ニュース
share:

ヴェゼルのEV版かと思いきや。ホンダがSUVの新型EV「e:Ny1」を披露。2023年秋より欧州で発売


TEXT:TET 編集部
TAG:

仮想敵はプジョーe-2008

パワートレイン以外でヴェゼルとe:Ny1が大きく違うのはインテリア。e:Ny1では、インパネセンターに大型の15.1インチ・インフォテイメントディスプレイを搭載し、コネクティッドサービス「Honda CONNECT」への接続のほか、エアコンの操作や充電システムなど車両各部をコントロール可能となっている。

メータークラスターはフードレスの10.2インチデジタルパネルとなっており、ドライバーの好みによって表示内容をカスタマイズできる。運転支援システムではレーダー、センサー、カメラを組み合わせたホンダセンシングに加え、EVハッチバック「ホンダ e」と同じく自動で縦列駐車や並列駐車を行う「ホンダ・パーキングパイロット」も装備する。

現状、英国におけるe:Ny1の販売価格は未定だが、一説には3万ポンド(約510万円)程度に設定されるといわれている。現地で販売されるホンダのEVはこれまでホンダ eのみだったが、同モデルは航続距離が約220kmと短いうえ、スタート価格が約3万7395ポンド(約635万円)と高価だったので、e:Ny1ではより一般受けが狙えそうだ。もっとも、Bセグメント電動SUVのライバルにはプジョー「e-2008」などが存在し、熾烈な販売競争が繰り広げられることになりそうだ。

なお、ホンダでは先月、2026年にSUVタイプを含む小型EV2機種を日本で発売するとの計画を発表済み。2021年に登場した現行ヴェゼルのモデルライフを考えると、将来的にヴェゼルのEVバージョンとしてe:Ny1が日本にも投入される可能性は十分にある。現状、ホンダ eは日本では495万円で売られているが、e:Ny1の車両価格はどうなるのか。まずは欧州での展開に注目したい。

 

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
日産からセダンのEVが出るぞ! 中国向け車両「N7」を初公開
過酷なダカールラリーで排気量998㏄の「水素小型エンジン」を鍛える! HySEが2025年の参戦を発表
コレクターズアイテムになること間違いなし! 「FIAT × ルパン三世」のクリスマスコラボプレゼントを実施中
more
コラム
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
充電が無料でできる施設は税金のムダ遣い? 地方自治体の取り組みの是非を考える
EVの走りはむしろ好き! エンジン車も同時に所有! それでもEVライフを終了した理由をオーナーが激白
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択