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東京オートサロンに現れた異色のアリアはなんと学生ひとりで作った力作! ここまで仕上がっててじつはまだ進化途中だったってマジか


TEXT:斎藤充生 PHOTO:斎藤充生
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失敗したら大惨事! 床下バッテリーのすぐ脇を溶接する限界作業

そして「未知の領域」といえば、このサイドステップ部分。強度を考えてフレームに直接締結しているのですが、アリアはEVなだけに床下は一面バッテリーで覆われています。つまり、締結ポイントのすぐ脇にバッテリーが存在し、溶接作業中の火花でバッテリーを壊してしまう危険性をはらんでの作業となります。

しかし、この領域の作業は誰もやったことがないらしく、やってみるまでどうなるかわからないイチかバチかの作業になったといいます。結果からすれば、なんとかバッテリーを損傷せずに製作できたわけなんですが、失敗を恐れぬチャレンジ精神でなかなか危ない橋を渡っています。

東京オートサロン2025の関東工業自動車大学校ブースに展示された日産アリアのカスタム車両 床下バッテリーのすぐ脇を溶接するという至難の業をみせる

今回展示されたこのアリア、リヤまわりにロールケージが組まれ、フロア下も入念に手が加えられていますし、フロントもグリルガードが張り巡らされていますが、なんだか中途半端な気がしないでもありません。

東京オートサロン2025関東工業自動車大学校の日産アリア リアはロールゲージが入りかなりのハードコアクロカンスタイルに

それもそのはず。大野さんによれば、今回の展示はまだ初期状態なのだといいます。大野さんは卒業まであと2年程度在学期間を残しており、これを第一形態として、以後卒業までに完成させていくのだそうです。いやはや気の遠くなるような計画ですが、若いうちの苦労は何とやらで、通常の授業もありながら個人活動でここまで作る行動力、若さって素晴らしいです。

東京オートサロン2025の関東工業自動車大学校ブースに展示された日産アリアのカスタム車両

それに、溶接や曲げ技術を鍛錬していきながら、まだまだカスタマイズの情報が少ないEV車両に果敢に挑んでいく姿勢、若くとも頼もしい限りです。2026年の東京オートサロンにどのような形で戻ってくるのか、いまから楽しみで仕方がありません。

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