#ワールド・カー・アワード
TEXT:TET 編集部
世界中のジャーナリストを惹きつけた! ボルボのフラッグシップe-SUV「EX90」が2025ワールド・ラグジュアリー・カー賞を受賞

100名近い審査員が高評価 ボルボのフラッグシップEVであるEX90が、ワールド・カー・アワードの「2025 ワールド・ラグジュアリー・カー賞」を受賞した。これでボルボのワールド・カー・アワード受賞は、2018年のXC60によるワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、2024年のEX30によるワールド・アーバン・カーに続き、3度目の受賞となった。 今回の受賞に際し、ボルボ・カーズのCEOホーカン・サミュエルソン氏は「EX90が真にふさわしい評価を得たことを大変うれしく思います。熾烈な競争を制しての今回の受賞は、EX90が世界中のもっとも洗練されたお客さまに支持されていることを証明するものです」と喜びのコメントを発表している。 ボルボEX90は7人乗りのプレミアムe-SUVで、クラストップレベルの静粛性を誇る。シート素材には「ノルディコ」と呼ばれるリサイクル素材とバイオベース素材を用いた新たな素材を採用し、ラグジュアリー性と環境性を高次元にバランスさせ、新たなモダンラグジュアリーの世界を提唱。 ボディデザインはエアロダイナミクスに最大限の配慮がなされ、ボルボが重視する「Form follows function(形態は機能に従う)」という考え方を忠実に反映してデザインされた。 また、ボルボらしい安全性への取り組みとしてLiDARを搭載している。カメラ・レーダー・超音波センサーと組みあわせて安全性の向上を図りつつも、LiDARはルーフライン中央に薄型カバーで一体化させており、空気抵抗を低減を実現している。 世界30カ国、96名の自動車ジャーナリストで構成されたワールド・カー・アワードの審査員は、EX90を徹底的に試乗し、510馬力のツインモーターによる静粛性と力強さを併せ持つ走り、そして長時間の移動でも快適に過ごせるよう、人間工学に基づいて設計されたラグジュアリーなインテリアが高く評価されたという。 2040年には完全なるEV専売メーカーになることを目標に掲げ、かなり思い切ったEVへの転換施策を進めてきたボルボではあるが、昨年に続くワールド・カー・アワード部門賞の受賞は、プロダクトの完成度が極まってきた証拠と言えるのではないだろうか。

TAG: #EX90 #ボルボ #ワールド・カー・アワード
TEXT:TET編集部
コスパ抜群で評価も高いとか向かうとこ敵ナシ!? ヒョンデ・インスターが「2025ワールド・エレクトリック・ビークル」の栄冠に輝く

