」は試乗済み。「 iシリーズ」の第2世代のモデルだけあり、完成度が非常に高い。読者の皆様にもぜひ、BMWの「i7」「iX」を体験して頂きたいと感じている。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・ニオ、新型SUV「EC7」と「ES8」を発売……「EC7」はクーペスタイル、「ES8」は3列シート ・宮崎市、グリーンスローモビリティ「グルッピー」が国土交通大臣表彰……定時定路線で本格運用を開始したことなどが評価 ・フォルクスワーゲン、「ID.4」の先行受注を12月22日に開始……標準グレードを前倒しで受注、2023年度第2四半期以降に発売 ・CATL、ドイツ工場がリチウムイオン・バッテリーセルの生産を開始……年間8GWhを生産 ・日産、米国でAR体験の新サービス……アカデミー賞女優のブリー・ラーソンを起用し「アリア」「リーフ」、そして「フォーミュラE」マシンを紹介 ・昭和電線ケーブルシステム、EV市場に参入……バッテリーの高圧ハーネスに代わる車載バスバー用被覆付き平角線を開発 ・日本海ガス絆ホールディングス、日本海ガスとアークエルテクノロジーズ3社共同でEVスマート充電サービスの実証事業を開始……複数社メーカーを利用した「EV車両・EV充電器・通信制御プロトコル」に対する遠隔制御自動充電を実施 ・芙蓉総合リース、EVモーターズ・ジャパンと資本業務協定を締結……国内組み立て工場新設や車両開発などに充当

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.26]

  ガチャコ、東京、城南エリアでバッテリー交換式EVスクーターのシェアサービスを開始 【THE 視点】OpenStreet株式会社(オープンストリート)と株式会社Gachaco(ガチャコ)は、業務提携により、バッテリー交換式EVスクーターのシェアリングおよびバッテリーシェアリングを12月23日より開始した。 ガチャコが展開するバッテリー交換式EVスクーターと交換ステーションおよびバッテリーシェアリングを、オープンストリートが展開するシェアモビリティプラットフォーム「ハロー・モビリティ」に導入する。 この業務提携により、バッテリー交換式EVスクーターをシームレスに利用できるようになる。まずは、フードデリバリーや日用品のクリック・デリバリーといった短距離配送業者向けに提供していくという。 東京都の城南エリア(港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷・渋谷区)を皮切りに、順次スクーターの台数とガチャコステーションの設置場所を拡大していく。 ガチャコはこれまでに、ホンダ本社の青山ビル(東京都港区南青山)と「ホンダドリーム豊中」(大阪府豊中市)に試験導入済み。エネオス、ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハ発動機などが出資していることから、今後ますます車両とネットワークの拡充が期待できる。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・BYD、「東京オートサロン2023」に出展……「アット3」ほか日本導入予定の「ドルフィン」「シール」を展示 ・日産、愛知県清須市と連携協定……EVを活用し脱炭素化と災害対策の強化をはかる ・ホンダ、北米の「アキュラ」ブランドの新型EV「ZDX タイプS」のプロトタイプを公開……GMと共同開発のパフォーマンスSUV ・メルセデス・ベンツ、「CES 2023」で電動化戦略について発表……北米市場向けのドライバー支援の進展についても ・イタリアの新興EVメーカーの「アエラ(Aehra)」、発売予定のSUV「アエラSUV」の内装を公開……4人と5人乗りが選択可能でオフィスやホームシアターモードも用意 ・第一工業製薬、負極用水系複合接着剤を開発……シリコン系に代わる接着剤「エレクセルCRシリーズ」で長寿命化、1000回以上の充放電後でも電極構造が安定 ・EMデバイス、東北大学内に次世代EVリレーの開発拠点「NEXEM アドバンスト テクノロジーセンター」を設置……より軽量かつ高性能で高電圧・高電流対応のリレーの実用化を目指す ・BMW、ラインオフ200万台目の「7シリーズ」は「i7 xDrive60」……ドイツのディンゴルフィング工場で ・昭和電工、リチウムイオン・バッテリー用導電補助剤「VGCF(気相法炭素繊維)」の生産能力を増強……2023年10月から川崎事業所の生産能力33%増の年間400トンに

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.23]

  日産、「リーフ」と「サクラ」を2月1日より値上げ……原材料費などのコスト高騰を反映、三菱「eKクロス EV」も 【THE 視点】日産自動車は、受注を一時停止していた「サクラ」と「リーフ」について、12月22日に受注の再開と価格の改定を発表した。 「サクラ」は249万7,300円から、「リーフ」は408万1,000円からとなり、「リーフ」の上級グレードの「e+」では、最大100万円以上の値上げとなり500万円を超える。 また、三菱自動車も「ekクロス EV」「アウトランダーPHEV」の価格改定を発表した。 EVは、バッテリーコストが車体の原価の3分の1を占めるとされ、原材料のリチウムやコバルトの高騰が大きく影響し、世界的な原材料費や物流費などの高騰が値上げの理由だとしている。 「サクラ」と「ekクロス EV」は、今年6月に発売されたばかりだが、わずか半年で値上げとなった。 「リーフ」については400万円を超えたことで、リーズナブルな輸入車EVと同じ土俵で争うことになり、購入検討者は日本車か輸入車かで悩むことになる。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・三菱、「アウトランダー」と「eKクロス EV」を2月1日より値上げ……「アウトランダー」は現行価格比22万円高の484万1,100円〜、「eK クロス EV」は14万8,500円高の254万6,500円〜 ・ マルチスズキ、「オートエキスポ2023」でSUV型のEVコンセプトモデルを出展 ・アウディ、「Q6 e-tron」を2023年から生産開始……独インゴルシュタットの工場で ・ポルシェ「タイカン・ターボS」の高級カスタマイズカーが「東京オートサロン2023」に出展……「ブラバス」によるカスタマイズモデル ・ステランティス、駆動用モーターの生産を増強……2024年までに100万基以上、「プジョー e-208」や「オペル・モッカエレクトリック」などに搭載 ・ヤマハ、電動モーターの試作を受注……IHIからタグボート用のZ型推進装置向けに ・BASF、トヨタとパナソニックの合弁会社「PPES」のサプライヤーに……ニッケル・コバルト・マンガン系正極材を納入 ・グッドイヤー、「イーグルF1 アシンメトリック5」がメルセデス・ベンツ「EQS」に純正装着……欧州グッドイヤーが開発したスポーツタイヤ ・ビンファスト「VF8」999台がカリフォルニアに到着……米国向けの限定モデル「シティエディション」

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