BEVならではのオーディオへのこだわり
ダッシュボード一杯に広がるサウンドバーを自動車で初採用したことも大きなニュース。これまでダッシュボードサイドやドアパネルに分散していたスピーカーは、一本のバーにまとめられ、フロントガラス下に配置された。これにより、ホームオーディオのような品質で音楽を楽しむことができ、ドアスピーカーが廃されたことで、収納スペースも大幅に増えている。
BEVらしく、センターコンソールの使い勝手も向上しており、バッグなどを置ける広いオープンスペースを備える一方、スライドシステムによってカップホルダーや小物用の収納エリアを分割している。センターコンソール後方にはリアシート用の収納ボックスも内蔵され、前席シートバックにもスマホ専用のポケットが設けられるなど、高い空間効率が追求されている。
また、インテリアには「Room」と呼ばれる4つのデザインタイプが設定され、それぞれがリサイクルデニム、窓枠やシャッターなどの廃材、亜麻などの植物素材、ペットボトル再生材等のユニークなマテリアルを使用している。インテリアデザインの責任者によれば、「スカンジナビアデザインの最高の要素を備えている」とのことで、ここは大いに期待していいだろう。
EX30は6月7日の初公開と同時に、一部市場で注文受付が開始される予定。日本での販売時期は今夏が予定され、さらなる情報公開を期待したいところだ。
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