ホンダの英国法人は5月12日(現地時間)、欧州向け新型電動SUV「e:Ny1(イーエヌワイワン)」を発表した。ヴェゼルにそっくりなこのモデル、e:Nシリーズの欧州向けモデルとして今秋の発売が予定されている。
EV専門ブランド「e:N」シリーズ第一弾
e:Ny1は、ホンダの電気自動車(EV)専門サブブランド「e:N(イーエヌ)」シリーズの第一弾にあたるモデル。EV専用のボディ骨格「e:NアーキテクチャーF」を採用し、スポーティな走りや意のままに操れる運転感覚が追求されている。
公開された画像からも想像できるように、日本でも販売されている「ヴェゼル」に非常に似ており、フロントグリルが閉じられている以外は、エクステリアから両者を区別することは難しいほど。さらにいえば、昨年4月に中国でデビューした電動SUV「e:NS1」(東風ホンダ製)および「e:NP1」(広汽ホンダ製)と見た目がほぼ同じで、グローバル展開を見据えた壮大な計画のもと生まれたデザインであることがうかがえる。
ホンダによると、e:Ny1は大容量バッテリーを搭載することで412km(WLTCモード)の航続距離を達成し、モーターは150kW(204ps)の最高出力と310Nmの最大トルクを発生するとのこと。また、フロントリッドに内蔵された充電ポートは最大100kWの急速充電に対応し、約45分で最大80%まで充電可能だ。
さらに、急いでいる場合では最短11分で約100km分の充電ができるとのことだから、都市部での普段使いではまったく痛痒を感じないだろう。なお、こうした充電システムの制御についてはスマホ用アプリ「My Honda+」で行えるという。
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