ニュース
share:

ヒョンデの無双っぷりがハンパない! 今度はアイオニック5 Nがワールドパフォーマンスカーアワードを受賞


TEXT:TET 編集部 PHOTO:Hyundai Mobility Japan
TAG:

3年間で3台が計7つのメジャータイトルを獲得

2024年3月27日、ニューヨーク国際オートショーの授賞式において、ヒョンデはハイパフォーマンス電気自動車(EV)である「IONIQ 5 N(アイオニック5 N)」が、2024年のワールド・パフォーマンス・カーを受賞したと発表した。これでNモデルを含むアイオニック5シリーズ全体で、過去3年間で4度目のメジャーなワールド・カー・アワードでの受賞を果たしたと同時に、ヒョンデの連続受賞記録を塗り替えた。

今回の受賞にあたり、Hyundai Motor Company社長兼最高経営責任者(CEO)の張在勳(チャン・ジェフン)は次のようにコメントしています。

「当社のアイオニック5 Nが名誉あるワールド・パフォーマンス・カー・アワードを受賞したことを嬉しく光栄に思います。今回の受賞は、電気自動車の性能とイノベーションの限界を押し広げることにヒョンデが真摯に取り組んでいる証です。この3年間のワールド・カー・アワードにおいて、合計7回の受賞という形で私たちの努力が認められたのは、本当に喜ばしいことです。これからも連続受賞記録を伸ばしていけるよう、世界のEV業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしたいと考えています」

このコメントで語られている通り、近年のヒョンデは目覚ましい勢いで評価を高めており、2022年にクロスオーバーSUV風のアイオニック5が、続く2023年にもヒョンデのBEVモデルでは唯一のセダンタイプであるアイオニック6が「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」、「ワールド・エレクトリック・ビークル」、「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」の3冠受賞を達成している。それに加えて2024ワールド・パフォーマンス・カー・アワードをアイオニック5 Nが受賞したことで、3年で計7回の受賞となるわけである。

2024ワールドパフォーマンスカーを受賞したヒョンデ アイオニック5N

もはや打席に入れば必ずヒットを打つ猛打者のようなヒョンデであるが、ましてやその受賞車両すべてがEVなのだから見事というほかない。

「Nチームを代表して、権威あるワールド・カー・アワードの審査員の皆さまからこれまでの努力をこのように評価していただいたことを大変嬉しく思います。この輝かしい賞は、ハイパフォーマンスカーの素晴らしさをご存知のお客様のものです。そして今後もエキサイティングで刺激的なクルマを提供し続けることを誓います。高性能電動自動車の新時代をリードできることを大変嬉しく思うとともに、スマートモビリティのためのエンジニアリングの可能性の限界に挑戦し続けます」とは、Hyundai Motor Company社長兼グローバル最高執行責任者(COO)のJosé Muñoz(ホセ・ムニョス)の言葉だ。

アイオニック5Nが2024ワールドパフォーマンスカーを受賞したことを喜ぶヒョンデ首脳陣

2023年7月にヒョンデ Nブランド初のEVとして発表されたアイオニック5 Nは、新たなテクノロジーとレーストラックでの卓越した能力によって、ドライバーファーストの高性能EVという新しいセグメントを象徴しており、Nブランドの電動化戦略の第一歩を示すものだ。アイオニック5が採用しているE-GMPプラットフォームにモータースポーツで培われたブランドのテクノロジーを組み合わせ、電動化「ローリング・ラボ」で得たブランドの専門知識を活用することで、このEVの高性能を最大限に引き出している。

アイオニック5 Nは、「画期的」「ゲームチェンジャー」「高性能EVのベンチマーク」として海外メディアで広く賞賛されている。2023年には、イギリスの『Top Gear』でカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、ドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェにおいて『Sport Auto』誌により電動SUVの最速ラップタイムが認定されている。

Hyundai Motor CompanyのNブランド・モータースポーツ事業部責任者で常務のティル・ヴァーテンベルグは、「私たちが受けた称賛と評価は、革新的でドライバーファーストの電気自動車を提供するという当社のコミットメントの証です。アイオニック5 Nにより、私たちはパフォーマンスカーの定義を変えるだけでなく、電気自動車を運転することの楽しさがもたらす未来を形作っているのです」と胸を張る。

向かうところ敵なし状態のヒョンデ。この勢いに待ったをかける次なるゲームチェンジャーはいつ現れるのだろうか。ライバルメーカーの発奮にも期待したい。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
BMWとトヨタが水素社会実現に向けて協業強化! 乗用車にもFCEVという選択肢を用意する
集え北陸のEVファン! 激レア車「モバイルサービスカー2号機」が登場する「Hyundai EV FAIR in ウエストプラザ」開催
欧州日産がアクシオナと提携! 超小型EVと電動バイクを販売
more
コラム
電費は抜群! 充電性能も文句なし! BYDシールの実走行テストでわかったEVとしての高い能力
BYDシールで1000km走って「充電性能の安定性」に衝撃! リアルワールドでも「コスパ最強」が証明された
日本で発売直後なのに中国では年次改良で新型登場! BYDの新型SEALの実力がヤバい
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
免許がなくても参戦できる! マツダが「MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2024」を開催
とにかくこの形に惚れたんです! 日本中から124台もの日産アリアが集結した「日産アリア全国オーナーズミーティング2024」に潜入した
走る以外の楽しみがEVにはある! ラーメン屋台まで登場した「EVサマーキャンプ2024」を見るとEVが欲しくなる!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択