ヒョンデのワールド・カー・アワード部門別受賞は4年連続 スタイリッシュかつコンパクトでありながら広々としたスペースを持ち、必要十分な一充電航続性能を備えたヒョンデのスモールEV「INSTER(インスター)」が、世界的に名誉あるワールド・カー・アワードの2025年授賞式で、世界中の電気自動車(EV)のなかからもっとも優れた1台に送られる「ワールド・エレクトリック・ビークル」の栄冠に輝いた。 ワールド・カー・アワードは、世界30カ国96名のモータージャーナリストから構成される審査員団が、秘密投票を通じてファイナリストを選出し、4月のニューヨーク国際オートショー開催期間中に行なわれる授賞式で各部門の受賞が発表されるものだ。 2025年のワールド・エレクトリック・ビークルをインスター(韓国での車名はキャスパー・エレクトリック)が受賞したことで、ヒョンデとしては2022年のアイオニック 5、2023年のアイオニック 6、そして昨年のアイオニック 5 Nと、4年連続でワールド・カー・アワードの何かしらの部門でトップの座に就いたことになる。 インスターが2025年のワールド・エレクトリック・ビークルを受賞した理由は、EV部門における類稀なる価値が評価されただけでなく、ヒョンデのEV技術と持続可能性の推進に対する検診が認められたものだとヒョンデは発表している。 今回の受賞にあたり、ヒョンデのホセ・ムニョスCEOは、「インスターは、発売当初からお客さまから高い評価をいただいておりましたが、権威あるワールド・カー・アワードの審査員である自動車の専門家の皆さまからも同様の評価をいただいたことを、たいへん喜ばしく思います。魅力的なデザイン、長い航続距離、心地よい走行特性、直感的な操作のインフォテインメント、そしてお客さまからの評価も高いテクノロジー等の組み合わせは、皆様に卓越した価値を提供したいという当社の姿勢を表しています。当社のグローバルな製品ラインが商業的にも批評的にも成功している理由は、世界中で最高のクルマを提供している当社のバリューチェーン全体で努力を続ける従業員によるものです。この大きな業界へ多大な貢献をしてくださる審査員の皆様に感謝いたします」とコメント。 世界的な評価が高いことを改めて示した形の今回の受賞。インスターはその出来の良さに加え、日本国内では税込み284万9000円からという魅力的な価格設定も武器となる。日本メーカーでは、日産サクラと三菱ekクロスEVの軽EVコンビを除くと、実質的なライバルが不在の国内コンパクトEV市場。このヒョンデ・インスターがブルーオーシャンともいえるその市場を牛耳るのではないかという不安と予想が、いよいよ現実味を帯びてきそうだ。

TAG: #インスター #ヒョンデ #ワールド・カー・アワード
TEXT:TET 編集部
ヒョンデの無双っぷりがハンパない! 今度はアイオニック5 Nがワールドパフォーマンスカーアワードを受賞

3年間で3台が計7つのメジャータイトルを獲得 2024年3月27日、ニューヨーク国際オートショーの授賞式において、ヒョンデはハイパフォーマンス電気自動車(EV)である「IONIQ 5 N(アイオニック5 N)」が、2024年のワールド・パフォーマンス・カーを受賞したと発表した。これでNモデルを含むアイオニック5シリーズ全体で、過去3年間で4度目のメジャーなワールド・カー・アワードでの受賞を果たしたと同時に、ヒョンデの連続受賞記録を塗り替えた。 今回の受賞にあたり、Hyundai Motor Company社長兼最高経営責任者(CEO)の張在勳(チャン・ジェフン)は次のようにコメントしています。 「当社のアイオニック5 Nが名誉あるワールド・パフォーマンス・カー・アワードを受賞したことを嬉しく光栄に思います。今回の受賞は、電気自動車の性能とイノベーションの限界を押し広げることにヒョンデが真摯に取り組んでいる証です。この3年間のワールド・カー・アワードにおいて、合計7回の受賞という形で私たちの努力が認められたのは、本当に喜ばしいことです。これからも連続受賞記録を伸ばしていけるよう、世界のEV業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしたいと考えています」 このコメントで語られている通り、近年のヒョンデは目覚ましい勢いで評価を高めており、2022年にクロスオーバーSUV風のアイオニック5が、続く2023年にもヒョンデのBEVモデルでは唯一のセダンタイプであるアイオニック6が「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」、「ワールド・エレクトリック・ビークル」、「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」の3冠受賞を達成している。それに加えて2024ワールド・パフォーマンス・カー・アワードをアイオニック5 Nが受賞したことで、3年で計7回の受賞となるわけである。 もはや打席に入れば必ずヒットを打つ猛打者のようなヒョンデであるが、ましてやその受賞車両すべてがEVなのだから見事というほかない。 「Nチームを代表して、権威あるワールド・カー・アワードの審査員の皆さまからこれまでの努力をこのように評価していただいたことを大変嬉しく思います。この輝かしい賞は、ハイパフォーマンスカーの素晴らしさをご存知のお客様のものです。そして今後もエキサイティングで刺激的なクルマを提供し続けることを誓います。高性能電動自動車の新時代をリードできることを大変嬉しく思うとともに、スマートモビリティのためのエンジニアリングの可能性の限界に挑戦し続けます」とは、Hyundai Motor Company社長兼グローバル最高執行責任者(COO)のJosé Muñoz(ホセ・ムニョス)の言葉だ。 2023年7月にヒョンデ Nブランド初のEVとして発表されたアイオニック5 Nは、新たなテクノロジーとレーストラックでの卓越した能力によって、ドライバーファーストの高性能EVという新しいセグメントを象徴しており、Nブランドの電動化戦略の第一歩を示すものだ。アイオニック5が採用しているE-GMPプラットフォームにモータースポーツで培われたブランドのテクノロジーを組み合わせ、電動化「ローリング・ラボ」で得たブランドの専門知識を活用することで、このEVの高性能を最大限に引き出している。 アイオニック5 Nは、「画期的」「ゲームチェンジャー」「高性能EVのベンチマーク」として海外メディアで広く賞賛されている。2023年には、イギリスの『Top Gear』でカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、ドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェにおいて『Sport Auto』誌により電動SUVの最速ラップタイムが認定されている。 Hyundai Motor CompanyのNブランド・モータースポーツ事業部責任者で常務のティル・ヴァーテンベルグは、「私たちが受けた称賛と評価は、革新的でドライバーファーストの電気自動車を提供するという当社のコミットメントの証です。アイオニック5 Nにより、私たちはパフォーマンスカーの定義を変えるだけでなく、電気自動車を運転することの楽しさがもたらす未来を形作っているのです」と胸を張る。 向かうところ敵なし状態のヒョンデ。この勢いに待ったをかける次なるゲームチェンジャーはいつ現れるのだろうか。ライバルメーカーの発奮にも期待したい。

