ニュース
share:

量産モーターサイクルでは世界初採用! ストロングハイブリッド搭載 で後退もできるカワサキ「Ninja 7 Hybrid」


TEXT:TET 編集部 PHOTO:カワサキモータースジャパン
TAG:

NINJAはさまざまな動力源が選択できるスポーツバイクになった

トランスミッションは電子制御式マニュアルシフトセレクタ付き6速オートマチックを採用している。走行モードや状況により最適なギヤ段数をスムーズに選択してくれるから、ライダーはスロットル操作に集中することができる。SPORT-HYBRIDモードではスポーツライディングを楽しめるようにマニュアルでのシフト操作となる一方、EVモードでは燃費性能を優先してハイブリッド効率を最大化するため、オートマチックのみでの変速制御となる。

Kwasaki Ninja 7 Hybrid 左手元の6速オートマチックシフトセレクタ

なお、中間モードにあたるECO-HYBRIDでは、ハンドルの左に設置されたスイッチ操作により、マニュアルとオートマチックのいずれかを選択することができる。

ハンドリングはカワサキのスポーツモデルらしい走りを表現するために、エンジンやモーター、大容量バッテリーにスタータージェネレーターなどのレイアウトを吟味して、軽量なトレリスフレームに搭載することで実現したという。

Kawasaki Ninja 7 Hybrid フレーム

デザインはカワサキを代表するスポーティなNinjaらしいスタイリングと、世界初のストロングハイブリッド・モーターサイクルに相応しいクリーンなイメージを反映している。加えてカウルには「HEV Ninja」、モーターカバーにはHybridロゴがあしらわれ、特別な1台であることを示している。

運転環境としては、スポーツ走行とリラックスしたクルージングを両立するライディングポジションを採用。スマートフォン接続機能を備える4.3インチのフルカラーデジタルTFTインストゥルメント、直感的なスイッチレイアウトなど、ライダー本位のインターフェースが盛り込まれている。

Kawasaki Ninja 7 Hybridの4.3インチTFTパネル スポーツハイブリッドモードのエコブースト機能作動時の表示

Ninja 7 ハイブリッドにはABSとETC2.0車載器キットが標準装着され、色はメタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーンのコンビネーションが設定された。販売はカワサキプラザのみで、税込みのメーカー希望小売価格は184万8000円。発売は2024年6月15日からを予定している。

量産車世界初のストロングハイブリッドを搭載したカワサキのNinja 7 ハイブリッド。すでにNinjaシリーズとしては、BEVバイクのNINJA e-1も発売していることから、これを機にさまざまな動力源が選択できる唯一無二のスポーツバイクシリーズに発展したと言っても言い過ぎではないだろう。

カワサキは水素に対する取り組みも積極的に進めており、次世代モビリティのリーディングカンパニーとして、今後の活躍に期待したい。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
more
コラム
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択