日本導入を発表済みのZeekrの最新動向に要注目
さらに、Zeekr 9Xは、フラグシップモデルとして重要度の高い標準装備内容について、Hyperグレードは、超豪華装備を網羅しています。
・22インチ鍛造ディッシュホイール
・16インチ3.5K OLEDセンタースクリーン
・16インチ3.5K OLED助手席用スクリーン
・17インチ3K OLED後席用エンタメスクリーンは二列目から三列目にかけて電動移動可能
・6.3インチ OLED後席車両操作用ディスプレイ
・47インチARヘッドアップディスプレイ・Qualcomm Snapdragon 8295をふたつ搭載
・USB Cポートは全部で7つ。最大100Wの超急速充電対応
・2つのワイヤレス充電器は50Wの急速充電対応
・電動テールゲートは上下開閉によって座席のように使用可能・セントリーモード
・ヘッドライトはピクセルタイプを採用し、ヘッドライトから映像を照射可能
・シートまわりについてナッパレザーを全座席に採用。一列目は8方向電動調整と4方向ランバーサポート、サイドサポート、メモリー、ヒーター、クーラー、22ポイントマッサージ
・二列目は8方向電動調整、4方向ランバーサポート、レッグレスト、メモリー、ヒーター、クーラー、22ポイントマッサージ、折りたたみテーブル、フットレスト、座席の180°回転機能
・三列目は4方向電動調整とシートヒーターに対応。とくに電動背もたれ調整は最大135°のリクライニングに対応・ステアリングはヒーター付き電動メモリー機能
・CCD付きデュアルチャンバーエアサスペンション
・1680万色のアンビエントライト
・フレグランス機能
・-6度から50度に対応する9リットルの冷温庫
・後席を含めた窓ガラス全面の二重ガラス化
・電動開閉可能なサンシェード付きガラスルーフは、開閉可能面積が1.03平方メートルとクラス最大・全ドアにソフトクローズドア、自動開閉ドアを採用
・ハイエンドADASはThor-Uプロセッサーを2つ搭載して演算能力は1400TOPSを実現。シティNOAとともに、レベル3自動運転に対応可能なハードウェアを搭載
・V2Lは6kW、V2Vは60kWに対応
・トランク部分に220Vコンセント搭載
・Naim社と共同開発した32スピーカーシステムの最高出力は3868W、9.2.4.8対応
・リヤサイドガラスに電動サンシェード搭載
・静粛性対策のためにロードノイズキャンセル機能
・エアバッグは7つ
・高張力鋼とアルミニウム合金の配合割合は91%
・車両のねじり剛性は41600ニュートンとセグメントトップクラス
・車両保証は6年15万km
・バッテリー保証はモーターやインバーターなどを含めてファーストオーナーに限って永久保証
このHyperグレードは日本円にして1156万円であるものの、レベル3自動運転への対応などを踏まえると、高級車としてのコスト競争力は極めて高いといえます。
実際に9Xは、発売開始後13分間で1万台以上の受注を獲得することに成功しており、50万元級という高級車という点を踏まえると、9Xに対する富裕層のニーズが高まっている様子が見て取れるでしょう。
はたしてZeekr 9Xが、競争が激化するフルサイズSUVセグメントにおいて、どれほどの販売台数を達成できるのか。AITO M9をはじめとする競合車種との販売台数対決の行方にも目が離せません。
そしてZeekrは、2026年中にも日本市場へ参入する方針を表明済みです。すでにZeekr XとZeekr 009のテスト走行車両を日本国内で目撃済みであり、同じタイミングでSUVタイプの7Xも投入される可能性があります。
日本国内でどの車種をどのような値段設定でラインアップしてくるのか。販売サービスネットワークをどのように構築してくるのかを含めて、Zeekrの最新動向にはますます注目です。