価格や走行モードなど来年の発売を前に気になるアレコレ
気になる車両本体価格は、現時点では明言できないものの「N-ONE e:をチューニングした分は上乗せされるとして、ただし上にはシビックタイプRというスポーツモデルがいますので……」と濁しつつもおおよその価格帯は示してくれた。つまり、350万円から450万円のどこかに落ち着くものと思われる。
なお、室内の使い勝手や充電方法などはベース車のN-ONE e:を踏襲。もちろん外部給電にも対応する。
走行面ではブーストモードを搭載し、ステアリング上のブーストボタンを押すことでパワーユニットの性能を最大限に引き出せるように改良が施されている。
ブーストモード使用時は、シフト制御が仮想的に有段化し、積極的なシフトとアクティブサウンドコントロールシステムから発生する迫力あるサウンドにより、スポーツモデルのエンジン車のような高揚感のある走りが楽しめる演出がされているという。ホールド感のある専用シートと相まって、さぞかしワインディングが楽しくなることだろう。
そして、エクステリアは前述のブリスターフェンダーが最大の見どころだが、その他にも注目ポイントがある。各所に設けられたエアインレット・アウトレットはそれぞれしっかり貫通しており、冷却効果と空力性能を高める本物のエアロパーツとして機能的に配置されている。
リヤバンパー下部に至っては、バンパー内部に溜まった空気によるパラシュート効果を抑制するために、わざわざ穴あけ処理まで施すほど空力性能を追求している。
タイヤはS660が市販車では異例とも思えるハイグリップタイヤのアドバン・ネオバを履いていたのに対し、このスーパーワンは同じアドバンながら、もう少し軽快な走りを意識した205/45R16のフレバを装着している。
担当者は量産モデルでも同じものを装着するかは未定としながらも、スーパーワンのキャラクターにあったタイヤ選択だと説明してくれたので、ここからもスーパーワンが目指す走りや質感を窺い知ることができる。期待感しかないこの国産EVホットハッチは、いよいよ来年日本から発売を開始する。






































