TAG: #IONIQ 5 N #ヒョンデ #ワールド・カー・アワード
TEXT:TET 編集部
BYD SEAL & DOLPHINが「ワールド・カー・アワード2024」でトップ3にノミネート!

デザインや先端技術、安全機能が評価された 2024年2月26日、ジュネーブモーターショーにおいて、ワールド・カー・アワード2024のファイナリストが発表された。そして、BYD SEALとBYD DOLPHINがそれぞれ「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」と「ワールドアーバンカー」カテゴリーでトップ3入りを果たした。 「ワールド・カー・アワード」は「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」、「北米カー・オブ・ザ・イヤー」と並んで世界トップ3の自動車賞のひとつとして注目を集め、「自動車界のオスカー」とも呼ばれている。 BYDは新エネルギー車のパイオニアとして2023年に新エネルギー車販売で300万台を超える売上を記録し、2年連続で世界販売台数トップの座を維持。これにより、世界の自動車ブランドトップ10に名を連ねる中国の自動車メーカーとしての地位を確立した。 BYDの新エネルギー車は現在6大陸70以上の国と地域、400以上の都市で展開しており、2023年にはタイ、シンガポール、コロンビア、ブラジルなど多くの国際市場で新エネルギー車業界をリードしている。 SEALとDOLPHINは革新的なデザイン、最先端技術、優れた安全機能で注目を集め、29カ国の100名を超える自動車メディア専門家から高い評価を受けた。両モデルは2023年にEuro NCAPとANCAPのテストで最高評価の5つ星を獲得し、SEALは「2024年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」の最終候補にも選出されている。 ワールド・カー・アワードのミッションである「自動車分野での継続的なイノベーションを促進する」という理念に沿い、BYDは技術革新を通じて包括的なゼロエミッションソリューションの構築に注力。持続可能な発展を促進することで、新エネルギー車業界の成長を牽引していく。また「地球の温度を1℃下げる」というビジョンのもと環境に優しい低炭素の変革を推進し、今後も自動車業界の進化に貢献していく方針だ。

TAG: #ワールド・カー・アワード #中国

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